息子のいない世界線を考えてみると、私はきっと今も東京で果てしなく高い理想を求めながらイライラして仕事して疲れ果てて、自分のことを何も理解せずに。
子どもは?家は?これからの将来設計は?って、先の見えない不安を常に抱えながら生きていたんだろうな。
キラキラインフルエンサーに自分を投影して、「好きなことして自分らしく生きよう!」みたいな100均のセロテープみたいな薄くて安っぽい言葉を鵜呑みにして。蓋を開けたら独身子なしの友人と飲んだり出かけたりするだけ。
仕事だけじゃない、友達だけじゃない、高い理想だけじゃない、東京だけじゃない、自己実現だけじゃない。
そういう世界に連れてきてくれた息子には感謝してもしきれない。
抱っこで落ち着いてくれる時に感じる気持ちは、世界一周をしても、華々しい役職を手に入れても、ジュエリーをたくさん買っても、クライアントに感謝されても手に入らないもの。
それでも隣の芝生は青く見えるけれど、息子のいる世界に来ることができて私は人生で本当に幸せな日々に足を入れてるんだなと思う。














