“知識人の死は、ひとつの図書館が失われることなのかもしれない。 山田五郎さんの訃報に接して思い出したのは、大瀧詠一さんが亡くなった時のことだ。 博覧強記の人がこの世を去るたび、「その頭の中にあった知識を、もっと残してほしかった」といつも勝手なことを思ってしまう。 山田さんには素晴らしいYouTubeというアーカイブがある。だから、その知識や語りにこれからも触れることはできる。 それでも、あれほどの知識人が本当に持っていたものは、映像や本として残った以上に、まだはるかに膨大だったはずだ。そのすべてが本人とともに失われてしまうことに、寂しさを覚える。 大瀧詠一さんについても同じ思いがある。日本のポップス、とりわけ戦後音楽史について、その頭の中には体系化されていない膨大な知識が蓄えられていたはずだ。もっと聞きたかったし、もっと書き残してほしかった。 優れた知識人の死は、一人の人間を失うだけではない。一つの巨大な図書館が、静かに閉館してしまうことなのだと思う。 ラジオやテレビ、雑誌などに残されたインタビューや対談、出演記録があるのなら、こういう機会にこそ広く公開してほしいと思う。もちろん権利などさまざまな問題があるのだろう。それでも、貴重な知識や言葉が誰の目にも触れないまま埋もれてしまうより、後世へ受け継がれていく方がいいんちゃうかなぁ”
— XユーザーのTomo Kinoshitaさん


















