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YONETOMI SILK KNIT TEE
シルクに強さを与えた。
触った瞬間に、仕入れを決めた。
正直、こういうシルクは初めてだった。
シルクと聞くと、柔らかくて上品なものを想像する。
それは間違っていない。
でも同時に、どこか繊細で気を使う素材というイメージもある。
このニットは違った。
滑らかだ。
光沢もある。
肌触りも素晴らしい。
でも、それだけじゃない。
しっかりしている。
頼りない感じがない。
柔らかいのに安心感がある。
展示会で触った瞬間、
「あ、これ仕入れるやつだ」
と思った。
後から知った。
その違和感には、ちゃんと理由があった。
まず、生地を作ってしまう
米冨繊維には、生地開発室がある。
年間を通して生地開発だけに取り組む専門部署だ。
ニットメーカーとしては珍しい存在だと思う。
新しい糸。
新しい編地。
新しい着心地。
既存の素材を選ぶのではなく、理想の着心地から逆算して素材そのものを作る。
今回のシルク天竺も、その発想から生まれている。
日本唯一のシルク紡績工場へ別注し、この生地のためだけに糸を開発。
さらに、それを極限まで度詰めで編み上げている。
正直、
「そこまでやる?」
と思った。
でも触ると分かる。
だから、そこまでやったんだなと。
シルクらしくないという褒め言葉
このニット最大の魅力は、生地にある。
もちろん滑らかだ。
もちろん上品だ。
でも一般的なシルクニットとは少し違う。
薄くて繊細。
そんなイメージがない。
むしろ安心感がある。
しっかりしている。
頼りない感じがない。
上品なのに気を使わない。
シルクなのに毎日着たくなる。
正直、こういうシルクは初めて触った。
シルクらしくない。
でも、それはこのニットにとって最高の褒め言葉だと思う。
涼しさは、あとから効いてくる
本当に快適な服は、着た瞬間よりも数時間後に違いが出る。
暑い日。
湿度の高い日。
汗ばむ午後。
そんな時こそ素材の差ははっきり現れる。
シルクはコットン以上に優れた吸湿性と放湿性を持ち、衣類の中を快適な状態に保ってくれる。
蒸れにくい。
肌にまとわりつきにくい。
そして驚くほど涼しい。
さらに、このニットは自宅での手洗いも可能。
高級素材だから気を使う。
そんな常識からも自由だ。
快適さは派手じゃない。
でも毎日着る服にとって、一番大切な機能かもしれない。
70年続く挑戦
1959年。
まだ「ニットは冬のもの」という時代に、米冨繊維は日本初となるサマーニットの開発に挑戦した。
涼しくて。
風通しが良くて。
さらに洗濯にも強い。
そんなニットを作れないか。
その挑戦は、日本中のニット産業に広がっていった。
面白いのは、70年近く経った今もやっていることが変わらないことだ。
より快適に。
より着やすく。
より日常に馴染むように。
生地開発室を持ち、新しい素材を研究し続ける姿勢にも、その精神が流れている気がする。
今回のシルクニットも、きっとその延長線上にある。
触った瞬間に決まった
シルク100%だから凄いのではない。
理想の着心地のために、生地そのものから作り上げたから凄い。
日本唯一のシルク紡績工場。
生地開発室。
度詰めのシルク天竺。
そんな話を知らなくても、このニットの良さは伝わると思う。
なぜなら僕自身がそうだったから。
最初に惹かれたのはスペックではない。
生地だった。
触った瞬間に決まった。
これを仕入れないという選択肢は、なかった。
MOUT RECON TAILOR
POLARTEC POWER DRY TACTICAL T-SHIRTS
MT-1908
機能を着るのではない。快適さを着る。
真夏の東京は、なかなか手強い。
アスファルトからの照り返し。
ビルの間にこもる熱気。
電車を降りて数分歩いただけで汗が出てくる。
そんな季節になると、服に求めるものも少し変わってくる。
格好良いだけじゃ足りない。
でも機能だけでもつまらない。
都市生活の中で本当に着たくなる服は、その間にある気がします。
MOUT RECON TAILORのPOLARTEC POWER DRY TACTICAL T-SHIRTSは、まさにそんな一枚です。
数字より先にあるもの
POLARTEC POWER DRY。
吸水速乾。
高通気。
高機能メッシュ。
スペックだけ見れば十分魅力的です。
でも、このTシャツを着ていて記憶に残るのは数字ではありません。
汗をかいても張り付かない。
風が抜ける。
気付けば服の存在を忘れている。
数字は説明してくれる。
でも快適さは身体が覚えている。
このTシャツはそんなタイプの服だと思います。
身体と服の間にある余白
