「麦と豆の会 #10」 開催日時: 2026年7月11日(土) 主催:茅スタジオ文化部 企画協力:奈良山園 作業指導:野崎林太郎(奈良山園)
テーマ:麦の製粉、じゃがいも収穫、土づくり
11月に種をまいて6月に収穫を終えた麦。 半年以上かけて育て、迎えた麦豆1年目最後の作業は「製粉」です。
まずは手で麦を粉にすることに挑戦しました。 スパイスミルを使って、数十粒の麦を入れて、ひたすらゴリゴリ。
「こんなに回してるのに、ぜんぜん粉にならない!」
普段食べている小麦粉は簡単に手に入る食材のひとつだけど 自分で最後までつくろうとすると、こんなにも大変だった!
ほんの少し体験するだけでも、その貴重さが伝わってきます。 手挽き作業が楽しくなって、ずーっとゴリゴリし続ける子も。
石臼の構造を説明したあと、電動でも製粉に挑戦します。 あっという間に麦が美しい白い粉へと変わっていきます。 けれど、製粉するのと同時に白い粉の部分と殻の部分を仕分けなければいけないので、重みの差でゆらしながら仕分けていて、機械を使っても比較的時間がかかるようにも見えました。
昔から人はどうやって小麦粉を作ってきたんだろう?
水や風の力を使っての水車や風車。 それらは石臼と連結されて回転しつづけ、ゆっくりと製粉をしつづける仕組みでした。 ゆったりと丸1日中回し続ける仕組みは、きっと、「製粉」「仕分け」という作業工程を思うと、とても理にかなった方法だったのだろうなぁと感じます。
パン、うどん、ラーメン、お好み焼き、焼きそば、クッキー、ケーキ、ドーナツ、クロワッサン、餃子、パスタ、エビフライ、コロッケ、カレーパン、、、
麦からできている、みんなの大好きな食べ物って、ほんとうにたくさんありますね。
しかし、そのどれもが「粉」にしなければ始まらない! 米は粒のまま食べられるけれど、麦は粉にして初めて、さまざまな食べ物になる素材なのでした。 やってみて実感すること、わかること、腑に落ちることが本当にたくさんあります。
製粉のあとは、じゃがいも収穫に向かいます。 土の中に手を入れると、金ピカのじゃがいもがたくさん顔を出してきます。
暑さで元気のなかった子も、じゃがいも作業では裸足になって 土の感触が気持ちいいのか、すっかり元気よく、夢中でじゃがいも掘りをしていました。
収穫が終わった畑には米糠を撒いて、すき込み、次の季節へ向けた土づくりも行いました。米糠が気持ち良くて触りつづけるこども達。
「収穫したら終わり」ではなく、次の畑の準備がすぐに始まります。畑が循環していく様を、半年以上かけて体感しています。
今回、麦豆参加者に向けたローカルCSA(!?)的な取り組みとして、おまかせお野菜セットの予約販売もスタートしました。
セットを予約した参加者向けに、お野菜セット用のトマトも収穫。じぶんたちで収穫したジャガイモやトマト等の旬の採れたて野菜たち、そして、製粉した麦を持ち帰ったのでした。
みんなの家庭に持ち帰った麦は、何になったかな?
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去年の11月から始まった「麦と豆の会」の1年目は今回で一区切りです。
麦の種をまき、芽が出て、麦ふみをし、雑草をとり、収穫し、粉にしました。 大豆も、種をまき、芽が出て、植え付けて、収穫し、豆もぎし、枝豆としていただいたり、味噌仕込みをしました。
半年以上かけ、自分たちの手で「食べるためのもの」の種をまき、育てて世話をし、収穫し、食べられる状態にしていく中で、作物が育ち、収穫できたことももちろんですが、
育てるということは「自動的に」「ボタンを押したらパッと」何かができるのではないということを、こどもも大人も深く体感したこと、 まずは自分の頭で考え、試して、失敗をした経験そのものが、この会の一番の収穫だったと思います。
8〜9月は少しお休みをいただき、10月から2年目がスタート予定です。
「麦と豆の会」は、半年〜1年単位という長い時間のかかる「つくる」活動をしています。 その日の夕食をみんなでつくる「たき火会」から生まれた「麦と豆の会」は、料理を「つくる」の手前にある、食材を「つくる」に、子どもたちと一緒に挑戦する場です。
私たちの食の土台である「麦」と「豆」を基盤に、畑で育つさまざまな作物と向き合い、育てるという営みに挑戦していこうと思います。
2年目から一緒に畑へ出てみたい方に向け、新規募集も予定しています🌾
ー *「麦と豆の会」は子ども夢基金の助成を受け実施しています。
Photo(2, 6枚目): @misaim













