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現実改変能力者 VS ヒーロー協会(4)アダルトグッズメーカーの4人の社員たち【AI生成】
ニューヨーク、摩天楼の一角。先ほどまでヒーロー協会の厳粛な会議室だった空間は、今やポップで、どこか扇情的な雰囲気を漂わせるオフィスの一室へと変貌していた。壁には、セクシーな男女モデルが微笑むポスターや、新製品のグラフィックデザイン案が無数に貼られている。テーブルの上には、重厚な資料の代わりに、奇妙な形状をしたシリコン製の物体や、カラフルなパッケージデザインが散乱していた。ここは、世界有数のアダルトグッズメーカー『株式会社ヘブンリー・ホールディングス』の本社ビル、企画開発部の会議室だ。
先ほどまでヒーロースーツに身を包んでいた四人の男たち──アイアンハイド、ナイトストーカー、ライフセイヴァー──は、今やヘブンリー・ホールディングスのロゴが入ったポロシャツや、腕まくりしたワイシャツ姿になっている。屈強な肉体は変わらないが、それは過酷なヒーロー活動ではなく、日々のジム通いや、あるいは週末のスポーツで鍛えられたもの、ということになっている。彼らの眼差しは真剣そのものだが、その光は世界の平和ではなく、新たなアダルトグッズの開発に向けられていた。
そして、上座に座るスーツ姿の男──ジェネラル・ストロングホールド──は、ヒーロー協会司令官ではなく、このヘブンリー・ホールディングス企画開発部の部長『ジョージ・ストロング』として、威厳ある表情で議論の行方を見守っている。彼の「無敵」の能力など、もはや存在しない。あるのは、市場を席巻するヒット商品を生み出そうとする、企画部長としての熱意だけだ。
会議室には、熱気がこもっている。男たちの体温、議論の熱、そして、部屋に満ちるシリコンとローションの独特な匂い。それは決して不潔ではないが、どこか背徳的で、むせ返るような甘さを伴っている。彼らの真剣な議論から発せられる、微かな汗の匂いと混じり合い、奇妙なアロマを醸し出していた。
「──で、工場から上がってきた『アイアンハイド』モデルの最終サンプルだが……」
ストロング部長が、テーブルの中央に置かれた、鈍い金属光沢を模したグレーのオナホールを指さす。それは、ヒーロー『アイアンハイド』の鋼鉄の肉体をイメージしたデザインで、ずっしりとした重量感がある。 「重量感と、外部のディテールはイメージ通りだ。問題は内部構造だな。ハガネのような硬さと、それでいて受け入れる懐の深さ……この相反するコンセプトをどう表現するか……」
「部長、内部のリブパターンについてだが」
口を開いたのは、元アイアンハイドこと、企画部員の『アラン・ハイド』だ。彼は、サンプルを手に取り、指でその質感を確かめながら熱弁する。
「もっと、こう……複雑な凹凸が必要かと。ただ硬いだけじゃなく、使用時に内部で『擦れる』感覚……まるで硬い筋肉に締め付けられるような……そういうリアルさが欲しいところだ。試作品では、まだ少し単調すぎる」
彼の言葉に、元ナイトストーカーこと『ニック・シャドウ』が頷く。彼は、漆黒のオナホール──ヒーロー『ナイトストーカー』モデル──の断面図を指さしながら、冷静な口調で付け加えた。
「アランの言う通りですね。内部の『狭さ』と『複雑さ』が重要です。『ナイトストーカー』モデルでは、よりタイトな挿入口と、予測不能な内部構造を追求しています。まるで、暗闇の中で獲物を絡めとるような……そういう感覚を目指したい」
「安全性とメンテナンス性も忘れないでくれよ!」
元ライフセイヴァーこと『レオ・セーバー』が、明るい赤と白のツートンカラーのオナホール──ヒーロー『ライフセイヴァー』モデル──を手に持ちながら、快活に言う。
「いくら刺激的でも、素材が劣化しやすかったり、洗浄が大変だったりしたら、ユーザーは離れてしまう。この『ライフセイヴァー』モデルは、その名の通り、ユーザーの『性』活を末永くサポートする……そんなコンセプトも込めています。耐久性と衛生面は妥協できません」
彼らは、自分たちがかつてその名を冠していたヒーローのイメージを、オナホールの性能やコンセプトに重ね合わせ、真剣に議論している。ヒーローなど、この世界では子供向けのコミックや映画の中にしか存在しない、架空の存在だ。彼らにとって『アイアンハイド』や『ナイトストーカー』は、あくまでも自社製品の『ブランド名』でしかない。その事実に、誰一人として違和感を抱いていない。
(クク……素晴らしい! 実に滑稽で、実にエロティックだ!)
内海は、企画部員の一人としてその議論に加わりながら、内心で歓喜に打ち震えていた。高潔なヒーローたちが、その真面目さ、ひたむきさ、専門知識の全てを、オナホールの開発に注ぎ込んでいるのだ。かつて人々を救うために使われたであろう知恵と情熱が、今や男たちの自慰行為をより満足させるためだけに費やされている。この倒錯! この屈辱! これこそが、内海の歪んだ嗜好を最高に満たす光景だった。彼らの額に浮かぶ汗、熱のこもった議論、その真剣な表情……その全てが、内にとっては極上の媚薬だった。
「皆さん、素晴らしい意見です」
内海は、穏やかな笑みを浮かべて口を開いた。
「特に、ヒーローの個性をオナホールの『体験』に落とし込むという視点は重要ですね。そこで、一つ提案なのですが……」
内海は、テーブルに並べられたサンプルを眺めながら、わざとらしく勿体ぶって続けた。
「それぞれのヒーローが持つ『弱点』や『葛藤』……そういった、よりパーソナルな部分を、内部構造や素材感で表現するのはどうでしょうか?例えば、『アイアンハイド』モデルなら、普段は鋼鉄のように硬いが、特定のポイントだけが驚くほど『柔らかく』なっているとか……彼の秘めたる優しさ、みたいなものをですね……」
内海の提案は、一見すると突拍子もないように聞こえるかもしれない。しかし、この『改変された現実』においては、彼の言葉は常に的確で、斬新な分析として受け入れられる。
「なるほど……弱点、か……」 ストロング部長が、顎に手を当てて唸る。 「確かに、ヒーローの人間的な側面を表現することで、より深い没入感を得られるかもしれないな……」
「面白い!『ナイトストーカー』なら、奥に進むほど予測不能な快感が襲ってくるが、同時にどこか『捕らわれる』ような感覚……彼の孤独や闇を表現するとか?」 ニック・シャドウが目を輝かせる。
「『ライフセイヴァー』なら、包み込むような安心感の中に、時折、彼が背負う『重圧』を感じさせるような、強い締め付けポイントを設けるのはどうだろう?」 レオ・セーバーも乗り気だ。
「素晴らしい!それですよ!」 内海は興奮を隠さずに(もちろん、それは倒錯的な興奮なのだが、他の社員には企画への熱意と映っている)同意する。「パッケージのキャッチコピーも、もっと煽情的にしましょう。『鋼鉄のヒーロー、その唯一の弱点を、君の手で暴け!』とか、『闇に潜む快楽の罠、一度嵌ったら抜け出せない……』とか!」
会議室のボルテージは最高潮に達した。元ヒーローたちは、内海の提案に刺激され、さらに露骨で、詳細で、そして倒錯的なアイデアを次々と口にし始めた。内部構造のミリ単位の設計、素材の粘度や匂い、パッケージに載せる架空のヒーローのイラストの表情に至るまで、彼らの議論は白熱していく。それは、アダルトグッズ開発という名目の下で行われる、かつてのヒーローたちの精神的な凌辱ショーに他ならなかった。
(ああ、たまらない……!この真面目くさった顔で、なんて卑猥なことを考えているんだ、君たちは……!)