このTシャツが面白いのは、生地だけで快適さを作ろうとしていないところです。
ややゆとりを持たせたシルエット。
身体との間に生まれる空気の層。
風の通り道。
POWER DRYという素材の性能を活かすために、シルエットそのものも設計されている。
素材と形。
その両方が揃って初めて、快適さという余白が生まれる。
服と身体の間にある空気もまた、機能の一部なのだと思います。
主張しているのに、うるさくない
背面のベンチレーション。
タクティカルウェア由来のディテール。
普通ならもっと目立たせることもできるはずです。
でもMOUT RECON TAILORはそうしない。
必要だから存在している。
装飾ではなく機能。
だから見た目に派手さはないのに、どこか説得力がある。
このブランドらしい機能美です。
ミルスペックを、そのまま持ち込まない
MOUT RECON TAILORが目指しているのは、ミリタリーウェアの再現ではありません。
軍や特殊部隊で採用される現代のミルスペックやタクティカルウェアの考え方をベースにしながら、それを都市生活へ再編集すること。
だから無骨過ぎない。
だから街で着やすい。
機能を強く見せるのではなく、日常へ自然に溶け込ませる。
LAMPAがこのブランドを好きな理由も、たぶんそこにあります。
夕方になって気付くこと
夕方になって気付く。
今日は服のことを考えなかったな、と。
汗をかいても不快じゃない。
風が抜ける。
身体が楽。
特別な感動があるわけではありません。
でも毎日着る服に必要なのは、案外そういうことなのかもしれません。
機能を着るのではない。
快適さを着る。
■Mout Recon TailorMilit...
MOUT RECON TAILOR SUMMERWEIGHT MDU SHORTS MT-1906
違和感は、やがて基準になる。
初めて見た時。
正直に言うと、
「やりすぎじゃないか」
と思いました。
左腿に付いた大きなポケット。
その上に付いたセルホルスターポケット。
さらにドイツ製のステルスクロージャー。
普通のカーゴショーツと比べると、明らかに情報量が多い。
でもMOUT RECON TAILORの服は、いつもそうです。
最初は違和感がある。
でも気付けば、それが基準になっている。
左腿にある違和感
このショーツの話をするなら、
まず左腿から始めるべきだと思います。
スマートフォン専用のセルホルスターポケット。
拳銃のホルスターの考え方を、そのままスマートフォンへ応用した設計です。
正直、なくても困らない。
ポケットに入れれば済む話です。
でもMOUTはそこで終わらない。
スマートフォンを収納する。
ただそれだけの話なのですが、そのために専用の機構を用意してしまうところがMOUTらしい。
軍用装備の考え方を、そのまま現代の都市生活へ置き換える。
このブランドが面白いのは、そういうところです。
音がしないという贅沢
セルホルスターポケットのフラップには、ドイツ製のステルスクロージャーを採用しています。
元々は手榴弾ポーチのために開発された軍用パーツ。
引手を引くだけで、一瞬で開く。
しかも音がしない。
ベルクロのようなバリバリという音もなければ、ジッパーの金属音もありません。
別になくても困らない。
でも、そういう必要以上の拘りが格好いい。
MOUTを好きになる理由は、案外そんな部分だったりします。
軽さは正義じゃない
このショーツに使われているのは、INVISTA社製のCORDURA NYCO。
コットン60%、ナイロン40%。
ミリタリーの世界では、長年使われ続けてきた比率です。
薄い。
軽い。
涼しい。
でも、このショーツの魅力はそこだけではありません。
頼りなさがないんです。
軽量素材なのに安心感がある。
触った瞬間よりも、穿き続けた時の方がこの生地の良さは伝わると思います。
軍パンの血統
シルエットは全体的にゆったり。
斜めに配置されたカーゴポケットも含めて、どこかROYAL NAVY CARGOを思わせる雰囲気があります。
でも軍パンそのものではありません。
無骨なのに重たく見えない。
存在感はあるのに合わせやすい。
タフなのに街に馴染む。
軍服でもなく、アウトドアでもない。
MOUTがMOUTである理由です。
都市生活者の標準装備
軍用装備から生まれた機能。
MIL-SPEC由来の素材。
ドイツ製の特殊パーツ。
そんな言葉だけを見ると、日常とは遠い服に見えるかもしれません。
でもMOUTが見ているのは戦場ではありません。
都市です。
MOUTというブランドが何を作ろうとしているのか。
それが最も分かりやすく表れた一本かもしれません。
スペックを理解するより先に。
穿き続けた後の方が、このショーツの良さはよく分かる。
■Mout Recon T...
