2025年7月3日/東学とハンサルリム(No.2481)
1989年は記念碑的な年である。なぜならば、この地に「共産党宣言」に匹敵する本が出たからだ。「ハンサルリム宣言」がそれだが、この本はこう宣言する。
第一に、人はものとともにみな同様に慎み敬うべきハヌル(天道教の宇宙の本体)である。
第二に、人は自分の中にハヌルを持っている。
第三に、人は当然ハヌルを育てなければならない。
第四に、「一杯の飯」は宇宙の実であり、自然の乳である。
第五に、人はハヌルを成さなければならない。
……
人すなわち天、三敬、養天、飯は天、体天などの東学のメッセージだ。だから「東学に狂った人」として知られた歴史学者朴孟洙はこう言う。
「ハンサルリムは東学の現代的な解釈だ」
ハンサルリム宣言が出てしばらくしてからのことだ。張壹淳に聞いたと言う。この宣言を読んだ一人の神父か牧師かが、張壹淳を訪ねてきて言った。
「ハンサルリムは宗教を夢見ているのか? 宣言文に東学のにおいがぷんぷんする。」
張壹淳はこの言葉を聞いて真顔になって言った。
「そうだ。ハンサルリムは東学精神を引き継いでいる。でもそれがどうして問題なのか? 東学ほど、東学の先輩方ほどこの国のこの地に献身した方々はいないではないか。そしてその方々ほど我々民族が進むべき道を正しく教えてくれる方はいないではないか。」














