These Vagabond Shoes
ライヘンバッハ後。ニューヨークにやってきたシャーロックは、マイクロフトから、モリアーティの組織とマフィアの関係がわかるまで、行動を起こさないように言われます。マイクロフトの調査の結果を待つ間、シャーロックは昼夜、ニューヨークの街を歩き回って過ごします。そんな時、たまたまモリーが学会でニューヨークに来ることを知り、シャーロックはモリーをセントラルパークに呼び出します。
このお話がユニークだと思った理由の一つは、シャーロックとモリーの関係がとても自然なところ。セントラルパークでシャーロックを見つけたモリーは駆け寄って、彼をハグします。シャーロックは、人混みではぐれないように、モリーと手をつないだり、混んだ地下鉄の中で、モリーが倒れないように彼女の体を支えたりします。そして、モリーが口ごもることも、シャーロックがモリーを黙らせようとすることもなく、二人は普通に会話をします。とても新鮮な感じがしました。
シャーロックが生きていることはモリーとマイクロフト以外、誰も知らないはずなのに、シャーロックのもとに謎の依頼人から手紙が届くというミステリーの要素も、このお話にはあります。まだ完結していないので、これからどうなるかわかりませんが、ここまでのところ、無理のないプロットで、謎解きも楽しめます。
著者のdietplainliteさんは、ニューヨークは自分の故郷ではないけれど、訪れた瞬間に家に帰ったような感じがするところと書いています。彼女が持っているニューヨークについての知識が、このお話のディテールに反映されていて、物語に厚みを与えています。
These Vagabond Shoes