MOUT RECON TAILOR MOUT LOGO T-SHIRTS MT-1910
機能の先に、都市がある。
昔はロゴTが少し苦手でした。
ブランド名が大きく入っている服を見ると、どこか説明的に感じてしまったからです。
年齢を重ねるにつれて、その感覚が変わりました。
ロゴそのものではなく、その背景に何があるかを見るようになった。
MOUT RECON TAILORのロゴTもそうでした。
ロゴを着るというより、思想を着る
胸にはブランドロゴ。
背中にはブランドネーム。
デザインだけを見ると、とてもシンプルです。
でも、このブランドの場合は少し意味が違う。
MOUT RECON TAILORが作っているのは、単なるミリタリーウェアではありません。
軍や特殊部隊で培われた機能と合理性を、現代の都市生活へ持ち込むための服です。
ブランド名の中にあるRECON。
偵察という意味を持つその言葉のように、都市生活を観察し、分析し、再構築する。
その思想が服作りの中心にあります。
だから、このロゴが妙にしっくりくるのかもしれません。
主張しているのに、うるさくない
ロゴTは難しい。
一歩間違えると、ただの宣伝になってしまう。
でも、このTシャツには不思議とそれがありません。
ミリタリーでもない。
ストリートでもない。
スポーツブランドのロゴTとも少し違う。
着ている人より前に出てこない。
でも、ちゃんと存在感はある。
その絶妙な距離感は、MOUTらしいと思います。
スペックを語らない高機能
このTシャツに使われているのは、CORDURA® Advanced Fabrics。
薄くて軽い。
それでいて強い。
吸水速乾。
接触冷感。
UVカット。
夏の都市生活に欲しい機能は、一通り備わっています。
でも、このTシャツの良さは、そういう機能をアピールしてこないところかもしれません。
スペックとして並べると立派に見える。
でも着ていると、それを意識する場面がほとんどない。
気付いたら快適だった。
そういう機能服だと思います。
普通に見えて、普通じゃない
一見すると普通のロゴTです。
でも、その背景にはMIL-SPECの考え方がある。
都市生活を快適にするための設計がある。
そして、MOUT RECON TAILORというブランドの思想がある。
普通に見える。
でも普通じゃない。
このブランドを好きになる理由は、案外そういう部分なのかもしれません。
ブランドの入口
ロゴTは難しい。
だからこそ、そのブランドの本質がよく見えます。
このTシャツにはMOUTらしさがちゃんと詰まっています。
機能もある。
快適さもある。
でも、それだけじゃない。
MOUTというブランドが何を作ろうとしているのか。
それを最も気軽に体感できる一枚かもしれません。
着込むほどに、このTシャツの意味が分かってくる。
■Mout Recon TailorMil...