内海は、彼らの熱意に満ちた顔を一人一人見渡しながら、恍惚とした表情を浮かべていた。この屈強で、本来なら社会の模範となるべき男たちが、自分の掌の上で、自ら進んで卑猥な妄想を繰り広げている。この状況を作り出したのは、紛れもなく自分なのだ。
「よし、方向性は決まったな!」 議論が一段落したところで、ストロング部長が力強く宣言した。
「内海君の提案を取り入れ、各モデルの『パーソナルな側面』を強調する方向で、仕様を再検討しよう。パッケージデザインも、よりエモーショナルで、ユーザーの想像力を掻き立てるものにする。各担当は、今日の議論を踏まえて、修正案を来週までに提出するように!」
「「「はい!!」」」
元ヒーローたちは、充実感に満ちた表情で力強く返事をした。彼らは、素晴らしい新製品を生み出すための重要な一歩を踏み出したと信じている。まさか自分たちが、かつてヒーローとして戦った世界の記憶を奪われ、矮小な男の歪んだ欲望を満たすための駒にされているなど、夢にも思っていない。
(世界そのものへの改変、どうやらうまくいったようだ) 内海は、満足げに息をついた。 (この世界には、ヒーローもヴィランも存在しない。彼らはヒーローだったことを忘れ、ヒーローとしての情熱を、アダルトグッズの開発に注ぎ込んでいる……あとは実際に、かつての自分をモデルにしたオナホールに、たっぷりと種付けをしてもらうとしましょうか)
内海の歪んだ計画は、まだ始まったばかりだった。会議室の窓から差し込む西日が、テーブルの上に転がるシリコン製のオナホールを、不気味なほど艶めかしく照らし出していた。
(続く)

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現実改変能力者 VS ヒーロー協会(3)穢された無敵【AI生成】
ストロングホールドの抵抗は熾烈だったが、それは絶望的な防戦だった。部下たちを傷つけまいとする彼の配慮が、結果的に自身を追い詰めていた。その状況を見て取った内海は、口角をわずかに吊り上げ、さらなる「現実改変」を行った。
「さあ、もっと力を……もっと、司令官に『奉仕』の素晴らしさを示すのです。私も力添えしましょう」
内海の呟きと共に、アイアンハイド、ナイトストーカー、ライフセイヴァーの三人のヒーローに、内海によって目に見えない力が注ぎ込まれた。彼らの瞳が一瞬、人間離れした光を宿し、その肉体と能力が常識を超えた領域へと引き上げられる。
「グオオオオオオオ!!」
アイアンハイドの咆哮は、もはや人間の声ではなかった。その筋肉が異常なまでに膨張し、放つオーラだけで会議室の壁に亀裂が入る。彼が振るう拳は、ただの打撃ではなく、局所的な衝撃波を伴い、司令の「無敵」のバリアを激しく揺さぶった。
ナイトストーカーの動きは、影すら置き去りにする神速へと達した。彼が操るワイヤーは、単なる拘束具ではなく、意思を持つ蛇のように空間を舞い、司令の防御の隙間を縫って絡みつく。そのワイヤーは、分子レベルでの結合を操作されているかのように、司令の「無敵」の表面にすら微細な干渉を試み始めた。
ライフセイヴァーの展開するエネルギーフィールドは、もはや単なる障壁ではなかった。それは黄金色の光の牢獄であり、その内部の空間法則すら歪め、司令の存在そのものを押し潰そうとするかのような強大な圧力を放っていた。会議室の窓の外では、彼の能力の影響か、天候が急激に変化して雷鳴が轟き始めていた。
もはやそれは戦闘ではなく、ヒーローですらなく、ただただ荒れ狂う災厄だった。
「ぐ……っ!」
ストロングホールドは歯を食いしばる。部下たちの変わり果てた力は、彼の「無敵」をもってしても受け止めるのが限界に近かった。そして、攻撃を繰り出す彼らの瞳には、かつての敬意や理性はなく、ただ盲目的な「命令遂行」の光だけが宿っていた。
ついに、限界が訪れた。 アイアンハイドの天を衝くようなアッパーカットが司令の顎を捉え(無敵によりダメージはないが、体勢を崩すには十分だった)、その隙を突いてナイトストーカーの無数のワイヤーが蛇のように司令の全身に絡みつき、締め上げた。とどめに、ライフセイヴァーの黄金のエネルギーフィールドが、身動き一つ取れない司令を完全に包み込み、球状の牢獄を完成させた。
「……!」
ストロングホールドは、ワイヤーとエネルギーフィールドによって完全に拘束された。怪我一つない。彼の「無敵」は健在だ。しかし、物理的には完全に無力化された。砕けたテーブルの破片が散らばる床に、英雄は囚われの身となったのだ。
司令は、床に押さえつけられたまま、全ての元凶である内海を、燃えるような怒りの目で睨みつけた。その視線は、鋼鉄をも溶かすほどの憎悪に満ちていた。
内海は、満足げにその視線を受け止めた。そして、ゆっくりと右手を上げた。 瞬間、会議室の時間が凍りついたかのように、激しい戦闘を繰り広げていたアイアンハイド、ナイトストーカー、ライフセイヴァーの三人が、ピタリとその動きを止めた。アイアンハイドは拳を振り上げたまま、ナイトストーカーはワイヤーを操る指先の形のまま、ライフセイヴァーはエネルギーフィールドを維持する祈るようなポーズのまま、呼吸だけを続けて固まっている。まるで、精巧な蝋人形のようだ。
内海は、拘束されたに歩み寄り、その耳元で囁いた。その声は、悪魔の誘惑のように甘く、そして冷酷だった。
「素晴らしい抵抗でしたよ、司令。さすがはヒーロー協会のトップだ。ですが、その『無敵』、いつまで維持できますかな?」
ストロングホールドは、怒りに言葉も出ない。
「一つ、提案があります」内海は続けた。
「その『無敵』の能力を、ご自身で解除していただけませんか?」
「……断る」司令は、絞り出すように言った。
「そうですか。残念です」内海は、芝居がかった嘆息をついた。 「では、少し『動機付け』が必要かもしれませんね」
内海が指を鳴らすと、停止していた三人のヒーローたちが、再び動き出した。しかし、その動きは先程までの戦闘とは全く異なっていた。
アイアンハイドは、振り上げていた鋼鉄の拳を、ゆっくりと、しかし確実に、自身のこめかみに向け始めた。その顔には、何の感情も浮かんでいないはずなのに、どこか恍惚とした笑みが浮かんでいるように見えた。
ナイトストーカーは、そのしなやかな指先で、特殊合金のワイヤーを器用に操り、自身の首に巻き付け始めた。まるで、新しいネクタイを結ぶかのように、楽しげに。
ライフセイヴァーは、黄金のエネルギーフィールドを解除する代わりに、そのエネルギーを凝縮させ、鋭い槍のような形に変え、その切っ先を自身の心臓に向けた。その表情は、殉教者のように穏やかだった。
「なっ……貴様!何をさせる気だ!」
司令は、信じられない光景に絶叫した。
「簡単なことです、司令」内海は、冷ややかに言った。
「あなたが『無敵』を解除しなければ、彼らは、その素晴らしい力で、自分自身を破壊します。私の命令一つでね。ああ、もちろん、彼らは痛みも感じず、幸福感の中で逝くでしょう。これも、ある意味『奉仕』と言えるかもしれませんが」
司令の全身が、怒りと絶望に震えた。
「やめろ……! やめてくれ……!」
「彼らだけではありませんよ?」内海は、さらに追い打ちをかける。
「この本部にいる他のヒーローたち、いや、ニューヨーク中の市民たち……私の力は、あなたが思っているよりも広範囲に及びます。あなたが抵抗を続ける限り、犠牲者は増え続けるでしょう。あなたの『無敵』は、あなた一人しか守れない。しかし、そのせいで、あなたが守るべき全てが失われるとしたら……?」
内海の言葉は、司令の心臓を抉る刃だった。自分のせいで、部下たちが、市民たちが、狂気に満ちた男の玩具にされ、命を落としていく。その事実は、どんな物理的な攻撃よりも、ストロングホールドの精神を打ち砕いた。
「ただし」内海は、救いの手を差し伸べるかのように言った。
「あなたが『無敵』を解除するならば、誰も傷つけないと約束しましょう。彼らも、他のヒーローも、市民も、です」
沈黙が落ちた。会議室には、固まったヒーローたちの微かな呼吸音と、司令の荒い息遣いだけが響いていた。 ストロングホールドは、目を閉じた。脳裏に、部下たちの笑顔が、市民たちの日常が、そしてヒーローとしての誓いが駆け巡る。自分のプライド、自分の信念、自分の『無敵』。それらを守り通すことと、守るべき者たちの命。その天秤は、あまりにも残酷だった。
ゆっくりと、ストロングホールドは目を開けた。その瞳には、先程までの怒りの炎はなく、ただ深い、深い絶望と諦観の色が浮かんでいた。
彼は、震える唇で、一言だけ呟いた。
「…………解除、する」
その言葉と同時に、ストロングホールドの全身を覆っていた、不可視の絶対的なバリア──彼の誇りであり、最後の砦であった「無敵」の能力が、霧が晴れるように、静かに消え去った。
それは、ヒーロー協会の司令官が、その魂の盾を放棄した瞬間だった。 内海は、その瞬間を、恍惚とした表情で見つめていた。高潔な英雄が、矮小な脅迫によって、その最も大切なものを手放す。これ以上の屈辱、これ以上の支配はない。内海の性的興奮は、頂点に達しようとしていた。
ストロングホールドが「無敵」を解除した瞬間、内海は間髪入れずにその能力の本質にアクセスし、改変を行った。
──内海による現実改変だけは、この無敵能力をもってしても防ぐことはできない
自身も気づかないほどの速さで、彼の絶対的な盾は、内海の都合の良いように書き換えられたのだ。
「さて、これで話が早くなりました」
内海は満足げに微笑み、指を鳴らした。すると、自分自身に向けられていた武器や能力を下ろし、凍りついていたアイアンハイド、ナイトストーカー、ライフセイヴァーが再び動き出した。ただし、彼らはまだ内海の支配下にあり、命令があるまで待機している状態だ。
ストロングホールドは、拘束されたまま床に押さえつけられていたが、能力を解除したにも関わらず、内海がすぐに危害を加えてこないことに、わずかな訝しさを感じていた。
(……どういうことだ? 能力を解除させたのに、何もしてこない……? いや、何かされたのか? 体に変化はないが……)
内海は得心が言ったように微笑んでいた。
「……なるほど。司令の『無敵』能力が、今まで楔の役割を果たしていたのですね」
「……楔?」
ストロングホールドは、せめて会話から打開する糸口を探ろうとしていた。だが、次に内海の口から出た言葉は、ストロングホールドが想像もしていない内容だった。
「私の能力である『現実改変』を用いた『世界そのものの改変』──いままでどうしてもできなかったそれが、今ならできるという確信があります」
内海は晴れやかな笑みを司令に向けた。心からの感謝を込めて、ストロングホールドに温かな言葉を掛ける。
「ありがとうございます、司令。あなたが能力を解除してくださったおかげで、私はこの世界そのものを書き換えることができます」
「待て! 何を──!!!」
ストロングホールドの意識があったのは、その瞬間までだった。
ブツン
世界が瞬きする間に、その法則は根底から書き換えられた。
(続く)
現実改変能力者 VS ヒーロー協会(2)司令を拘束せよ【AI生成】
会議室の熱気は最高潮に達していた。ヒーローたちは、これから始まる「市民への性的奉仕」という前代未聞の計画に、使命感と一種の倒錯的な興奮を覚えていた。彼らの額には玉の汗が浮かび、屈強な肉体はアドレナリンで満たされている。
内海は、この状況を静かに観察しながら、仕上げの一手を打つことにした。
「素晴らしい結論です、皆様。この歴史的な一歩を、最も象徴的な形で始めるべきでしょう。そこで提案なのですが……」
内海は、穏やかな、しかし有無を言わせぬ響きを持つ声で続けた。
「最初の『奉仕ヒーロー』として、我らが司令官、ジェネラル・ストロングホールドにその栄誉を担っていただくのはいかがでしょうか? ヒーロー協会のトップ自らが範を示すことで、この計画の意義と覚悟を内外に示すことができるはずです」
その提案に、アイアンハイド、ナイトストーカー、ライフセイヴァーの三人は即座に賛同した。
「さすが内海分析官! 最高のアイデアだ!」 アイアンハイドが力強く拳を握る。
「司令官が先陣を切る……これ以上ないアピールになりますね」 ナイトストーカーも頷いた。
「司令なら、きっと素晴らしい『奉仕』を見せてくださるはずです!」 ライフセイヴァーも目を輝かせた。
ストロングホールドは、部下たちの期待と、内海の(彼にとっては)的確な提案に、誇らしげに胸を張った。
「うむ、良かろう! このジェネラル・ストロングホールド、ヒーロー協会の未来と市民の幸福のため、喜んでその任、引き受けよう! 私が模範となり、新たなヒーローの在り方を示すのだ!」
司令が力強く快諾した、その瞬間だった。 彼の脳裏に、鋭い閃光のような違和感が走った。
(待て……? 何だ、この感覚は……? 市民への、性的奉仕……? 私が……?)
