30代になってからは身体の所々が健康から不健康へと変化していった。
特に僕は胃腸の調子が良くないらしい。
すぐに腹は壊すし、健康診断では悪玉菌ってやつが多いと注意された。
近所の、うちから徒歩2分程度のセブンイレブンに行くと僕はだいたい乳酸菌飲料を買うようにしている。
誰もが知っているヤクルトを基本的には買う。
基本的ってことは例外もあるんだけど、その際にはピルクルを買う。
つまり優先順位はヤクルト1番、ピルクル2番ということになる。
なぜヤクルトが1番なのかというと、それはレジェンドだからだ。
幼い頃から刷り込まれてきたヤクルト。
甘いもの好きな子供にとっては手放しで信仰対象となる存在だ。
僕はもう累計で1000本は飲んでいるんじゃなかろうか。
そういうわけで、乳酸菌飲料といえばヤクルトなのだ。乳酸菌飲料界の巨人のような存在。それがヤクルトなのだ。
更にすごいことに、ヤクルトにはグレードが上の商品が存在する。
それがヤクルト1000である。
元々、コンビニなんかでは売っていなかったレア商品だ。
では、どのようにして入手していたかというとヤクルトレディから直接購入するのである。
そういう特別で、選ばれたヤクルト1000が令和の時代にはコンビニで買えるようになったのだ。
当然同じように感じているヤクルトハンターは僕以外にもいるようで、ヤクルト1000が置いていない日もある。
そういう時、僕はピルクルを買うのだ。
ピルクルも充分美味しくて好きなのだが、レジェンドたるヤクルトを前にしては霞んでしまうのである。
従ってピルクルにとってヤクルトは巨大な敵である。己の売上を阻害する邪魔者なのだ。
乳酸菌飲料界の巨人ヤクルトと二番手のピルクル。
そう、近所のセブンイレブンでは毎日巨人戦及びヤクルト戦が繰り広げられている。