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STILL BY HAND — 和紙混半袖ニット KN02262
夏の正解は、和紙だった。
夏になると、どうしてもコットンTシャツを選ぶことが増える。
涼しいし、気軽だし、洗濯も楽。
それは間違いない。
でも、毎日コットンTシャツばかりだと、どこか物足りなさを感じる日もある。
そんな時に、このSTILL BY HANDの和紙混半袖ニットがある。
一見するとシンプルな半袖ニット。
けれど袖を通すと、その違いはすぐにわかる。
素材には和紙をブレンドした糸を使用。
和紙特有のドライなタッチが肌離れの良さを生み、汗ばむ季節でもベタつきにくい。
ニットでありながら、夏でも快適に着られる理由がここにあります。
もちろん魅力は機能性だけではありません。
Tシャツほどラフすぎず、シャツほどかしこまりすぎない。
その絶妙な立ち位置が、このニットの魅力です。
いつものデニムや軍パンに合わせるだけでも、どこか品よく見える。
頑張ってお洒落をしているわけではないのに、自然と整って見える。
そんな空気を持っています。
コットンTシャツでは少し物足りない。
でも、シャツを着るほどでもない。
その間を埋めてくれるのが、この和紙ニットです。
夏の正解は、和紙だった。
ただ、年齢を重ねるほど、 快適なだけでは少し物足りなくなる。
自然体でいながら、 どこか整って見えること。
肩の力は抜けているのに、 街の空気に馴染むこと。
STILL BY HANDのPT02262は、 そんな感覚を持った一本です。
使用しているのはリネン100%。
風を通し、 汗ばむ季節でも肌離れが良い。
歩くたびに揺れる生地の表情も、 リネンならではの魅力です。
けれど、このパンツの良さは、 素材の話だけでは終わりません。
2タックによって生まれる自然なゆとり。
そこから裾へ向かって流れる、 力みのないシルエット。
リラックス感はあるのに、 不思議とラフになりすぎない。
Tシャツ一枚でも成立するのは、 こうした絶妙なバランスがあるからだと思います。
派手なデザインではありません。
強い主張があるわけでもありません。
でも気が付くと、 休日も。 旅行も。 少し出掛ける日も。
自然と手が伸びる。
そんな服には、 数字やスペックだけでは語れない魅力があります。
自然素材が持つ柔らかさと、 都会的な整い方。
その両方を静かに併せ持つ、 STILL BY HANDらしいリネンパンツです。
■Still by hand=ブランド名は直...
5月28日はお休みとさせて頂きます
A Moment of the City / 02
少しだけ、新しい場所へ。
杉並区在住、43歳。飲食店勤務。
昔から服は好きだった。でも、いわゆる"お洒落な場所"には、そこまで縁があったわけじゃない。
普段着るのは、デニムや軍パン。タフで、気を遣わずに着られるものが多い。
そんな僕が、久しぶりに少し服について考えた。
きっかけは、アーティストの友人から届いた一本の連絡。
「今度、都心のギャラリーで展示やるから来ない?」
もちろん行くつもりだった。でも、そのあと少し考えた。
何を着ていこう。
ラフすぎるのも違う気がする。かといって、急に気合いの入った格好をしても、自分らしくない。
そんなことを考えながら、なんとなく近所の LAMPA に立ち寄った。
01
MANUAL ALPHABET — WIDE SPINDLE SS TEE
店で色々話しながら選んだのが、MANUAL ALPHABETのWIDE SPINDLE SS TEE。
普段、自分で選ぶTシャツといえば、もっと無骨なものが多い。
でも、このTシャツは違った。
柔らかく、滑らかで、少し落ち感のある生地。ゆったりしているのに、だらしなく見えない。
で、裾にスピンドルが付いていて、最初はなんだこれと思った。試しに絞ってみたら、タックインしたようなシルエットになる。
実は、タックインがずっと苦手だった。なんとなく、気合いを入れすぎている感じがして。
でもこれは違った。
裾を少し絞るだけで、なんか急に見え方が変わる。
同じTシャツなのに、不思議だった。
思わず笑ってしまった。
何より、着心地がとにかく良かった。
「これ、なんかいいな。」
気づけば、ほぼ即決だった。
02
BARNSTORMER — DRESS FATIGUE SNOW CAMO
問題はパンツだった。
いつものデニムや軍パンでは、結局いつも通りになってしまう。でも、急にデザインの強い服を穿くのも、自分ではない気がする。
そこで勧められたのが、BARNSTORMERのドレスファティーグ スノーカモだった。
最初は少し迷った。
“スノーカモ"という柄だけ聞くと、こういう雰囲気の柄物を自分が穿くイメージが、正直あまり無かったから。
でも、穿いてみると不思議だった。
黒いTシャツに、驚くほど自然に馴染む。
ミリタリーの柄なのに、妙に浮かない。むしろこの場所に行くなら、これくらいでちょうどいい気がした。
生地はリップストップ。昔から慣れ親しんできた、あの少しドライでタフな質感。