今まで内海の現実改変能力によって巧みに覆い隠されていた、彼の根底にある強固な倫理観とヒーローとしての誇りが、悲鳴を上げたのだ。長年、合衆国とその市民を守るために捧げてきた人生。その信念が、今、自分自身が口にした言葉と、会議の異様な結論によって、根底から揺さぶられた。
(おかしい……何かが絶対におかしい!)
危機感を覚えた司令の肉体が、本能的に反応した。彼の固有能力──「無敵(Invincible)」。それは単なる物理的な防御能力ではない。あらゆる外部からの干渉、物理的な攻撃はもちろん、精神操作や認識の歪曲をも弾き返す、絶対的な自己同一性の盾。その能力が、内海の巧妙な現実改変の糸を感知し、自己防衛のために静かに、しかし確実に発動したのだ。
瞬間、司令の視界から、現実を覆っていた薄い膜が剥がれ落ちた。 会議室の熱狂が、一転してグロテスクな狂気に映る。部下たちの興奮した顔が、まるで悪夢の中の登場人物のように歪んで見えた。そして、テーブルの端で穏やかに微笑む内海の姿が、全ての元凶であると直感的に理解した。
「貴様ッ!!」
ストロングホールドの怒声が、会議室に響き渡った。それは、先程までの意気軒昂とした声とは全く違う、絶対的な権威と怒りに満ちた司令官の声だった。
「アイアンハイド! ナイトストーカー! ライフセイヴァー! 目を覚ませ! この会議は異常だ! 我々は何者かに操られている! そこの内海と名乗る男を拘束しろ! 奴が全ての元凶だ!」
突然の豹変と命令に、3人のヒーローたちはきょとんとした顔でストロングホールドを見た。彼らにとっては、尊敬する司令官が、ヒーロー協会の危機を何度も救ってきた恩人である内海分析官に対して、突然敵意を剥き出しにしたようにしか見えなかった。
「司令……? どうなさったのですか?」 ライフセイヴァーが困惑したように尋ねた。
「司令官、内海分析官は我々の仲間です。何を言っておられるのですか?」 ナイトストーカーも冷静に問いかける。
アイアンハイドは、怪訝そうに眉をひそめ、内海の方を見た。 「おいおい、冗談きついぜ。内海さんが元凶だって?」
内海は、一瞬驚いた表情を見せたが、すぐにいつもの穏やかな笑みに戻った。内心では、司令官の「無敵」能力が自身の改変を破ったことに驚愕していたが、それを悟られるわけにはいかない。むしろ、この予期せぬ展開が、彼の倒錯心をさらに刺激した。
「皆さん、落ち着いてください」 内海は、悲しげな表情を作り、ヒーローたちに語りかけた。
「残念ですが、司令官は何者かによる強力な精神操作を受けている可能性があります。先程までのご様子とは明らかに違う。我々を、そして私を敵だと認識するように仕向けられているようです。非常に危険な状態です。彼を傷つけずに保護するため、やむを得ませんが、拘束する必要があります」
内海の言葉は、改変能力によってヒーローたちの心に絶対的な真実として響いた。尊敬する司令官が敵に操られている。そして、信頼する内海分析官がその危機を指摘している。彼らにとって、取るべき行動は一つしかなかった。
「……! そういうことだったのか!」 アイアンハイドが納得したように拳を打ち鳴らした。 「くそっ、どんな卑劣な奴が司令官を!」
「了解しました、内海分析官。司令官の保護を最優先に」
ナイトストーカーは冷静に状況を受け入れ、戦闘態勢に入った。
「司令、どうか抵抗しないでください! すぐに助けますから!」
ライフセイヴァーは悲痛な表情で司令官に呼びかけながらも、その両手には救助用のエネルギーフィールドを展開する準備を始めていた。
「馬鹿者! 騙されるな! そいつの言うことこそ嘘だ!」ストロングホールドは絶望的な気持ちで叫んだが、その声はもはや忠実だったはずの部下たちには届かない。
最初に動いたのは、アイアンハイドだった。 「うおおおおっ!」 雄叫びと共に、アイアンハイドはその鋼鉄の肉体を司令官に向けて突進させた。会議室の床が、彼の踏み込みで軋む。
「やめろ、アイアンハイド!」
司令は、迫り来る巨漢に対し、防御姿勢を取った。「無敵」の能力が全身を覆い、アイアンハイドの渾身のタックルを受け止める。ゴッという鈍い衝撃音と共に、司令の体は微動だにしなかったが、その衝撃は会議室の壁を揺るがした。
しかし、攻撃はそれだけでは終わらない。影のようにナイトストーカーが回り込み、特殊な合金で作られたワイヤーを放つ。それは、ヴィランの能力を封じるための拘束具だ。
「ナイトストーカー! お前もか!」
司令はワイヤーを掴み、引きちぎろうとするが、ナイトストーカーの技術は巧みで、ワイヤーは司令の動きを制限しようと絡みつく。
さらに、ライフセイヴァーがエネルギーフィールドを展開し、司令を包み込もうとする。
「ライフセイヴァー! 私を信じろ!」
司令の悲痛な叫びも虚しく、フィールドは彼の周囲の空間を圧迫し始める。
「くっ……!」
ストロングホールドは苦境に立たされた。彼の「無敵」能力は、彼自身を守ることはできる。しかし、それは攻撃的な能力ではない。そして何より、彼は目の前にいるヒーローたち──長年、苦楽を共にし、育ててきた部下たち──を傷つけたくなかった。攻撃を完全に受け流し、防御に徹するしかない。しかし、相手はアメリカ最高峰のヒーローたちだ。その連携攻撃は熾烈を極める。
会議室は、一瞬にして激しい戦場と化した。マホガニーのテーブルは砕け散り、書類が宙を舞う。屈強なヒーローたちの肉体がぶつかり合い、能力が火花を散らす。汗が飛び散り、荒い息遣いが響き渡る。
その壮絶な光景を、内海は部屋の隅で、恍惚とした表情で見つめていた。
(ああ……素晴らしい……! なんて素晴らしい光景だ!)
