20 likes, 0 comments - meganeyabooks on June 23, 2026: "2026年になってからはじめてみた #weatherbooks (お天気本屋) 本棚や本を前にして、今日の天気とか他愛ないことを話しながら選んだ本に、話したことを直接書
セレクトしない本屋をしていくつもりで
古本屋をしているとどんなセレクトをしているのですか?とよく聞かれる
セレクトされた本が並ぶ独立系書店が増えているし、おいている本でお店の色を出すというのは当たり前のことだと思う
ブックオフ的な古本屋で仕事をしていた20数年前には置きたい本を高価買取にして集めたりもしたし、集められなくてもチラシに本のタイトルを羅列することでどういうものを知っている/どのように考えているを表現しようともした
ただ、その時からどうしようもなく余る本、売れない本、時代遅れの本をどうやって売ろうかと考えていた(価格以外でどうやって価値を見つけてもらえるのかと考えた)
当時の普通の古本屋ではもうそういう本は買い取らないのだけども、ブックオフみたいなところでは欲しい本だけを買取するというスタイルでもないし、個人的にも違うなと思っていた
できるだけどんな本も買取をして、できるだけどんな本も売る方法を考えていた
そんなこと考えていると、いつの間にかバイトの面接にきてくれた全員に対して、もし採用になった場合はどうしたら働いてもらえるか、どのように接したらいいかと考えるようになってきた
古本屋での勤めを辞める頃には採用した彼ら彼女たちらしく動いて働いてもらって、余ってしまうような本が売れる方法はないものかと考えていた
面接をしているとわかってくることがあり、学歴がわかりやすくいい人たちは反応がいい。話が早い。面接で30分ほど店内の本棚を一緒に巡り仕事内容を話していくと「あ、これは面倒だ」ということがわかると帰ってしまう人もいた。
結局残るのは、面倒なことに気がつかないが本屋/古本屋(好きなものの近く)で仕事がしたいという気分の人たちが多かった。器用では無い彼ら彼女たちにはこちらから丁寧に何度も話をするしかない。こちらも時間はかかるが誰でもできるようになる仕事だ(非常に手間がかかるけども)という認識があるので待つしかないと考えていた
一緒に働く人たちがどういう仕事をしているのかリスペクトを持ってもらうために、ほかの人が何をしているのかをずっと話していた。ズルをするような気持ちの人はほとんどいなかったが、そういう頭が回ってくれる方が仕事は早く片付くんだけどなとよく思った
古本屋に勤めていたときは
セレクトされた、頭の回る人が、たくさんいる状態で仕事をしたことがない
セレクトされた、回転の早い商品に囲まれた状態で仕事をしたことがない
選ばれにくく滞ってしまうような本や人と過ごす状況の中で、目の前の良さを探したり考えたりしていくことばかりしていたと思う
文学はそういうことに目を向けるようなことだと今も思っている
本が好きならばそういう状況に身をおいてみてもいいんじゃないかと思っている
本が好きなのにセレクトしたものを置きたいという考え方はずっと矛盾しているように思ってる
売りたい本、自分が好きな本、だけを選んで仕入れて並べて売りたいという欲求は良くわかるのだけど
本が好きなのにセレクトしたものを置きたいという考え方はずっと矛盾しているように思ってる
どんな本も出版された経緯があり、中身に賛同できても/できなくても、なぜこの本がここにあるのか?出版されたのか?古本屋なのだから話をするきっかけになると考えている
どんな人も生まれたことで十分に価値がある。ただ世の中に出るときには、その十分以外のわかりやすい価値(学歴や会社名や性別や年齢や家柄などなど)で、セレクトされる時がある
本が好きなのにセレクトしたものを置きたいという考え方はずっと矛盾しているように思っている
#weatherbooks はセレクトしない古本屋のひとつの形だと思ってやってます












