なぜ迷信なのか? 相撲取りは2食以外にも間食でお菓子を食べたり酒を飲んだりと1日に何度も飲食しており、実質1日2食とはいえません。彼らが太っているのは意図的に”超オーバーカロリー”な生活を送っているからであって、1日2食のせいでないことは誰が考えても分かることです。 実際、「1日3食食べないと太る」にはちゃんとした科学的エビデンスがありません。たしかに「1日3食食べないと太る」という研究結果はあるのですが、その論文の中身を読んでみると研究のやり方に問題があることが分かります。研究期間が1週間や1か月以内などのごく短い期間であったり、被験体の数がやたら少なかったり、被験体の1日の摂取カロリーを全く管理していなかったりと、イマイチ信用できないのです。 逆に「総摂取カロリーが同じなら食事回数は肥満と関係ない」という研究結果の方が、管理がしっかり行き届いていて信用できます。 1つだけ例をあげてみると、1日の炭水化物摂取の時間を意図的に偏らせたら肥満にどういう影響をあたえるのか、という研究があります。(Greater weight loss and hormonal changes after 6 months diet with carbohydrates eaten mostly at dinner) 中身を簡単に説明すると、78人の警察官(BMI30以上の肥満の人たち)を被験体として6か月間調査したもので、炭水化物を1日3食均等に食べるグループと、夕食時に1日の大半の炭水化物を食べるグループに分けて管理しました。1日の摂取カロリーは両グループとも同じです。その結果、両グループ共に体重が減りましたが、夕飯に大半の炭水化物を食べたグループの方が体重・体脂肪の減りが大きく、満腹感もより感じていました。これは少なくとも「1日3食バランスよく」がダイエットに特に意味がないことを示しています。 この研究は78人という被験体の数の多さ、6か月という長期間、そして被験体が全員警察官で生活活動強度(生活の中での運動量)も大差ないであろうことから、信頼できる研究結果として世界中の有識者たちから評価されています。大切なのはあくまで「カロリー収支と栄養バランス」 「1日3食食べないと太る」「朝食を抜くと太る」という強迫観念に悩む必要はありません。人間の体脂肪の増減は、消費カロリーと摂取カロリーのバランスで大体決まります。【消費カロリー > 摂取カロリー】・・・痩せる【消費カロリー = 摂取カロリー】・・・変わらない【消費カロリー < 摂取カロリー】・・・太る 先の相撲取りの話でも触れたように、1日3食だろうが2食だろうが1食だろうが、オーバーカロリー(消費カロリー < 摂取カロリー)なら太るし、アンダーカロリー(消費カロリー > 摂取カロリー)なら痩せる。これが大原則です。 もちろんタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルのバランスが崩れると、代謝が落ちて太りやすく(痩せにくく)なったり病気を誘発したりと色々な不都合が起きますので、そこは気をつけなくてはいけません。
「1日3食食べないと太る」という宗教をやめよう-ダイエットの嘘 (via edieelee)


















