自分の中のクリエイティブ革命が起きたMotifというラッパーの作品(by Paranel)
Artwork by Keigo
Motifのファーストアルバム「Shaft of Light」が8月23日に発売されました。まだ無名で誰も知られて無いところからのスタートなので存じ無い方も多いと思いますが、このアーティストの凄いところは人間力で、彼と一緒に作品を作りながら音楽を作る楽しさを再認識をさせられます。LOW HIGH WHO?の初期、EeMuやYAMANEと一緒に作ってきたような感覚ですね。
そして彼の素晴らしいところは僕の言ったこと、指令をちゃんと完遂すること。トラックも自分で作り、MVも画面に映るかっこよさを自分なりに研究している。しかもそういった努力をアピールしないところがかっこいいなと思いました。クールです。
自分がいろんなアーティストを輩出してきて、成長していったアーティストの羽化する前を知っているのでそこに共通する理論みたいなものが生まれてくるんです。Motifはそれらに該当していて、この子は何か渦巻いてくれるんじゃないかって勝手に期待しているんです。ポエトリーフェスでDAOKOに会った時も「Motifの作品、どうしたら広まるかなー」って話したら彼女は「Nelさんが好きなら大丈夫」って言ってくれたの嬉しかったです。
彼の作品とLOW HIGH WHO?の新しいステップアップ。日頃に抱えてたコンプレックスなど、一時期悩んだ時期があります。
それは映像の改革です。近年のアーティストの映像MV作品、どれも面白いんですよ。悔しいですし、僕もこういう作品を作りたいって思えるんです。そのきっかけが身内なんですが、合田口洸くんのMV「染まる」です。
この映像は彼の友人shota watanabeさんがディレクションされてます。ほんとに悔しかったですね。LOW HIGH WHO?のチャンネルで、身内なだけに自分の中で”このままじゃいけない“って思ったんです。
それから映像の研究をしました。自分自身のオリジナルと現代の風潮とカメラのこと。自分の映像作家として生まれ変わった第一弾がこのMVです。
Motif 「Near Voice」
この曲はMotifのMV第二弾で公開されましたが、撮影自体はこれがファーストなんです。初めての水上タクシーに乗って東京湾から見る東京が美しかったです。波に揺れる中で撮る映像は苦難の連続でした。風も強いですしね。撮影後は何がダメだったか、反省と工夫、Motif自体も撮られるという意識について考えさせられました。それを踏まえて挑戦したのが次のMVです。
Motif 「Cleanness」
モデルに画家の夢乃、不可思議/wonderboyと交流もあった詩人のともちゃん9さい。撮影はすべて僕の部屋で行われ、幾度といろんなアーティストのMVで登場したユニットバスが今回も舞台に使われました。この楽曲ではスローモーションを実験的に試みました。あまりスローを使って来なかったので新しいカメラが一秒間に120フレームなので十分撮影できる点からもやりたいって気持ちになりました。これで少し新しいカメラの性能にも慣れ、思い描く頭のビジョンとも向き合い、最終的な自分の進化として見せれたMVがこれです。
Motif 「Wonder」
トラックはHELLOWORLD、フェイスペイントはチョーヒカル、衣装はKUDAN。自分が好きな作家さんとのクリエイティブの交差ができた作品となりました。
自分が日頃、悩んでいた「追いつけないクオリティ」に辿りつけることができたんだと思います。きっかけはMotifの作品です。こういった表現したものが影響しあって、高めていくことって凄いと思いませんか?常に「売るためには」「勝つためには」とか言う人が多い中で本来自分が作りたかったものについて見つめることができる経験はすごく大切な気がします。これは僕のクリエイティブの中で革命が起きたんだと思いました。


