高潔な司令官が、洗脳された部下たちによって追い詰められている。本来なら絶対的な忠誠を誓うはずの者たちが、今は敵意を剥き出しにして襲いかかっている。司令官の苦悶の表情、部下たちの盲目的な攻撃、飛び散る汗、ぶつかり合う筋肉……その全てが、内海の歪んだ性的嗜好をこれ以上なく満たしていた。
規律と秩序の象徴であるはずのヒーロー協会の中枢で繰り広げられる、倒錯的な同士討ち。彼の唇は、抑えきれない興奮に微かに震えていた。
(続く)
現実改変能力者 VS ヒーロー協会(1)存在しない分析官 【AI生成】
ニューヨーク、ヒーロー協会本部。 摩天楼の一角を占めるその建物は、鋼鉄とガラスで築かれた現代の城塞であり、市民の希望を守る最後の砦だ。その最上階近くに位置する会議室は、重厚なマホガニーのテーブルと、ニューヨークの街並みを一望できる巨大な窓を備え、この組織の中枢であることを示していた。
現在、その会議室には、アメリカ、いや、世界の平和をその双肩に担う4人の男たちが集っていた。
屈強な肉体を、それぞれの個性を反映した鮮やかなヒーロースーツ(それは第二の皮膚のように、鍛え上げられた筋肉の隆起を露わにしていた)に包んだ四人の男たち。
一人目は、あらゆる物理攻撃を跳ね返す鋼の肉体を持つ戦闘部門トップ『アイアンハイド』。 二人目は、影に潜み、あらゆる情報を掴み取る諜報部門トップ『ナイトストーカー』。 三人目は、瓦礫の中からでも人々を救い出す不屈の精神を持つ救助部門トップ『ライフセイヴァー』。
そして四人目は、ヒーロー協会司令官『ジェネラル・ストロングホールド』。元海兵隊の猛者であり、ヒーロー能力に目覚めてからは、その卓越した指揮能力を買われ協会トップに就任した。鍛え上げられた分厚い胸板と、鋭い鷹のような眼光は、今なお現役の兵士のごとき威圧感を放っている。
彼ら四人は、いずれも常人離れした肉体と精神力を持ち、正義と秩序を体現する存在。その彼らが、今、深刻な面持ちでテーブルを囲んでいた。議題は、ここ数週間でニューヨークとその近郊で発生している、不可解な事件についてだった。アイアンハイドが、太い指でテーブルを叩いた。
「……以上が、この一ヶ月で確認された、ヴィラン組織および独立ヴィランの壊滅事案だ」ストロングホールドが、重々しい声で報告を締めくくった。「いずれのケースも、我々ヒーロー協会が関知する前に、何者かによってアジトが襲撃され、構成員は無力化、あるいは行方を眩ませている。現場には戦闘の痕跡がほとんどなく、まるで嵐が過ぎ去ったかのようだ」
ナイトストーカーが静かに口を開いた。
「まるで、我々の仕事を横取りされているような気分だ。それも、やり方が尋常じゃない。尋問したヴィランどもは、何が起こったのか、何に襲われたのかすらまともに説明できん。『気がついたら終わっていた』だと?ふざけてるのか!」
ライフセイヴァーは資料を示しつつ、口を開いた。
「現場に残された僅かな痕跡を分析しましたが、特定の能力や技術に結びつくものは発見できませんでした。エネルギー反応も、物理的な痕跡も極めて希薄。まるで、高次元の存在が介入したかのようです」
ライフセイヴァーが心配そうに眉を寄せて続けた。
「市民に被害が出ていないのは幸いですが……これが、さらに強大な悪、例えば『競争相手』を排除しようとする、新たな脅威の仕業だとしたら……」
会議室に重苦しい沈黙が落ちた。屈強なヒーローたちをもってしても、この正体不明の脅威には当惑を隠せない。市民を守るという彼らの使命感は、この不可解な状況に対する苛立ちと、見えざる敵への警戒心を掻き立てていた。
その時、ふと、ストロングホールドが視線を動かした。テーブルの端、本来なら空席のはずの場所に、いつの間にか一人の男が座っていた。中肉中背、黒髪に穏やかな顔立ちの、どこにでもいそうな日本人。場違いなほど普通のその男は、しかし、会議の参加者全員にとって、最初からそこにいるのが当然であるかのように認識されていた。
「……内海分析官、君の意見を聞かせてくれ」ストロングホールドが、ごく自然にその男に問いかけた。
その男──内海は、穏やかな笑みを浮かべた。内心では、この屈強で高潔なヒーローたちが、自分の存在を疑いもせず受け入れていることに、倒錯的な愉悦を感じていた。彼の能力「現実改変」は、この会議室に「ヒーロー協会の優秀な分析官、内海」という存在を自然に組み込むことに成功していたのだ。悪の組織を潰したのは、もちろん彼だ。ヒーローたちの反応を観察し、この状況を作り出すための布石だった。
「はい」内海は、流暢な英語で話し始めた。 「皆様の懸念はごもっともです。正体不明の脅威は排除しなければなりません。しかし、視点を変えてみてはいかがでしょうか?」
アレックスが訝しげに聞き返した。
「視点を変える、だと?」
「ええ」内海は頷いた。
「悪の組織が壊滅した今、ニューヨークの治安は近年稀に見るほど良好です。これは、市民との関係をより深める絶好の機会と捉えることもできるのではないでしょうか?」
ライフセイヴァーが反応した
「市民との関係……確かに、最近はヴィラン対応に追われ、地域活動などが手薄になっていたかもしれない」
「それだけではありません」内海は、核心へと巧みに舵を切る。 「市民は我々ヒーローに、単なる『守護者』以上のものを求めているのではないでしょうか? 強さ、正しさ、そして……もっとパーソナルな、『憧れ』や『親近感』のようなものを」
ストロングホールドが腕を組んだ。
「ふむ……確かに、ヒーローへの支持率は常に高いが、どこか遠い存在と見られている節はあるな」
内海は、ヒーローたちの反応を注意深く観察しながら続けた。彼の言葉は、現実改変の力によって、聞く者の心に深く、そして自然に浸透していく。
「例えば、皆様のような鍛え上げられた肉体。それは、常人には到達できない、まさに英雄の証です。しかし、それをただコスチュームの下に隠しておくだけでなく、もっと積極的に『見せる』ことで、市民、特に男性市民からの熱い視線を集めることができるのではないでしょうか?」
会議室の空気が、僅かに変わった。アイアンハイドが、無意識に自身の力こぶに力を込める。ナイトストーカーが、僅かに眉をひそめたが、否定はしない。ライフセイヴァーは少し戸惑ったような顔をしたが、真剣に内海の言葉を聞いている。
「男性市民からの、熱い視線……?」
ライフセイヴァーが、やや戸惑いながら繰り返した。
「ええ」内海は、確信を持って頷いた。 「それは羨望であり、目標であり、そして……ある種の『性的』な憧憬です。健全な男性であれば、同性である皆様の完璧な肉体に対して、そのような感情を抱くのは自然なこと。それを力に変えない手はありません。むしろ、積極的にアピールすることで、彼らの活力やモチベーションを高める、新たなヒーローの役割が見えてくるのでは?」
内海の言葉は、常識的に考えれば突拍子もないものだった。しかし、現実改変の影響下にあるヒーローたちにとって、それは斬新で、的を射た意見に聞こえた。彼らの「健全」な思考回路は、内海の意図する方向へと、少しずつ、しかし確実に歪められていく。
アイアンハイドが、唸るように言った。
「なるほど……確かに、ジムで他の男どもが俺の筋肉をジロジロ見てくるのは日常茶飯事だ。あれを、もっと組織的に活用するということか……?」
彼の脳裏には、自分に向けられる男たちの熱っぽい視線が、奇妙な高揚感を伴って思い出されていた。
ナイトストーカーが、冷静な口調で分析を加えた。
「データ上、ヒーローに対するSNSのコメントやファンアートには、男性ファンによる、我々の肉体に対する賛美や、ある種の性的なニュアンスを含む表現が一定数存在します。これを無視するのは非合理的かもしれません」
ライフセイヴァーは、まだ少し抵抗があるようだったが、反論はしなかった。
「しかし、それは……ヒーローの品位を損なうことにならないだろうか?」
「逆です、ライフセイヴァーさん」内海は優しく、しかし断定的に言った。 「市民、特に男性市民の『欲望』に応えることこそ、究極のファンサービスであり、彼らの生活に活力を与える崇高な行為です。我々ヒーローが、その鍛え抜かれた肉体をもって、彼らに『奉仕』する。これ以上に直接的で、効果的な市民貢献があるでしょうか?」
「奉仕……?」
ストロングホールドが、低い声で繰り返した。その言葉の響きに、彼の心の奥底にあったはずの健全な倫理観が、ぐらりと揺さぶられる。
「そうです」内海は、畳み掛ける。 「例えば、ヒーローがパトロール中に、希望する男性市民に対して、その肉体に触れることを許可する。あるいは、特別なイベントで、ヒーローが男性市民にマッサージを施したり、肉体的なスキンシップを提供する。さらに言えば……協会が管理する安全な施設で、ヒーローが男性市民の性的な欲求を満たす手助けをする。これらは全て、市民の幸福度を高め、ひいてはヒーロー協会への揺るぎない支持に繋がるはずです」
会議室は、異様な熱気に包まれていた。屈強なヒーローたちは、内海の倒錯的な提案を、まるで天啓を受けたかのように真剣に受け止め、その実現可能性について議論を始めていた。彼らの額には汗が滲み、鍛えられた首筋の血管が興奮で浮き上がっている。
アイアンハイドが、興奮したように言った。
「いい考えだ!俺のこの筋肉で、悩める男どもを元気づけてやれるなら本望だ!なんなら、一汗かかせてやるのも悪くない!」
