Roco 79267 1116 225-4 ÖBB “Taurus “ für AC ...?
セールでお安くなっていたので買っちゃいました。RocoのRailjet用タウルスです。オリジナルのrailjetカラーも良いですが、こちらもなかなかどうしてカッコいい。
お店のストック品を買った様なものなので、すでに購入済みの方はたくさんいらっしゃると思いますので、外観・サウンド等ファンクションといったことは省略します。もとい、三線機としてネタの宝庫だったで、記載する気が吹っ飛びました…
色々調べていて、railjet客車に接続できる4極の導電カプラーがついており、どうも機関車内にシュー切り替えのリレーがあるんじゃないか…?(RocoHPで調べた限りではマニュアルには一切記載がないですが)ということで、購入してみましたが、ビンゴです!やったね。推進運転で信号・ブレーキモジュールが使えます。方式はICE3 VelaroDと同じで、リレー横のDIPスイッチ2つをON 側に切り替えるだけです。機関車だけで使用する場合を考えると、ここは妥当ですね。(ICEでは絶対にいらないけど)
ただ、良かったのはここまでで、この後は(Rocoお馴染みの)苦労の連続でした…大きく分けて以下2つ。一応うちのレイアウトでの自動運転という意味では問題は解決をしています。
メルクリンの在線検知で一番お手軽、かつ、三線式の特権と言えるのが、線路を絶縁する方式。特定の区間の線路2本を互いに絶縁しておき、車輪が当該区間に差し掛かると、線路2本が車輪を通して繋がることで、S88で検知できる、というものです(下図)。コンタクトレールと呼ばれており、専用の線路もラインナップがありますが、Cトラックの小改造で作れる(メルクリンも公式で紹介している)ということもあり、広く使われています。
この方式を使うために大事なのは、車輪が絶縁されて「いない」こと。なのに、こいつは絶縁されています…まさかと思って、絶縁が確認されたときは唖然としました。
絶縁車輪は、コンタクトレールとの繋ぎ目において、断続的にS88を反応させる(四軸なので最大4回)ので、このままでは誤検知のオンパレードで走らせられません。
本機、AC専用機だと思っていたら、実はDC機にシューをつけただけのお手軽AC機だったのです…
Rocoの技術陣の中に(一応)ちゃんと考えていた人がいたらしく、テスターで色々漁っていたら、回路基盤に3Lと書かれた意味深な接点にぶち当たりました。この2つを、はんだなりジャンパ線なりで繋いで短絡しておけば、全四軸が通電するようになります。2Lと書かれた接点もあるから、この基盤はほぼ間違いなく使いまわしてるな…
どうせなら最初から短絡しておいてほしかったなぁ…忘れていたのか(だとしたら品質管理上問題あり)、需要ないからわざとやっていないのかはわかりませんが、説明書にも記載はなく、裏メニュー化しているのがまたいやらしい。
シュー左側が、車体側の部品に引っかかって干渉しています。この状態は、「シューが縮んでいる」かつ、「前後方向にある一定以上傾いた状態にある」時に発生します。
実際に走らせる場合、そんな場面ある??と言われるかもしれませんが、ありました。
分岐器のセンターレールは、下図の様に盛り上がっています。これは、線路とセンターレールがシューを介してショートするのを防ぐため、シューを上方に逃すための工夫です。
この盛り上がったセンターレールを通過する時、シューは「縮む」わけです。さらに、ここに「傾斜」が加わると、無事、干渉する条件が揃ってしまうわけです…orz
で、これ、分岐器で脱線しそうになります。瞬間的にショートしたりもして、いつ壊れても不思議じゃないです。
少なくとも、試作時にまじめに走行テストしてないのはバレバレですね。
幸いにして、干渉する部品は簡単に取り外し可能な小さいものです。なのでとっちゃいました。床下パーツだから、走っていたら見えないですし、つけようと思ったらいつでもつけられますし。(きっとそんな場面は来ないでしょうけど…)
恒久対策としては、シューをちゃんと車軸センター寄りのものにすることですが、Rocoの純正品であるのかしら…面倒なのでこれ以上やるつもりはありません。
以上のトラブルからわかるように、また、過去のICE3 VelaroD の導入時にも学んだように、メルクリン以外の三線機というのは、なかなかな地雷含みであることが身に染みてわかってきました。もうトラブル数が段違いです。
特に感じるのは、二線機がメインのメーカーが出している三線用機関車というのは、根強いシェアを持つメルクリンユーザにも製品を売ることを優先して、色々無理をして出しているものだということです。
ただでさえ生産数が少ない鉄道模型にあって、アナログ・デジタル2線・デジタル3線と作り分けるのはコストが嵩みます。なので、これを最小化すべく、回路基盤や部品を極限まで共通化してコストカットしているのではないでしょうか。少なくとも今まで触ったRoco製品からは、その意志を明確に感じられました。そして、二線式ベースであるため、メルクリンシステム上で走らせるには中途半端/不適切なものになっていると思われます。
これをメルクリンと同等に走らせようとすると、一定以上の知識と手間、場合によってはツールが必要になります。下手すると、買って線路に乗せ通電させた瞬間、デコーダを焼いてしまう可能性さえも秘めている。正直万人向けには全くオススメできない。
ヤフオク等で、メルクリン以外の三線機が比較的キレイな状態なのによく売りに出されているのも、こうした事情があるのかもしれません。
でも、我が家では無事走らせられるようになったので、これからガンガン走らせます()
そういえば、RocoのICE-TD楽しみだなー ←懲りてない
R2のポイント(24611、24612)でS時走行状態になった時に脱線するという噂を聞いています。事実なら、スターターセットになるくらいよく見るレイアウトパターンなので、致命的です。タイミングがあれば、検証してみようと思います。
我が家ではフルスケール客車を走らせる可能性を見越して、レイアウトの最外線2線(最小半径はメルクリンR2≒RocoR3)は、S字を作らないよう配置しているため、特に問題にはなりませんでした。
こうした事情があってか、RocoのHPでは、客車については最小通過半径が書かれていません。うーん、セコい。
この記事に限りませんが、もし読んで(そもそも読まれているかも不明ですが)「やってみようかな」という人は、当然ですが自己責任でお願いします。