でも、鏡を見て一番驚いたのはシルエットだった。
軍パンを穿き慣れた僕には、正直こんなラインが出るとは思っていなかった。
きれいに落ちる裾、腰まわりのすっきりした感じ。無骨なはずなのに、どこか品がある。
気づいたら、しばらく鏡を見ていた。
展示会当日。
自分で言うのもなんだけど、あの空間にちゃんと馴染めていた気がする。
背伸びしている感じでもない。でも、いつもの居酒屋帰りの自分とも少し違う。
展示を見たあと、周辺を少し散歩した。なんとなく気になったカフェに入ってみる。
たぶん、前なら入らなかった店だと思う。でも、その日は自然に扉を開けていた。
服が変わっただけなのに、見える景色が少し変わる。
洋服って、こういうことなのかもしれない。
いつもの自分のまま、少しだけ新しい場所へ行ける。
#A Moment of the CIty

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ORDINARY FITS — LINEN PULLOVER TEE SH008
リネンなのに、どこかスウェットの空気がある。 そう気づいた瞬間、この服が面白くなる。
フレンチリネンを使ったカットソーというと、どこかシャツ寄りの、きちんとした印象を持つ人もいるかもしれない。 でも、このLINEN PULLOVER TEEは少し違います。
ラグランスリーブ、袖と裾のリブ。 シルエットはゆったりとしているのに、だらしなく見えない。
どこか半袖スウェットのような空気を持ちながら、素材は上質なフレンチリネン。 そのギャップが、この服の一番面白いところです。
使用されているフレンチリネンは、世界的にも品質の高さに定評のある素材。 通気性と放湿性に優れ、汗ばむ季節でもベタつきにくい。
ORDINARY FITS — LINEN PULLOVER TEE SH008
リネンなのに、どこかスウェットの空気がある。 そう気づいた瞬間、この服が面白くなる。
フレンチリネンを使ったカットソーというと、どこかシャツ寄りの、きちんとした印象を持つ人もいるかもしれない。 でも、このLINEN PULLOVER TEEは少し違います。
ラグランスリーブ、袖と裾のリブ。 シルエットはゆったりとしているのに、だらしなく見えない。
どこか半袖スウェットのような空気を持ちながら、素材は上質なフレンチリネン。 そのギャップが、この服の一番面白いところです。
使用されているフレンチリネンは、世界的にも品質の高さに定評のある素材。 通気性と放湿性に優れ、汗ばむ季節でもベタつきにくい。
湿度の高い日本の夏でも、自然と手が伸びる理由があります。
しかも近年、良質なフレンチリネンは供給状況が非常に厳しく、価格も高騰しています。 それでもORDINARY FITSがこの素材を選んでいるのは、他にはない表情と空気感があるからです。
リネン特有の軽さや涼しさはありながら、どこか落ち着いた雰囲気が残る。 ラフに着られるのに、軽く見えすぎない。
ショーツで合わせても子供っぽくならず、スラックスと合わせれば自然に品が出る。 力を抜いて着られるのに、ちゃんと大人っぽさが残るバランスです。
リネンが醸し出す、涼しげな品格。
ORDINARY FITSらしい、“普通で終わらない日常着”に仕上がっています。
■ORDINARY FITSORDINARY FI...
STILL BY HAND — 強撚コットンテーパードパンツ PT07262
夏になると、 結局いつも同じパンツを穿いている。
涼しいから。 楽だから。
でも、本当に良い夏パンツって、 それだけじゃ終わらないと思うんです。
STILL BY HANDのPT07262は、 暑い季節を快適にするだけじゃなく、 ちゃんと“雰囲気”まで作ってくれる一本でした。
使用されているのは、 強撚コットンに特殊な染めを施したオリジナル生地。
薄手で軽い。 でも、不思議と頼りなく見えない。
夏素材特有の、 あのペラペラした感じがありません。
適度なハリ感があって、 ラフなのに、どこか品が残る。
このバランス感覚が、 STILL BY HANDらしいなと思います。
色味もすごく良い。
グレーなんだけど、 ただのグレーじゃない。
ほんの少しだけオリーブを混ぜたような、 曖昧で、名前をつけにくい色。
都会的なのに冷たすぎず、 カジュアルなのに軽くなりすぎない。
Tシャツ一枚でも、 なんとなく雰囲気が出るのは、 この色の力も大きい気がします。
生地の表面には細かな凹凸があり、 肌離れもかなり良い。
湿度の高い日本の夏でも、 一日中さらっと穿いていられます。
シルエットは、 ゆったりしながら裾に向かって軽くテーパード。
リラックス感はあるのに、 だらしなく見えない。
頑張ってお洒落している感じではなく、 自然と全体が整って見える。
その空気感が、 今の大人にはちょうど良い気がします。
特別なことは何もしていない。
でも、 なんか今日悪くないと思える。
そういう一本が、 夏には要ると思います。
■Still by hand=ブランド...
