同性愛・同性婚に対して、「社会が変わってしまう」とか、「見るのも嫌だ」と、そう発言する人たちが、この国の政治を担っているという現実に絶望する。いま、この世の中にある無数の個人の性は、差別的な“社会”のなかで必死にもがいている。「社会が変わってしまう」と発言する者たちの、その社会からはすでに、ヘテロセクシャル以外の性は排除され抹殺されている。その発言がどれだけ鋭利で差別的で、個人を崖の下に突き落とすものであるかを、1ミリたりとも想像したことはないのだろう。
一般の生活においても、「あの人は〇〇だから気をつけろ」「〇〇だから触れないでおこう」というシーンによく出くわす。その時に醸成される薄笑いを浮かべるような空気。異性愛以外を異常とみなすことが当たり前の雰囲気。「見るのも嫌だ」とか「気持ち悪い」という言葉が、政治家の発言として問題視されているが、果たしてそれは、私たちの内面にもいくばくも存在するものではないのか。つまり、あくまで政治家の発言として問題視されているものの、それは日本人の精神の写し鏡ではないのかと。
この社会は、同性婚のことに限らず、変えていかなければならないのだと思う。











