帰省01-01
1.
「次のサービスエリアについたら、少し早いけどお昼にするか」
運転席のお父さんは、あくびを噛み殺しながら言った。 朝に家を出てから、コンビニで買ったおにぎりなんかを車の中でぱくついたのだけど、確かにそろそろお腹がすいてきた気がする。
「おばあちゃんの家って、いつごろ着く予定なんだっけ?」 「渋滞に巻き込まれなければ、日が沈む前には着くと思うぞ」
ある程度、覚悟はしていたものの、この変わり映えのしない景色をまだまだ見続けることになるらしい。お父さんに至っては、仕事で毎日のようにトラックを走らせているから、きっと退屈なんて言ってられないのだろうけど。
カーステレオから流れてくる音楽を聴くのにもそろそろ飽きてきた。 僕は暇つぶしに、お父さんの股間に手を伸ばした。
ハーフパンツのジッパーを開いて、指を突っ込む。 どれどれ、今日の下着は……なんだボクサーブリーフか。 って、よく考えたら、おばあちゃんの家に泊まるんだから、無難な下着にしておくように指示をしたのは僕だった。
さらに指を進めて、お父さんのおちんちんに触れる。 今日の包茎チェック、よし。 頑張ってつけていたらしい剥き癖はすっかり失われて、今では亀頭のてっぺんまでしっかり包皮で覆われている立派な仮性包茎に戻っていた。
僕は、その包皮の隙間に指をねじこんで、ぐりぐりと刺激を与えていく。 まるで思春期の男の子のように敏感なお父さんのおちんちんは、ぐんぐん勃起していって、年相応の太々しいチンポにすぐに変わっていった。
こんなに反応が良いのは、お父さんがもう一週間近く射精していないからだ。 僕と出会う前までは、禁欲は長くても三日くらいが限界で、ムラムラしたらすぐにオナニーするかセックスするかして射精する、というだらしのない生活を、もう何十年もしていたらしい。だから、ちょっとの間、射精を我慢させただけでもすぐに射精のことしか考えられなくなる。 現に、今も僕が暇つぶしにおちんちんをイジメてあげているだけだというのに、この機会を逃すまいとおちんちんをビンビンに勃起させて、「射精がしたいです」と、こうやって無意識的にアピールしてしまうのだ。
仮性包茎のおちんちんの包皮の中で、我慢汁がじわっと溢れていって、あっという間にぬるぬるのおチンポが完成する。 指を抜いて嗅いでみると、つーんとするようなアンモニアの匂いと、おちんちん特有の青臭さが、すっかりまとわりついている。それを無精ひげの生えたお父さんの口元に持っていくと、ぱくっと咥える。口の中で、飴を舐めるみたいに、お父さんの舌が僕の指をなぞる。
ちゅぽん。 指をお父さんの口から抜いて、もう一度、嗅いでみると、あんなに臭かったお父さんのおちんぽの匂いは、すっかり舐め取られてなくなってしまっていた。 再び、僕はお父さんの股間に指を伸ばした。
僕が、この『お父さん』である中山康之と知り合ったのは、だいたい半年くらい前の日曜日。 郊外のショッピングモールで買い物しているところを見かけて、腕とか太くて、体も大きくて、すね毛も生えていて、見るからに休日のお父さんって感じの雰囲気がするという、なんだか僕の好みの男らしい見た目で気に入ったので、この中山康之を、僕の『お父さん』にすることに決めたのだった。
中山康之とその奥さんには、ちょうど子供がいなかった。 不妊治療をしている最中で、子供がほしくなかったわけじゃない。 僕に気に入られたおかげで、念願の子供が手に入ったわけだから、中山康之の人生にとって、僕との出会いは、とても幸運で光栄な出来事だったというわけだ。 こうしておちんちんをイジメてもらえて、気持ちいい思いもできるしね。


