MODMNT — DETACHABLE L/S TEE
最近、機能服と呼ばれるものが増えました。
接触冷感。 UV。 透湿。 軽量。 確かに便利です。
でも、その一方で、 どこか"機能の説明"だけで終わってしまう服も増えた気がします。
MODMNTのDETACHABLE L/S TEEが面白いのは、 その機能を、ちゃんと"ファッション"として成立させているところ。
一見すると、シンプルなポケットロングスリーブT。
だけど、この服にはDETACHABLEという機能がある。
袖を着脱可能にすることで、 気温への対応はもちろん、 見え方そのものまで変化していきます。
ロンTとも少し違う。 普通の半袖Tとも違う。
良い意味での違和感がありながら、 でも頑張り過ぎていない。
その絶妙なバランスが、 MODMNTらしいと思います。
しかも面白いのが、 着脱ボタンをあえて外側に見せているところ。
普通なら隠したくなる機能を、 あえてデザインとして見せる。
そこに、 このブランドの考える"都市生活の機能服"があります。
生地には、 32/1の微強撚糸を引き揃えて編み立てたハイゲージ天竺を採用。
しっかり感がありながら、 肌に触れると柔らかい。
さらに、 接触冷感、透湿、UV機能も備えているため、 夏場でも非常に快適です。
気温に合わせるだけじゃない。
その日の空気や、 スタイリング、 街との距離感に合わせて、 服の見え方そのものを変えられる。
MODMNTらしい、 機能とファッションの間を自然に繋ぐ一枚です。
A Moment of the City / 01
サーフィンをずっとやってきた 48歳が、今ほしい服のこと。
僕は今年48歳になる、世田谷在住のIT会社員です。20代の頃からサーフィンにどっぷりはまって、今もそれは続いています。
当時は西海岸のサーフスタイルにあこがれて、OPやHANGTENのポロシャツ、LEVISのコーデュロイパンツ、CONVERSEのオールスター。古着屋を巡って、マークⅡワゴンでレゲエ聴きながら海に行くのが最高に楽しかった時代でした。今はランクルに乗っていて、車は変わったけど、海に向かう感じは当時とあんまり変わってないかもしれないですね。
あれから20年以上経って、服の趣味も少しずつ変わってきました。レトロサーフの雰囲気は好きなんだけど、もう少し今っぽい感じがいいなと思うようになって。ただ、ありきたりなサーフブランドは着たくないし、大きなブランドロゴが入っているのもどうも苦手で。
そんな時に出会ったのがLAMPAというお店。オーナーが自分と年齢も近いと聞いて、なんとなく気になって行ってみたんです。
01
THING FABRICS — TF LOOSE T-SHIRT
THING FABRICSって、世界初の今治タオルのブランドらしいんですが、正直買う前はピンとこなかったんです。タオル地のTシャツって、一見すごく暑そうじゃないですか。
でも着てみたら全然違って。ほどよくゆったりしたシルエットで、パイル生地特有のふわっとした感じがあるのに、風が体の中を抜けていく感覚があって、意外に涼しい。これは本当に新しい発見でした。
しかも無地なんですけど、生地の表情がちゃんとあるから、周りからよく「それなんの生地?」って聞かれます。素材だけで会話が生まれる服って、そうそうないですよね。
で、気づいたら3色全部買ってました(笑)。こういうの久しぶりです。色違いで全部ほしいって思ったの。それだけ着心地と生地感が気に入ったってことだと思います。
サーフィンのあとにも着てみたら、普通のタオルより吸水性が高いし、風が抜けるから乾くのも早い気がして。これ、海上がりに最高です。
02
A VONTADE — FATIGUE SHORTS TIGER CAMO
A VONTADEというブランドのファティーグショーツも一緒に買いました。
なんか古着のミリタリーっぽい雰囲気があって、昔古着ばかり着ていた自分としては、すぐに反応してしまって(笑)。ただミリタリー一辺倒じゃなくて、丸みのあるポケットとウエストのクライミングパンツみたいな仕様が混在していて、そのバランスが絶妙なんですよね。ミリタリー過ぎず、アウトドア過ぎず、これが自分にはちょうどいい。
あと穿いてみてわかったんですけど、ポケットの位置と深さが本当によく計算されていて。手を下ろすと自然にそこにポケットがあって、スっと入る感じ。なんかこれって当たり前のようで、意外とない。