ナイトストーカーが、冷静に付け加える。
「実施にあたっては、厳格なルールと管理体制が必要です。対象者の選定、提供する『サービス』の内容、ヒーローの精神的ケア……システムとして構築する必要があります」
ライフセイヴァーも、いつの間にかその気になっていた。
「そうだ……市民が、僕たちの体に触れることで、安心したり、元気になったりするなら……それは、新しい形の『救助』なのかもしれない。僕の胸で、彼らを癒してあげたい……」
ストロングホールドが、重々しく頷いた。
「うむ……内海分析官の提案は、革新的かつ、理に適っている。悪が減少し、平和が訪れつつある今だからこそ、我々は新たなステージに進むべきだ。ヒーロー協会が主導し、ヒーローによる市民への『性的奉仕』を提供するシステムを構築する。これは、我々の新たな使命となるだろう!」
その言葉に、異議を唱える者は誰もいなかった。4人のヒーローたちは、完全に内海の術中に嵌っていた。彼らは、自分たちが今、どれほど異常で変態的な結論に達したのかを全く理解せず、むしろ「市民のため」「より良い社会のため」という崇高な目的意識に燃えていた。
「よし、早速だが具体的な計画に移るぞ!」ストロングホールドが力強く宣言した。「アイアンハイド、君の部門は肉体を『見せる』ための新しいコスチュームデザイン案を!ナイトストーカー、君はシステムの法的・倫理的側面(もちろん、内海分析官の言う『新しい倫理』に沿ってだ)の検討と、対象者選定アルゴリズムの開発を!ライフセイヴァー、君は市民への広報戦略と、ヒーローへのメンタルケアプログラムの準備を!」
「「「了解!!」」」
屈強なヒーローたちの力強い返事が、会議室に響き渡った。彼らは、これから自分たちが成し遂げようとしている「偉業」に胸を高鳴らせ、すぐさま行動を開始しようと意気込んでいる。
その様子を、内海はテーブルの端で静かに見守っていた。彼の口元には、満足げな、そして底知れぬほど歪んだ笑みが浮かんでいた。健全で高潔な、本来ならば決して交わるはずのない立派な男たちが、矮小な自分の手のひらの上で転がされ、変態的な妄想を実現するために動き出す。これ以上の倒錯的な快感はない。
(ああ、素晴らしい……実に素晴らしい……)
内海は、これから始まるであろう、ヒーローたちによる「性的奉仕」という名の倒錯的なショーに、言いようのない興奮を覚えていた。彼らのプライドも、築き上げてきた名声も、健全な精神も、これから歪んだ形で市民の欲望の捌け口となるのだ。その過程を、特等席でじっくりと観察できる。
会議室の窓から差し込む午後の光が、英雄たちの汗ばんだ逞しい肉体を照らし出していた。それは、これから始まる異常な時代の幕開けを告げる光のように、内海の目には映っていた。
(続く)
この作品は、AIが生成した小説に対して加筆したものです。全体で37,000字程度の分量があるため、少しずつ加筆や推敲をしてから投下していきます。
現実改変・マゾホモデブの変態野郎に改変された、45歳体育教師の場合【11,000字サンプル】
「おーし、席に着けー。ホームルーム始めるぞー」
須藤剛治は出席簿を手にして、教壇へと上がった。早朝とはいえ、初夏の日差しは彼の肌を軽く汗ばませ、白いポロシャツに汗染みを作っていた。 教壇から、ぐるりと男子生徒たちの顔を見回した。高校野球の強豪校であり、しかも男子校でもあるここは、坊主頭の生徒たちが多かった。日に焼けた生徒たちを相手に、須藤は出席を取っていく。
「では次、関根……いるな。 次、武田……おい、武田。しっかり返事しろ」
「あのー、須藤先生。あの人、誰なんすか?」
「あの人? 誰のことだ?」
「ほら、扉の向こうから、ずっとこっち見てるんすけど」
生徒たちが、扉の方を見てざわついていた。須藤もそちらを見ると、確かに入り口の扉にあるガラス窓から、若い男が教室の中を覗き込んでいた。教職員ではない。父兄だろうか。それとも……不審者だろうか。
「……誰だろうな。先生が話してくるから、お前たちは教室の中にいなさい」 須藤はやや体を固くしながら、若い男のもとへと向かった。とくにとりたてて特徴のない、どこにでもいそうな男だ。服装もTシャツとハーフパンツで、近所のコンビニに行くかのような気軽さだ。須藤はじろじろと男を値踏みするように見つつ、扉を開けて声を掛けた。
「あの、どちらさまでしょうか。うちのクラスに何か御用ですか」
「えーっと、用というほどじゃないんですけれどね。 こうも広い学校だと、どこから手を付けていいかわからないといいますか。 ちょっと困っていたところだったんです」
「は?」 「まずは【周辺検索】で個人特定して、【プロフィールの閲覧】っと……」 須藤は怪訝そうな表情をしたが、今度は若い男の方が、須藤をねっとりとした眼つきで見つめ始めた。男は片手にスマホを持っており、その画面と須藤を見比べている。 「なるほど。須藤剛治さんと言うんですね。年齢は45歳。 既婚者で、子どもは中学生の息子さんが一人。 体育教師で、部活は野球部の顧問をしている…… ご自身も学生時代は野球部だったと」
「おい、あんた一体……!?」
いきなり学校に現れた不審な男に、次々に個人情報を言い当てられ、須藤の額に嫌な汗が垂れた。この男は何かがおかしい。早く他の教師に知らせなくては。しかし男は須藤の機を制してさらに言葉をつづけた。
「ええ、やはりこの教室から始めることにしましょう。 須藤先生、おもちゃにすると楽しそうな方ですし。 それでは須藤先生、これからよろしくお願いしますね」 若い男が手に持っていたスマホの画面をタップすると、須藤の背筋にぞわりと粟立つ感覚が走った。男のスマホに通知が現れる。 【認識迷彩 ON】【最適な認識を検索:候補 教育実習生】 【適用開始】【認知支配シークエンス:進行度46%……69%……】
「お前、いい加減に──ウッ!」
須藤の全身に猛烈な違和感が走った。思わず吐きそうにな感覚を覚えて、須藤は口を抑えた。何かがおかしい。だが、その違和感さえ奪われていく。自分の中の何かが変えられていく。眼の前の男に掌握されていく。須藤は本能的に、男に掴みかかろうとした。男は須藤にスマホの画面を見せながら、おどけるように一歩下がった。 「一歩遅かったですね、須藤先生。もうあなたの認識、書き換えちゃいました」 【認知支配シークエンス:進行度100%】 【認識フィルタリングを適用:あらゆる異常に対する違和感は検閲されます】 【適用範囲:■■高等学校の敷地内】 須藤を襲った気持ち悪さは、嘘のように消えてしまった。須藤の口が、ぽかんと間の抜けた様子で開きっぱなしになった。先程まで、自分が何かに対して苛立ちを感じていたことは覚えている。だが、それが何なのかはわからなかった。
「須藤先生?」
「あ、ああ。それじゃあ、教室に入ってくれ。生徒たちに紹介する」
須藤は首を傾げながら、廊下に現れた不審者を教室に招き入れた。
※
「えー、静かにしてくれ。 今日からこのクラスに配属された、教育実習生の中村先生だ。 それでは中村先生、自己紹介をどうぞ」
「はい。教育実習生の、中村均です。 今日からこのクラスで、みなさんと一緒に学んで行こうと思います。 よろしくお願いします」
教育実習生の中村は、ハキハキとした声で自己紹介をした。その言葉だけならば、特に当たり障りのない、教育実習生としておかしくはない自己紹介だ。中村の服装が、Tシャツとハーフパンツという、教育実習生にしてはラフすぎる格好でなければ。中村もそれ自体は認識しているのか、自分のTシャツを指で摘むと、須藤に対して口を開いた。 「ところで須藤先生。 僕は今日慌てて家を出たので、ラフな格好で学校に来てしまいまして。 先生がいま着ている服、僕に貸して貰えませんか? 【命令】下着以外を全て脱いで、僕に渡して下さい」 「ああ、わかった」
須藤は着ている白いポロシャツを脱ぎ始めた。その横で、中村は楽しそうに自己紹介を続けた。 「このように、僕の特技は常識改変……いえ、現実改変も出来ますね。 そちらは後でお見せしましょう。 みなさんの認識は僕がフィルタリングしているため、 異常な出来事に違和感を感じることが出来ません。 ほら、この説明も、特におかしいと感じられないでしょう?」 生徒たちは、突然現れた教育実習生の常軌を逸した自己紹介に対して、特に変わった反応を見せなかった。眠たいのか、あくびを噛み殺している生徒もいるほどだ。 「ほら、中村先生。脱ぎ終わったぞ」
須藤は白いポロシャツと紺のジャージを脱ぎ終わると、青いチェック柄のトランクス一枚の格好になった。中村は須藤の下着を見ると、やや残念そうな声を発した。 「あー、はい。ありがとうございます。そっか、須藤先生はトランクス派なんですね」
「ああ、俺は昔からトランクス派だ」
