無駄にこだわらない
MBAといえばアカウンティングやファイナンス等のイメージが一般的には強いですが、
「勉強ができる人=仕事ができる人」では必ずしもないわけで、
学校もその点を考慮してプログラムを作るようになっています。
IEでは、コアタームの間に以下の2つのプログラムがあり、
ちょっとビジネススクールっぽくないことが教えられます。
Change In Action(Term 1とTerm 2の間)
「デザイン思考」と「ソーシャルビジネス」の組み合わせ。
「デザイン思考」についてはここに詳しく書かれていますが、
要するに、
・デザイナーは、形だけじゃなく、人々の生活そのものをデザインするようになっている
・人々の本質的な欲求を見つけ出し、それをどう変えるかを出発点に物事を考えよう
というものです。
このデザイン思考で、パキスタンのLettuceBee Kidsというソーシャルビジネスについて考えました。
Making Change Happen(Term 2とTerm 3の間)
大手コンサルの「Bain & Company」の「Answer First」という考え方と、組織改革の組み合わせ。
組織内の各部署のインタビューを見たうえで最初にAnswer(仮説)を立て、
逆算でやるべき事を段階的に探していくという課題です。
どちらの考え方も、言われてみれば当たり前の事だったり、
無意識にやっている人もいるんじゃないかと思います。
ただ、違った文化や業界の人たちと仕事をするためには、
「考え方を共有すること」はかなり大切だと痛感しました。
「日本人」や「同じ業界」という前提が通用しない場所では、
想像以上に前の段階から説明しないと、そもそも議論になりません。
言い換えると、前提が共有されていればアウトプットだけで話を進められますが、
違った考え方の人と仕事をする時には、まず考え方を共有したうえで、
ポイントごとに内容を議論していく必要があると感じました。
ただ、その考え方の共有が、ものすごく難しいというのも事実です。
実際、これらの課題でもグループのみんなが考え方を変えるのを嫌がり、
それぞれが慣れ親しんだやり方でアウトプットを出そうとして、議論が破綻しました。
個人的には考え方を共有することを何度も主張したのですが、
1対5の議論の中で僕の考え方を伝えるにはまだまだ力不足で、
結果としてアウトプットの質も低くなり、反省だらけのプログラムとなりました。
経験が増えるにつれて変わる事が難しくなりがちだったりしますが、
「こだわるところ」をしっかりと見極めたうえで、
それ以外にはこだわらない、ってことが大事なんじゃないかと思います。