そしてタイガーカモという柄が、また個人的には好きで。迷彩柄って、なぜか大人が取り入れやすいんですよね。理由はうまく説明できないんですけど、しっくりくる。その中でもタイガーカモは一番好きかもしれません。
—
都会をベースにしながら、週末はサーフィンやアウトドアを楽しむ自分のライフスタイルに、気づいたらぴったりはまっていました。サーフブランドじゃないのに、サーフィンにも使えて、街でも浮かない。そういう服ってなかなかなかったので、気づいたら海帰りも街もこればっかり着ています。

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BRENAの服には、どこか“熱を抑えた格好良さ”があります。
ヴィンテージを知っている。 ワークも知っている。 ミリタリーも、ヨーロッパ古着も知っている。
でも、それをそのまま再現しようとはしない。
今回のFLAPも、まさにそういう一枚でした。
使用しているのは、60年代のデッドストック・フレンチシャンブレー。
アメリカのワークウェアに見られるシャンブレーとは少し違い、どこかヨーロッパらしい品があります。乾いた質感なのに粗野になりすぎず、曖昧で奥行きのある色合い。新品の生地には出せない、“時間”そのものが宿ったような空気があります。
でも、この服が面白いのはそこだけじゃない。
この生地、60年代から今日まで、誰にも袖を通されず眠っていたんです。
そう考えると、ちょっとロマンがある。
あなたが着ることで初めて動き出す生地。 洗って、着込んで、少しずつ自分の癖が入っていく。
新品なのに、最初から“育つ未来”が見えている服なんですよね。
シルエットも絶妙です。
ベースはヨーロッパのワークシャツ。でも、肩や身幅にはほどよくゆとりを持たせながら、裾は少し短め。ただ大きいだけでは終わらない、BRENAらしい都会的なバランス感があります。
ワークシャツなのに、どこか力みが抜けているんです。
さらに縫製は、国内トップレベルのドレスシャツ工房へ依頼。着た瞬間に感じる“品”は、この丁寧な縫製から来ています。
古着でもない。 ただの新品でもない。
ヴィンテージの空気と、日本の確かな技術。その両方を自然に共存させてしまうあたりに、BRENAというブランドの面白さがある気がします。
気付けば何年も着ている。
そんな未来が、自然と想像できる一枚です。
■BrenaWORK , MI...
A VONTADE — DRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PT
軍パンなのに、重たく見えない。 無骨なのに、街に馴染む。 このパンツには、そんな“抜け感”があります。
A VONTADEのDRAWSTRING CARGO EASY VTD-0515-PTは、USミリタリーのジャングルファティーグをベースにしながら、現代の都市生活へ自然に馴染むよう再構築された一本です。
使用されているのは、オリジナルのジャングルファティーグと同規格で再現されたリップストップ生地。薄手ながらも適度なハリがあり、肌離れの良いドライなタッチ。さらに速乾性にも優れ、夏場でも軽やかに穿ける快適さを持っています。
それでいて、素材はコットン100%。化繊のような“便利さだけ”で終わらない。着込むことで色が抜け、生地が馴染み、少しずつ自分の空気になっていく。そんな経年変化もしっかり楽しめる生地です。
デザインもまた、単なる復刻ではありません。往年のジャングルファティーグをソースにしながら、ウエストはドローコード仕様のイージーパンツ型へアレンジ。さらにタックを入れることで、ミリタリー特有の強さを少し和らげ、どこか都会的な軽さを感じるバランスに仕上げています。
ジッパーには、1940〜50年代当時の規格と製法を再現したWALDESジッパーを採用。細かなディテールに至るまで、ヴィンテージミリタリーへの敬意がしっかり宿っています。
さらに裾にはドローコードを配置。絞ることでシルエットに変化が生まれ、合わせる靴やスタイルによって表情を調整することが可能です。
一般的なUS軍のM-65や、フランス軍のM-47ほど太過ぎず、重過ぎない。もともとジャングルファティーグ特有の、軽さのあるバランスが活かされている。ミリタリーの強さはそのままに、都市の温度へ落とし込んだ空気感。それがこのパンツの核心です。
ミリタリーの強さを残しながら、街で穿くための軽さと温度感を加える。
A VONTADEらしい、“CITY RUGGED”な空気を感じられるカーゴパンツです。
■A Vontade 古き良きアメリカ、ヨーロッパの...