今日のおはジャズ「The Kid From Denver」Paul Quinichette '56
これは、ほぼほぼビッグバンド・ジャズです。ベイシー・オーケストラがお好きな方には特にオススメ。tp×3、tb、bsにクイニシェットという変則編成だけど、ブラスセクションが鳴る鳴る!そこに、レスターみたく割って入ってソロを取って行くクイニシェットがカッコいい。メンツは、ベイシーそっくりさんのナット・ピアースを除けば新旧ベイシー楽団員だとか。サド・ジョーンズも居ます。それぞれのソロも聴けます。
クイニシェットは本家レスター同様、当時の新進気鋭の若いバッパー達ともセッションを沢山残してます。そういうのも面白いですが、やはりここで本領発揮してます。
一曲の中でダイナミクスを大きく変化させ、囁く様に優しく高音を吹いたと思ったら、急に低音で雄々しく野太い音を聴かせる。表現力も豊かで、特にレスターが得意としたベント(アート・ペッパーもこの辺強く影響を受けてる)はクリソツ!こういうのがレスターが言ってた曲中の「ストーリー」だと思います。
昨今、海外でも一本調子でデカい音でひたすら速いパッセージを吹き続けるサックスが殆どで、こういうプレイヤー探すのが大変なので、つい古いレコードに逃げてしまうのですが、こういうプレイヤーは世の中に必要だと思うのです。需要は少ないでしょうけど(苦笑)
このレコードはファンハウスの国内盤。デジタル処理されてるんでしょうけど、大変良い音です。しかもCDよりお安く、良い買い物でした。ただ、ホーン・メインなので、ちとリズムセクションが遠く、ピアノが特に弱い。フレディ・グリーン好きの私ゃギターももうちとクリアに録音してくれてたら嬉しかったかな。













