【オーディオ】アキュフェーズ✕FOSTEXのデモセットを、隠れた裏技で「完全覚醒」させるロードマップ。
かつてショップのデモで一聴惚れし、現金一括で購入したお気に入りのハイエンド・システム。
CDP:Accuphase DP-500
AMP:Accuphase E-350(AAVAボリューム搭載)
SP:FOSTEX G1300(純マグネシウム・ツイーター)
SW:BOSE SW-4(クロス:50Hz / ボリューム12時 / PRE OUT接続)
FOSTEXのハイスピードな純マグネシウム高域を、アキュフェーズの完璧なSN比で鳴らす贅沢な2.1chバイワイヤリング・システム。今まではアンプのボリューム「9時付近」で大人しく聴いていたが、機器の設計思想を逆手に取ることで、部屋の音量を爆音にすることなく、アンプのポテンシャルを極限まで開放するセッティングに辿り着いた。
ターゲットは、所有する Mobile Fidelity(MoFi)やAudio Fidelityなどの高音質ゴールドCD、そして70年代のアナログマスター盤 だ。
💿 実験①:CD再生は「-9dB ✕ 11時」の黄金バランス
MoFiなどの高音質盤が持つ広大なダイナミックレンジを、アンプの最も美味しい領域でドライブする。
DP-500の出力をリモコンで【-9dB】に絞る (デジタルのビット落ちによる解像度低下を起こさない、絶妙な安全圏)
アンプ(E-350)のボリュームを【11時〜12時】まで引き上げる
アキュフェーズ自慢のAAVA回路が、最もリニアかつ低歪みで駆動を始める「美味しい領域」を開放。アンプの制動力(ダンピングファクター)が激変し、G1300のウーファーを完璧にグリップ。50Hz以下を受け持つBOSE SW-4との繋がりが完全にシンクロし、低音のモタつきが一掃された超ハイスピードな音響空間が出現する。
🎸 実験②:アナログ再生は、禁断の「ATT ON ✕ 2時」開放
アナログ足回り:DENON DP-1300MKII ✕ フェーズテック P-3G(4Ω) ✕ トランス TR-MC1SE
低インピーダンスの銘機P-3Gに対し、TR-MC1SEトランスがHigh設定でも「21.5倍」と強力に昇圧しすぎるため、アンプの手前で電気が大渋滞を起こし、ボリュームが回せないハイゲイン状態になっていた課題へのカウンター。
アンプ(E-350)のフロントパネルにある【ATT(アッテネーター)】をONにする
アンプのボリュームノブを、一気に【2時】の位置まで回す
「2時まで回してアンプは大丈夫なのか?」と思うが、AAVA回路はノブをいくら回してもノイズが一切増えない特殊設計。手前で信号を間引いているため、アンプやスピーカーへの過負荷もゼロ。 ブレーキ(減衰)がほぼ完全に解き放たれた「完全開放エリア」をアナログの濃密な電気が一気に駆け抜けるため、音が驚くほどスピーカーの箱から離れる。70年代マスターの図太いキックドラムやベースが「遅れのない弾丸」となって胸に突き刺さる。
🎛 スピーカー背面アッテネーターはあえて【-2】へ
アンプを11時〜2時まで開放したことで、G1300の純マグネシウム・ツイーターからは爆発的な情報量が放たれる。 ここで、背面のつまみを「NORM.」からあえて【-2】へと絞り込む。
高域の「キツさ・尖り」が完全に消え去り、MoFiのゴールドCDや70年代アナログ盤が持つ、シルキーで滑らかな質感だけが極上に引き立つ。下(50HzのSW-4)から上まで、エネルギーの繋がりが完璧に整った「ピラミッド型の安定した70年代ハイエンド・サウンド」の完成だ。
「上流で音の蛇口を少し絞り、下流(アンプ)の馬力をグッと上げてあげる」。 同じスピーカー、同じ音量なのに、コンポーネントの駆動領域を変えるだけで、音楽の密度もキレも全くの別次元へ化ける。オーディオ黄金期の思想と現代の技術が、40〜50年前のマスターテープの熱量を部屋に完璧に蘇らせてくれる。















