20190622 SIL 6th Anniv. Report
4月半ばに自分が東京に戻って来て、DJなど音楽の活動ではうまくいくことも思ったようにいかないこともそれなりに多く、消化しきれない部分もあった。でも自分にはSILを続けていかなくちゃいけない理由がある。辞める理由は沢山あっても、続けていく一つの理由があれば自分には充分だから。
遅くなってしまったけど、振り返る。
6月のSchool In London6周年パーティー。
6周年、本当に良いパーティーだった。
遊びに来てくださった皆さん本当にありがとうございました。
■ Waater
音源は以前から聴いていたけど、ライブを観るのは実は初めてだった。爆音だった。
School In London6周年のエンジンを踏んでくれた。
熱いコーヒーを一口ずつ飲むように徐々に身体を揺らしながらライブを楽しむフロアのお客さんが印象的だった
。
そこにはシューゲ特有の朧げな音像も胸を締め付ける激しいノイズもあった。しかし、Waaterの魅力はそれを備えつつもどこかおチャラけた雰囲気で、全体的にポップな印象の中でオーディエンスを惹きつけるところがある。
早い時間帯で自分自身少しソワソワしていたけど、彼らのライブを観て「ヨシっ」と気合いが入った。
■ NEHANN
NEAHANNのライブ。目撃した人は分かると思うけど完璧に伝説を作った。
まだ結成して間も無く、この日が結成してからおそらく4本目のライブだった。
Iceageの”Catch It”のカバーもしてたけど、まさにIceage直系のポストパンクバンドという感じで、ボーカルの端整なマスクもそれを助長させていたし、全てがIceageと同じ美しさを感じさせるバンドだった。ライブも相当気合が入っていて、このSILにオファーして本当に良かったと思った。
話を聞いてみると、NEHANNのギターの小田くんはSpincoaster Music Barで開催のSchool In Londonにも遊びに来てくれたことがあるらしく。
そうしたアンテナの高い若者がこんなにもカッコイイバンドを結成しているってのが個人的にも凄く嬉しかった。今後も応援し続ける。
■ Strip Joint
昨年はバンド名がCeremonyだったけど、Strip Jointに改名して5周年に引き続き2年連続の出演。
彼らの美学が昨年以上に深化された印象を受けた。
「東京のポストパンクはStrip Joint」と自分は今後言い続けるだろう。それを体現するクールさと知性と激しさ。きっと彼らは物事を凄く考えているし、彼らの美学を鋭利に貫き続ける。
混沌とした世の中でそれこそが正義であることは分かっていて、いずれ時代が証明する。
彼らは7/31に初の7inchをリリースし、そのリリースパーティーを8/12(月・祝)には下北沢のBasement BarとThreeで開催する。ラインナップがKlan Aileenなど、彼らの姿勢を表す素晴らしいラインナップになっている。是非チェックして欲しい。
■ ナカシマセイジ(Alffo Records)
自分が関西で過ごした2年半で最もお世話になったAlffo Recordsの店長、ナカシマセイジさん。
ナカシマさんは技術の人だ。DJは全てレコード。クリエイティブな展開。レコードをここまで自由に扱える人を知らない。フロアにいる全員が踊っていた。ナカシマさんを知らないお客さんから「このDJ凄いですね」と何度も言われた。
Rejjie Snowが掛かった瞬間の多幸感はこの日のハイライトかな。
技術の人と冒頭書いちゃったけど、技術だけじゃきっと作れないムードがある。良いレコード屋のオーナーは大体が毒舌だけど最終的には人格者。例外なくナカシマさんだってそう。人としての部分は信頼を生む。それに乗じた圧倒的な技術でお客さんは自然と躍る。凄い。
■ D.E.S.I.R.E.
