7月のカレンダー撮影後記です。今月は、只見川第三橋梁に昇る天の川です。
ここ数年追いかけている鉄道星景シリーズの一枚です。2024年には、第一橋梁と天の川を組み合わせたカットを取り上げました。
この場所を列車が通過する時間帯に天の川が構図へ収まる日は、何か月も前からカレンダーに書き込んでいました。その時期が近づくと、毎日天気予報とにらめっこです。 快晴が期待できる日、まだ明るいうちに現地へ向かいます。本番の時間帯になると、現地は完全な暗闇に包まれ、山の稜線以外は橋梁も只見川もどこにあるのかわからなくなってしまうからです。日没前にカメラのセッティングと構図づくりを済ませます。 天文薄明が終わる頃、光害の少ないこの場所では、私の目にも夜空にはっきりと天の川が浮かび上がってきます。遠くから汽笛とレールのジョイント音が聞こえてくると、ヘッドライトに照らされて橋梁と川面、そして川霧が暗闇の中から少しずつ姿を現します。
気動車が鉄橋を渡る音が谷間に響き渡ったその後、再び谷は静寂と暗闇に包まれます。でもそこには残像となった只見川へ繋がるように、銀河が頭上で輝いていました。

