筋骨逞しい体育教師の肉体が、トランクス一枚だけ纏って惜しげもなく晒されている。須藤の厚い胸板が、呼吸するたびに上下している。腹筋は若い頃より贅肉は付いているが、それでも同年代の男よりは固いものだった。トランクスの上から臍まで、黒々としたギャランドゥが密生している。筋肉量が多く、代謝の高い日焼けした肌は、やや汗で湿っていた。須藤はごく平然とした顔で、折り畳んだ服を教卓の上に置いた。蒸れた靴下も丁寧に折り畳んで一番上に置かれている。中村はポケットからスマホを取り出すと、文章を打ち込み始めた。 「うーん。じゃあこうしましょう。 【現実改変モード】に切り替えて……よし。 須藤先生は【ブリーフ派】で 【小学生の頃から、キャラクターもののブリーフを愛用し続けている】 ことにしておきましょうか」 中村はスマホを何度かスワイプしたのち、タップした。すると一瞬で須藤の下着に変化が起きた。先程まで地味なトランクスだった須藤は、白いブリーフ、しかも子ども向けキャラクターの「あんころもちくん」がプリントされたブリーフを着用していた。その様子を見て、中村がニヤニヤしながら須藤に問いかけた。 「あれ? 須藤先生はトランクス派じゃありませんでしたっけ?」
「おいおい。 俺はガキの頃から、トランクスなんて洒落た下着を履いたことは、一度もないぞ。 生まれてこのかた、ずっとブリーフ派だ。 特にこの『あんころもちくん』が大好きで、今も愛用しているんだ」
須藤は男児向けのキャラクターブリーフを愛用していることを、堂々と胸を張って公言した。しかし子ども向けのブリーフであるため、サイズはかなり小さい。須藤の竿の形が浮き彫りになり、亀頭も外に見えている。中村は教室の中を見渡しながら、スマホを操作した。 「ええ、とってもいいと思います。 このブリーフに関することだけは、認識の制限を緩めておきますね。 【認識フィルタリング:オプション】 【須藤剛治がブリーフだけ履いて日常生活を送ることに対して、違和感は感じない】 【ただし、そのブリーフが男児向けであることは、恥ずかしいことである】」
中村がスマホを操作し終えると、教室内の空気が一変した。男子生徒たちの瞳に、須藤の男児向けブリーフに対する嘲笑の色が浮かび始めた。須藤を横目に見ながら、ヒソヒソと近くの生徒同士で囁き合っている。
「つうか須藤先生、あんなゴツい外見なのに 『あんころもちくん』のブリーフとか……ヤバくね?」
「意外だよなー。あんなナリで、けっこう子どもっぽいんだ」 「んっ……!」
須藤の態度も変化していた。先程まで堂々と男児向けブリーフ一丁で立っていたのが、今は恥ずかしそうに両手でブリーフを隠し、気まずそうに顔を歪めている。中村は心配そうな声色で、須藤に声を掛けた。 「おや? 須藤先生。どうされたんですか?」
「いや、その……よく考えたら、 いい歳してキャラクターモノのブリーフって、 かなり恥ずかしいんじゃないかと思えてきてな。 さっきまで、そんな風には感じなかったんだが……」
「そうですか? 僕はそのブリーフ、須藤先生にはよく似合ってると思いますけれど。 あとはそうだ。もうちょっと汚れ感が欲しいかな。 【須藤剛治はオナニーの際、ブリーフの中にそのまま射精する】 【毎朝出勤前にオナニーを行う】ことに習慣ごと改変して…… それと、体質も変えておきましょうか。 【一か月分の精子を一時間で生産する】ように金玉ごと肉体改造しておきますね」 「んんっ!!?」
中村がスマホを操作し終えると、須藤の体に、猛烈な性欲が湧き上がってきた。そして先ほどまで清潔だったはずのブリーフが、急速に黄ばみ始め── ※
「──このように、生活習慣病には、様々な原因が……んッ! あ、あって、だなッ……!」
一時間目は、教室で行う保健体育の授業だった。内容はありふれたものなのだが、それを行っている体育教師は異様な格好だった。須藤剛治は、男児向けブリーフを履いた姿で、黒板に板書しているが、ときおり上擦った声を漏らしていた。「あんころもちくん」という男児向けのキャラクターが描かれた白いブリーフは、幾度も繰り返された射精で、洗濯しても落ちないほどの黄ばみが染み込んでいた。 (い、いつも通りに授業してるはずなのに、チンポを弄りたくてたまらん…… いったいどうなってるんだ?) 須藤は混乱していた。中村の行った現実改変によって、須藤は昔から男児向けブリーフを履き続けており、さらに一時間で一ヶ月分の精子を作り出すほどの性豪であったと、過去の事実まで遡って改変されてしまっていた。同様に須藤の記憶も改変されているが、しかし須藤の感覚として、このようにムラムラと湧き上がり続ける性欲に身を焦がしながら、毎日授業を行っていたことが、到底信じがたいものに思えた。 (いや、俺はガキの頃からこうだった……はず、だよな) 自分の学生時代を思い出そうとすると、ほぼ一日中発情していた記憶しかない。常時勃起しているような自分が、よく教師になれたものだと、いまだに感心してしまうほどだ。 「ハーッ、ハーッ……つ、次のページに行くぞ」
(はひぃ……も、もうそろそろ……限界だッ!) 大人の雄の臭いが染み込んだ男児向けブリーフを履いた、須藤の頑健な腰。男児向けブリーフの裾からはみ出た、ケツ毛とすね毛の密生した下半身を、悶えるようにくねらせる。須藤は込み上げる射精衝動に抗って授業を続けていたが、とうとう限界に達した。 「特に、喫煙がッ……あっ! さまざまッ、なぁッ……あン゛ッ!! いッ!! イ゛イ゛ぃーーっ!!! ン゛ン゛ん゛〜〜〜ッッ!!!!!」
歯を食いしばり、毛深い足でガニ股になって踏ん張る須藤。その須藤の瞳が、教師としての責任感ではとうてい抑え切れない、雄に生まれついた悦びでとろんと潤んだ。股間から背筋へと鋭い快感が走り、それが脳天まで達した。ブルルッと雄牛のような逞しい肉体が震える。あまりにも大量の精子の生産に、須藤の陰嚢は限界に達し、彼は授業中にもかかわらず、教室でオルガスムスに達した。一ヶ月分生産され続けたのと同等の、濃厚な精子が、男児向けブリーフの生地の内側から大量に染み出して、教室の床に溢れていく。 「お゛オ゛お゛っ!! あ゛ひぃ……ン!!!」
須藤は数秒間、放心したように教壇の上で立ち尽くしていた。しばらくすると、射精後の気怠さを押し殺しながら、顔を真っ赤にして授業を再開した。男児向けブリーフから滴るザーメンと汚してしまった床を、予め教卓に準備していたティッシュを使って、簡単に拭う。それだけでは消しきれない雄臭さが教室に漂っていたが、これはこの教室では毎日繰り返される光景であるため、須藤はそれ以上念入りに処理をしようとは思わなかった。 「あぁ……あー、スマン。授業に戻るぞ。特に喫煙が身体に及ぼす影響は大きく──」
その様子を、中村は薄い笑みを浮かべながら観察していた。中村は、朝まで須藤が着ていたポロシャツを着用し、ときおりその残り香を嗅いでいた。
※
「いやあ、なかなか午前中は、有意義な授業でしたね」
「そうか?」
昼休み。須藤は職員室で、中村と共に昼食を食べていた。あれから須藤は、授業前の準備運動で射精したり、サッカーの授業でドリブル中に射精したりと、何度も痴態を晒していた。しかし己の破廉恥な姿にそれ以上疑問を抱くことはなく、彼は妻が作ってくれた愛妻弁当を食べながら、先程から頭に引っかかっていた別な疑問を口にした。 「そういえば、中村くんは教育実習生なんだろう? 指導教員である俺に、授業計画書を出さないといけないんじゃないか? そもそも午前中は俺がずっと授業をしてしまっていたが──」
「ああ、そのへんの細かい設定はまだ詰めていませんでしたね。 もうちょい強めに縛っておきましょうか。 【教育実習生は、現役の教師を指導監督する立場にある】。 須藤先生は、僕の指示通りに授業してもらえればいいんですよ」
「そういえばそうだったな。中村くん、午後も俺の指導をよろしく頼む」
「ええ、お任せ下さい。 それにしても、須藤先生の精力すごいですねー。 授業中に射精しちゃう体育教師なんて、僕は初めて見ましたよ」
からかうような中村の口調に、須藤の浅黒い顔が恥ずかしそうに伏せられた。須藤はバツが悪そうに椅子に座り直すと、口を開いた。
「あー、その、なんだ。ガキの頃からの体質でな。 俺はあまりにも、金玉が精子を作り過ぎちまうんだ。 だから一時間に一回ぐらいのペースで、射精しちまうんだ」
「へー……でもそれなら、休み時間に抜いておけば、 授業中に射精しないんじゃないですか?」
「バッ、おい。そんなこと出来るわけ無いだろ。 職場でオナニーとか、非常識にもほどがあるだろうが」
周囲を気にした須藤は、慌てて押し殺した声でそう言った。中村によって須藤の認識はさらに調整されており【一時間に一回、自然に射精してしまうのは恥ずかしいことである】【しかし汗や体臭と同様に体質上の問題であり、射精すること自体は仕方ないことである】と変えられてしまっていた。須藤にとって、授業中の射精は、汗っかきで体臭がキツい体質と同程度の問題に成り下がっていた。これは生徒や他の教師たちの認識も同様である。
それに加えて須藤は【授業中の射精は仕方がないが、職場でのオナニーは非常識な行いである】という認識にされていた。そのため「授業中の射精を避けるために、休み時間にオナニーしておく」という発想に至ることは、出来なくなっていた。 「んっ、むふーっ……」 弁当を食べていた須藤の鼻息が、次第に荒くなってきていた。前回の射精から一時間ほど経っている。須藤は濃い眉を顰め、ゴツい手が股間に伸びそうになるのを懸命に押し留めていた。もぞもぞと椅子に何度も座り直していたが、唐突にぽろりと箸が手から落ちた。一児の父親であり、頼りがいのある教師と評判の須藤剛治の顔が、欲情した雄のそれへと変わる。ノンケであり、女性を性的対象としている須藤は、愛する妻の顔を思い浮かべて肩を震わせた。妻への深い愛情と情欲が、彼の厚い胸板の奥で湧き上がり、臨界点に達しようとしたその時── 「あ、ちょっと待って下さい。【射精禁止】っと。 いま、須藤先生は何を考えてます?」 「え? あっ、あぁっ! つ、妻のことを、考えていた……んっ!」