1Fのラウンジフロアには群馬のD.E.S.I.R.E.(NKJ・ユカーン・HOPE)に今回はお願いした。
地方で頑張る彼らにオファーした理由。
今の時代はオンラインでどう頑張っているか離れていても伝わってくる。真摯に音楽に向き合い、音楽を愛する人たちの為に頑張っているその根底はSILも一緒。伝えたい音楽でコミュニケーションを取る。それは現場が証明するし、この日の1階のフロアは終始良い雰囲気で、周囲の評判も上々だった。
様々なパーティーが違う土地でも繋がることができる。今の時代っぽいよね。
打ち上げでD.E.S.I.R.E.と話しができて凄く刺激になった。
オンラインで見えている部分があるからこそ、少しでもブレてると感じれば、現場に行くまでもなく”違う”と思われるし、自分も思う。
厳しさでもあるし、希望でもある。
D.E.S.I.R.E.が主催しているパーティー、近いうちに絶対に行きたい。
■ School In London
当たり前だけどSchool In LondonのDJはSchool In Londonの思想そのものを体現している。リアルタイムの新しい音が中心。一方で、クラシカルな価値観をクロスオーバーの中でフレッシュな形で蘇らせる。「次の日レコ屋に行きたくなるパーティー」と自称しているけど、フレッシュな音楽と出会う楽しさをパーティーの中で表現している。
そういえば、遠藤さんが珍しく四つ打ちは封印していた。
途中、お手洗いに行きたいって言ってきて、自分が代わりにViagra Boysの”Sports”からDrengeの”Bonfire Of The City Boy”sを掛けて、帰って来た遠藤さんが何を掛けるのかな〜と思っていたらShameの”Tasteless”を掛けてて、これが本当に完璧な繋ぎで、やっぱりこの先輩凄えなあと改めて思えた瞬間だった。Iceageの”Broken Bone
”でNEHANNのLIVEアクトに渡していたのもかなりグッときた。
自分のDJ。最近はオープンの楽しさ。奥ゆかさに目覚めている。
本当に聴いてほしい新しい音楽を最大限の丁寧な形で繋いでいる。オープンは人がまばらだし、盛り上がることは無いんだけど、この時間の至福さはもっと多くの人に味わって欲しいなと思っている。
2回目のラストのDJはShame周りの新しいUKを中心としたセット。Fontaines.D.C.どんだけ好きなんだと言わんばかりに2曲も投入。Sports Teamの新曲”Here It Comes Again”にもしっかり付いて来てくれるフロアの反応が頼もしい。最後はもはや伝統芸能と化してきたBillie Eilishの”bad guy”
Gorillazの”Feel Good Inc.”で〆。Mitskiで大合唱にもってけなかった自分の反省も出たけど、良いDJだったと思う。
2FのセットリストはSILのTumblrにも記載【https://school-in-london.tumblr.com/tagged/setlist】してるけど、Spotifyでもまとめている。
普段聴くプレイリストとしても面白いと思うので、是非ともチェックしてみて。
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共演者のおかげで終わってみれば過去最高の集客数で会場はパンパンだった。
Baticaの店長の鈴木さんから「お客さんもだいぶ大人の飲み方になって来た」と言われた。これは裏を返せば、ドリンクの売上が低かったってことでもあったんだけど、鈴木店長は褒め言葉として言ってくれるし、自分もこの指摘が嬉しかった。アルコールに頼らずこれだけ良いパーティーができるんだと。
SILは7年目に突入した。
フジロックが非日常な音楽体験であるとするならば、School In Londonのパーティーは日常の延長線上にある音楽体験。でもフジロックに負けないくらいの至福なものでありたい。
音楽を好きな人が集まり、音楽でコミュニケーションを取り、楽しいと思ってもらえるようなパーティーをこれからも続けたい。
次回は8/24(土)@恵比寿Batica。夏SILです。
School In London
8/24(土)17:00-22:30 @恵比寿Batica
Adv ¥2500 / Door ¥3000
※料金は共に1D込
※学生証提示で¥500OFF
DJ: 村田タケル / 遠藤孝行(New Action!)
LIVE:
Jan flu
OAS(Acoustic Set)
THE PLANET WE CAN SEE
Guest DJ
KAOKERUZO(宝宝/The NavyRed)
1st Floor SIL Lounge
DJ: 『hell(o) 』(Si_Aerts / gori / yumoto)