クラーク内藤<short interview>
公開日時を見たら、もう4年も前なのか。 なんだろう。HIHIWOOPEだったろうか。誰かのTWITTERだったろうか。 このPVを見てからずっと実は彼のことに注目していた。 ちょうどそのころ出ていたのがwilly moonで(どこいったのあのひと)、 それを日本でやれそうな人は、この人しかいないと思っていた。 紹介しよう。ロックンロールをサンプリングする男、クラーク内藤。
―音楽を作り出したきっかけを教えて下さい。
10代の頃にロックンロールが好きになり、これをずっとやろうと思った事がきっかけです。 90年代はTHE WHO、Johnny Thunders、THE SONICS、Iggy Pop & The Stooges、その他の無名なガレージパンクのコンピなど、比較的オーセンティックなロックンロールに影響を受けたバンドが多くメインストリームにいて、そういう音楽が紹介される事が多かったんですね。 そういった音楽に影響を受けつつ、それらと全く同じような音楽をやっていいのか?と考えたりもしつつ、幸か不幸かバンドを組もうにも全然うまくいかなかったので、1人で始める事になりました。
―ゴルジェ・ロック、なかなか結び付き辛そうな2つの間にいるクラーク内藤さんですが、この2つに共通点があるとしたらなんでしょうか?
歪んだ音色の迫力、BPMが固定されていないジャンルである事、レア・グルーヴ的視点などじゃないでしょうか。 そもそも僕は「巷のリズムを主体としたポップミュージックは全てロックンロール目線で捉える事ができるはずだ」と思って普段から音楽をきいています。 ゴルジェは上記の理由から「初対面の旧友」に会ったような気持ちで、最初から違和感なく、かつフレッシュに接する事ができました。
―「終わってる歌」は発表当時聞かせてもらいました。時間がたって、あのEPの中で一番気に入ってる曲はありますか?
今でもライブでやる曲がほとんどで、どれが一番というのはちょっとわからないですね。
―以下のアーティストについて簡単な見解を教えてくれれば幸いです。
willy moon
3~4年ぐらいリーゼントにスーツ姿でライブをやっていたのですが、音楽をきいてもらえないような気分になりやめたんですね。そしたら、やめた途端この人が出てきて「似てる」とか言われて「あーもうちょい続けておけばよかったのかもなー」とちょっと思いました。 「古い音楽に影響を受けつつもアップデートしてアウトプットする」という点では僕と似てるんですが、インプットしてきたものもアウトプットの仕方もすこーしずつ違ってまして、そういう人ってなかなか大好きににはなりにくいんですよね。「気持ちはわかる」で止まってしまうというか。「気持ちはわかる」から悪く言うつもりはないんですけれども。こういう1人で独自の路線を行く人は増えてほしいです。
Death Grips
大好きです。「とりあえずヤバけりゃいい」みたいな音で、なおかつポップで、下品にもならず。僕と同じくLink Wrayをサンプリングしてるという事も嬉しかったんですが、そんな事が二の次になるくらい他の曲も好きです。「Beware」とか。Death GripsとSleaford Modsがここ数年で一番カッコイイロックンロールだと思ってます。
young fathers
初めて知りました。好きな曲もあるかもしれないのでもう少しきいてみます。
HMLTD
久しぶりに仰々しくてグロテスクな人達が出てきてくれたな、と思ってきいてるとホッとします。最近はうるさすぎない綺麗な音楽、もしくは整理されてる音楽が多いような気がしていたので、こういう「全部乗せ」みたいな音楽も同じぐらい増えて欲しいです。
The Lemon Twigs
これも初めて知りました。何曲かきいてみたんですが、こういうモロ70年代っぽい音楽とかってこの人達みたいに若いからフレッシュにできる、っていうのがあると思うんですよね。30代以上の人がやっても面白くないだろうなと思って、ちょっと羨ましいです。グラムロックみたいな髪型してますね。そう言えばplayboi cartiがパンクスの恰好をしているのも気になります。あとKodie Shane最高。
【クラーク内藤】
ガレージパンクを中心とした50~70年代の音楽に影響を受けながら、新しい方法で特殊ロックンロールを開発する。 2014年bandcampにて「終わってる歌 をリリース。 2015年日本のGORGE専門レーベルGORGE.INより「Pebbles From The Grave 」リリース。また、同年「どうでもいい」7インチをリリース。




