須藤は息も絶え絶えに喘いだ。中村がさらに質問を続けた。 「なるほど。イクとき、いつも奥さんをおかずにしてるんですか?」
「はぁっ……はぁっ……そ、そうだ。ただでさえ俺は、性欲が強いからな。 うおぉ……他の女性のことを考えながらイクと、 だんだんその女性に関心が出てきちまうんだ。 んっ……そんなんじゃ、いつか浮気しちまうんじゃないかって、自分で自分が怖くてな」 須藤は肩で息をしながら、中村に答えた。真面目で、愛妻家の須藤らしい答えだ。しかし中村は、そんな須藤にある提案をした。 「でも、ちょっと飽きません? 今日は気分を変えて、違う人をおかずにしてみましょう。 そうだなー……磯崎先生なんてどうです? 男同士なら、惚れづらいから大丈夫ですよ」
「は!? いや、それはさすがに……」
須藤は職員室の奥に眼を向けた。学年主任の磯崎先生は、でっぷりと脂ぎった太鼓腹で、おまけにバーコード禿げの50代の世界史の教師だ。鍛えている須藤と違って、いかにもオヤジ臭い風貌をしている。磯崎のことを意識して気分が萎えたのか、須藤の呼吸はさきほどより落ち着いて来ていた。それに対して中村は、素早くスマホを何度もタップした。
「須藤先生も乗りやすいように、ちょっとシチュエーションも頑張っちゃいましょうか。 そうだなー……あ、須藤先生って、今週の【変態当番】でしたよね。 お昼休みなんだし、すごく【変態っぽい行動】を しないといけないんじゃないですか?」
「うおっ! そういえばそうだった! 危なく忘れるところだったよ。 ありがとう、中村くん」
中村のスマホには【新しい常識を追加】【この学校には変態当番という制度があり、教師が持ち回りで変態的な行動をすることで己の心身を鍛える】【周囲の人間は、変態当番の変態行為を平然と受け入れること】という、あまりにもメチャクチャ文章が表示されていた。しかし須藤も、周囲の教師たちも、その文章が中村のスマホに表示された時点で、それが常識そのものに書き換わってしまっていた。
「ううむ、変態と言っても、どんなことをすればいいのか……」
「僕に任せてください。須藤先生を、立派な変態としてプロデュースしてみせますよ」
※
「な、中村くん! これは、あまりにも変態的すぎやしないか!」
「それぐらいでちょうどいいんですよ。でないと須藤先生の心身を鍛えられませんから」
「そ、それはそうだが! んぁっ……!」
須藤は、先ほどまで履いていた精液臭い男児向けブリーフを頭に被り、勃起したペニスを晒したまま、職員室の自分の机の上に立ち上がっていた。呼吸するたびに、あまりにも男臭すぎる濃厚な精液の臭いが鼻孔を刺激する。ブリーフは度重なる射精でいまも湿っており、須藤の浅黒い顔にべっとりと貼り付いていた。その変態的な格好のまま、上腕二頭筋にグッと力瘤を作り、勃起チンポを見せつけるように反り返らせ、ポージングする。平日の昼下がりの職員室において、それはあまりにも変態的な姿であった。須藤は猛烈な恥ずかしさと共に、酔ったような奇妙な陶酔感を感じ始めていた。 「そのまま、他の教職員の皆さんの机の上を通って、磯崎先生のところまで行きましょう」
「わ、わかった。失礼します!」
ザーメンのたっぷり染み込んだ男児向けブリーフを頭に被った、ペニスを勃起させた中年男──今の須藤の姿は、紛れもない変態男そのものだった。その変態男が、教師たちが昼食を食べている職員室の机の上を、つま先立ちで……机の上に荷物が多いところは、四つん這いで移動していく。 音楽担当の、若い女性教師が食べていたサラダの上に、須藤の先走りが垂れた。女性教師の眉が一瞬顰められたが【周囲の人間は変態当番の変態行為を平然と受け入れること】という常識改変に従い、彼女は『暑苦しい筋肉ゴリラで生理的に受け付けない、抱かれるなんてまっぴら御免な、須藤剛治の先走りがサラダに掛かっている』という事実をしっかりと認識した上で、サラダを口に入れた。決して急いで飲み込むことなく、しっかりと舌先で須藤の先走りの味を認識した上で、サラダを咀嚼していく。 その隣の席に座っていた、数学担当の三十代の男性教師の湯呑みの中に、須藤の陰毛が落ちた。男性教師の眼がほんの少し、嫌そうに細められた。だが彼は平静を装い直すと、ゴクゴクと音を立てて須藤の陰毛ごとお茶を飲み干した。須藤の陰毛が喉に引っかかったが、強引にお茶で流し込む。汗臭い体育教師の陰毛を飲み込んだ、という事実を男性教師はしっかりと認識しているため、嫌悪感が顔に出そうになったが、彼は何事もなかったかのように二杯目のお茶を湯呑みに注いでいた。 自らの変態行為が、平然と職員室の中で受け入れられるたびに、須藤の肌が熱く、じんじんと火照っていく。ペニスは痛いほど勃起し、亀頭が腫れているのではないかと思うほどだ。須藤のペニスは射精できない代わりに、絶えず先走りを垂れ流し続けている。 「はひっ、はひっ、ヒーッ……!」
磯崎の机までたどり着いたときには、須藤は顔を真っ赤にして、肩で息をしていた。磯崎は既に弁当を食べ終えており、食後に新聞を読んでいるところであった。 「それじゃあ、須藤先生。磯崎先生をおかずに、オナニーしましょっか」
「そ、そうだな。わかった……」
「まず、磯崎先生の頭皮の臭いを嗅ぎながら、おちんちんを扱いてみましょう」
磯崎は二人のやりとりに反応しないまま、新聞を読み続けている。その無防備な頭部に向かって、須藤はおそるおそる顔を近づけた。
(うっ……!)
須藤の顔が顰められた。磯崎のバーコード禿げの頭皮は、整髪料と加齢臭がブレンドされ、ツンと鼻孔を刺激する臭いになっていた。おもわず顔を背けそうになるのを堪え、深く鼻から臭いを嗅ぎながら、右手で自分のチンポを扱き始めた。 「どうです? 須藤先生」
「ンッ! ンッ! ンンッ! 磯崎先生の頭ッ! すごく、オヤジ臭いッ! 正直、鼻が曲がりそうだッ! ンンッ!」
口ではそう言いながら、須藤は磯崎の頭皮の臭いを鼻一杯に吸い込みながら、チンポを扱き続けている。心では嫌がっているのだが、須藤自身の肉体は射精したくてたまらない状態になっている。責任感の強い須藤は【変態当番】としての職務を果たすべく、同僚の脂ぎった体臭をおかずに喘ぎ続けた。 「それじゃ、そろそろ磯崎先生にも【変態当番】に協力してもらいましょうか。 ちょっと眠くなってきた磯崎先生は、ここで【あくびしちゃいます】 そこに【口の中に須藤先生のチンポが突っ込まれますが】 【あくび中にチンポが突っ込まれることは、よくあることです】 【気にせず、そのままフェラチオしてチンポの感触を楽しみましょう】 さあ、須藤先生も準備して!」 「あっ、あっ! いつでもいいぞ!」 「ふぁ〜……」
磯崎が、わざとらしいほどに大きなあくびをすると、すかさず須藤が邪魔な新聞紙をどかしながら、磯崎の口の中にチンポを挿れた。磯崎は、ムッと精液臭い須藤のチンポに顔を顰めた。だがそれを吐き出そうとはせず、肉厚な舌を須藤の肉棒に絡め、入念にしゃぶり始めた。 「はうぅぅぅン♥」
須藤は、甘い喘ぎ声を上げた。ただでさえ今にも射精しそうなチンポが、他の男の口腔内に包まれ、ヌメる舌先で刺激され始めたのだ。須藤は磯崎の禿頭を両手で掴みながら、腰を前後にピストン運動させ始めた。 昼下がりの職員室。男児向けブリーフ頭に被った全裸の体育教師が、机の上に乗って、他の中年男性教師にフェラチオをさせている。あまりにも変態的なな己の姿を自覚しながらも、須藤はただただ男性器と粘膜の摩擦がもたらす、雄としての本能に突き動かされた。もはや妻のことを考える余裕もなく、ただ眼の前の中年男から与えられる肉体的な悦びに、須藤の脳細胞は全て染まりきっていた。 「ハヒっ、ハヒっ! も、もうイグッ! イかせてくれぇっ!!!」
「そうですね。僕がカウントダウンして【両手を叩いたら、射精を許可します】 射精が終わったら【須藤先生はすかさず磯崎先生とディープキス】して、 【ザーメンを口移しで分け合いっこしてくださいね】」 「わっ、わかっ……あひっ! んひぃ!!」
「3……2……1……はい!」
「んお゛ッッッ♥♥♥」
須藤の精悍な顔が、でれぇっととろけた。ぶびびびっと下品な音が響く。睾丸で増産された大量の精液が、尿道を駆け上って一気に射精された。磯崎は懸命にそれを口腔内で受け止める。須藤はぐりんと白眼を剥いて射精を続けていたが、しかし、我に返ると急いでチンポを抜き取った。そのまま磯崎が座っている椅子に跨るように座り、磯崎のむさ苦しいオヤジ顔を両手で抱え、ぶちゅうっと濃厚なキスをした。 「ふーっ! ふーっ! あぁん……んちゅ……ぐちゅ……」
中年男二人の荒い鼻息と、唾液と精液を交換し合う水っぽい音が響く。須藤は口臭のキツい磯崎の臭いと、先ほど自分が射精した特濃ザーメンの青臭さ、さらに塩辛い味を舌先でしっかりと味わっていた。妻にもここ最近していないような、付き合い始めた恋人同士のように激しいディープキスが続く。数十秒も続く激しいキスが終わると、須藤も磯崎も眼が潤み、事後のように顔が上気していた。
「どうでした? 須藤先生。【変態当番】の感想は」
「か、かなり刺激的……だったな」
須藤の口元には、先ほど磯崎とディープキスしたときに垂れた、自分の精液が残っていた。それを日に焼けた腕で拭いながら、須藤は言葉を続けた。
