ホンダ時代の同僚からこんな話を聞きました。そいつが入社1年目で初めてワイガヤに呼ばれたときのことです。周りは先輩ばかり、役員やマネジャークラスの“偉い”人もいる。そんな場に1年生で呼ばれて「君、一番いいクルマってどんなの」と聞かれた。 そいつは緊張のあまり舞い上がって、何と答えていいか分からないまま、「乗っていて女性にもてるクルマがいいと思います」と答えてしまった。「マズイ」と思ったそうです。そうしたら、みんなから「面白い」とか「それ、いいね」とかと褒められた。 彼はそれを「一生忘れない」と言うわけです。その時に、「不謹慎だ。クルマを何だと思っている」と言われたとしたら、彼の中で何かが終わってしまったでしょう。そういう受け答えは、人の一生に関わること。「不謹慎だ」と切り捨てる上役ばかりの企業からはイノベーションは絶対に生まれません。
日本のエアコンから前面のスリットはなぜ消えたか?:日経ビジネスオンライン