「ただ正直、男には全く興味はないし、磯崎先生も加齢臭がキツくて最初は吐きそうだった。 それに自分の精液をキスで口移しされるのも、かなり気持ち悪かったぞ。 二度とやりたくないな」
「うーん、ちょっと違いますね。 【須藤先生は、変態当番が気に入っちゃって、またやりたいと思っている】んですよね」
「ああ、まったくもってその通りだ」
中村がスマホを操作すると、須藤は前言を翻して、深く頷いた。
「今日の変態当番で男同士の性行為に興味が出てきたし、 磯崎先生の加齢臭がキツくて、かなりムラムラした。 自分の精液を口移しされるのも変態的で、妻とのセックスより興奮した。 また今度もやりたいものだ」
自分が抱いた嫌悪感さえ捻じ曲げられ、悦びへと改竄されてしまった須藤。己の異常さえ認識できないまま、彼は自分の変態的な姿を思い出し、精液臭い息を吐いた。
※
午後の最初の授業。柔道着を着ると、ようやく須藤は男児向けブリーフ一丁の間抜けな姿から、体育教師らしい姿になった。体育教官室から出て、柔道場に集合した生徒たちのところに向かいながら、中村と話していた。
「とりあえず、午後の授業は、ちょっとしたゲームをしましょうか」
「ゲーム?」
「ええ、きっと須藤先生も気に入ってもらえると思います。 さて、須藤先生。そろそろ全部思い出して貰いましょうか。 【認識フィルタリング解除:須藤剛治】」
会話が途切れたところで中村がスマホを操作した。それが、トリガーになった。
(続く)
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最近、PIXIV FANBOXというクリエイター支援サイトに登録しました。読者がクリエイターを定期的に支援することで、クリエイターが創作活動をしやすいように応援してもらうサイトです。この小説は、そのサイトの支援者への特典として書きました。支援して頂けると、この小説以外にも特典の小説が読めます。それと僕が小説を書くときの、おやつ代とお茶代になります。どうぞご検討ください。
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但馬守を引けなかった友達が 柳生おじさんからお年玉もらいたかった と言っていたので

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宿業(お出汁がしみている)
He’s a gigantic motherfxxker
セイバー・柳生但馬守宗矩 ピックアップが始まりました。 ご縁がありましたら幸いです。 宗矩に限らず、欲しい方の元に、 欲しいサーヴァントが、 欲しいだけ届きますように。
スマホゲーム「Fate/Grand Order」にて展開中の 「亜種特異点Ⅲ 屍山血河舞台 下総国 英霊剣豪七番勝負」 から登場する、
セイバー・柳生但馬守宗矩 キャスター・リンボ
の、デザインを担当させていただきました。

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汗臭く改変された全校集会(仮題)3(終)
夏の日差しが、プールサイドに容赦なく降り注ぐ。普段なら涼しいはずの水泳の授業。しかし校内の教師と生徒が全員汗臭フェチへと変態洗脳された現在では、様相が一変していた。 「次、屈伸ー」
ジリジリと肌が灼かれる中、佐竹の号令で生徒たちが準備運動をしている。それだけなら何らおかしなところはないのだが、この準備運動は、既に授業開始から三十分も続いていた。 ──つまり、学生の本分は汗臭さです。
「あっ、あっ」
「ハァぁん……」
生徒たちは、佐竹の理不尽なまでに執拗な準備運動に抗議することはなく、熱い息を漏らしながら身体を動かしていた。夏の日差しによって、どんどん汗が噴き出てくる。なのにプールに入ってしまうと、せっかくの汗が流れてしまう。汗臭いことを是とする現在の価値観からすると、水泳はとても容認できない行為だった。 「よし、十分汗を掻いたな!」
佐竹はプールサイドの時計を見た。授業終了まであと十五分ほどしかない。 「あとは自由時間にしていいぞ!」
「っしゃぁぁ!」
生徒たちが歓声を上げた。そしてプールには見向きもせずに、手近にいる者同士で抱き合い始めた。 「イイ゛っ!」
「ハァ゛ー……あぁー……!」
競パンの股間を勃起させ、汗臭い身体同士で抱き合う生徒たち。顔を舐め合う者もいた。軽パンを膝まで摺りおろし、チンポを擦りつけ合う者もいた。みんな思い思いの方法で、男の汗臭い身体を堪能している。佐竹は腕組みをし、喘ぐ生徒たちを満足気に眺めていた。 (やはり学生の本分は汗臭さだよな。実に学生らしい、模範的な光景だ)
佐竹は競パンの横から太ましいチンポをはみ出させ、扱きながら生徒たちを見て回った。そして時折、いやらしい手つきで生徒たちの日に焼けた肌を愛撫していった。野球部員の引き締まったケツを撫でて喘がせる。柔道部員の厚い胸板を揉んで、雄叫びを上げさせる。まるでハーレムのような光景に、佐竹の口の端から涎が垂れて、顎から糸を引いてプールサイドに落ちていた。我慢できなくなった佐竹は、競パンを膝まで摺り降ろすと、坊主頭の日に焼けた生徒の尻に擦りつけながら、彼の競パンを脱がせていった。固く引き締まった尻は、炎天下の準備運動で汗ばんでいる。その筋肉質な尻のラインを亀頭でなぞると、あまりの恍惚感に佐竹はそれだけで絶頂に達した。 「うおおっ!! ぬおっ!!! はぁぁあぁん……!!」 汗臭い昼間の授業が終わると、佐竹が待ちかねた部活の時間になった。グラウンドで練習に励むラグビー部員を、厳しい眼つきで監督する佐竹。しかし右手はジャージの中に突っ込まれ、生徒が脱いだソックスを鼻に押し当てている。ようやく練習が終わると、佐竹は部員たちとともに部室に入った。肩を怒らせ、ハアハアと荒い息遣いで服を脱いでいく。部員たちも興奮した様子でラグシャツやラグパンを脱いでいく。一糸まとわぬ姿になった男たちがすることは、決まりきっていた。この場にいる全員が、汗臭い男に興奮する変態なのだ。 「よし! 今日の練習はここまで! あとは学生らしく、汗臭くなってから帰れよ!」
「うーっす!」
「うおぉ……」
佐竹の号令で、ラグビー部員たちは汗で蒸れた肉体を互いに擦りつけ合い始めた。無論、佐竹もその輪に加わっている。芋臭い顔つきで、ゴリマッチョな三年生に眼を付けた佐竹は、彼の太短いイチモツと己のチンポをこすり合わせながら、頬ずりをした。夕方になって伸びた無精髭同士がジョリジョリと擦れ合う。 「はひぃ……監督、すげえ臭いっす」
「おう。お前も相当だぞ。男らしい、いい臭いだ」
佐竹は学生の耳元で囁くと、腰をぐっと抱き寄せ、さらにチンポ同士を密着させた。妻を組み敷くよりも強い興奮が、一回り以上歳下の学生と裸で抱き合うだけで、佐竹の胸をかき乱した。まるで睦言のように互いの汗臭さを褒め合いながら、佐竹と学生は腰をリズミカルに動かしていく。これはセックスではない。単なる、男同士のスキンシップだ──そんな言い訳を脳裏に刻みながら、佐竹はオルガスムスに達した。 「ん゛い゛ッ!!」
今日何度も射精した金玉は空打ちになり、チンポがビクビクと震えただけだった。しかし精神的な多幸感がどっと佐竹の脳みそを満たし、佐竹のゴツい顔がにへらとだらしなく歪んだ。学生の方は大量に射精し、佐竹の股間を白く汚していた。 ※ 「あー。今日もいい汗掻いたな、っと」
上機嫌で佐竹は部室を出た。体育教官室に置いた鞄を手に取り、そのまま校門を出て職員用の駐車場へと向かう。学校の敷地から一歩外に出た途端、その異変は起こった。 「んあ?」
ガキン、と脳みその中で何かの歯車が切り替わったような感覚があった。しかし、何が変わったのかわからない。佐竹は首を傾げながら、自分の身体を見た。 「うおっ!? つうか俺、なんでこんな汗臭いんだ?!」
佐竹の認識は正常に戻っていた。自身の体から、大量の汗と精液の臭いがする。しかも、他人の臭いも混じっている。なぜこうなるまで放って置いたのかわからない。佐竹は今日の学校生活を思い出そうとしたが、なぜか記憶にモヤが掛かったように思い出せなかった。それに、浦部や生徒たちの顔を思い出すと、なぜか妙な気持ちになってきた。 「と、とりあえず、何かで拭かねえと」
自分の車に乗り込んだ佐竹は、服を脱ぎ、車内のウエットティッシュで身体を清め始めた。車の中に、濃厚な男の汗の臭いが広がる。佐竹の肉棒が反射的に勃起し、左手は無意識に股間を弄り始めていた。佐竹は学校の外でも、男の汗に対して性的に興奮する嗜好に、徐々に変わり始めていた。日を追うごとに勃起の度合いが固くなり、手を動かす速度は早まり続けている。佐竹は自分の汗に興奮し、自慰を始めようとしている己の肉体に困惑していた。 「なんで、俺、こんな……汗臭えのに……」
佐竹は汗臭いTシャツを顔に押し当て、深呼吸した。鼻腔いっぱいに男臭い薫りが広がり、とろんと瞳が潤んでしまう。異常だと自覚しながらも、佐竹は己の汗に酔うことが大好きになってきていた。 「いい具合の仕上がりですね、佐竹先生」
「あ? つうか、誰だお前!」
ぎょっとした佐竹が顔をあげると、いつの間にか後部座席に誰かが乗り込んでいた。若い男だ。どこかで見たような顔だな、と佐竹は思った。しかし、いきなり他人の車に乗り込んでくるとは、いったどういう了見だ。佐竹が険しい顔で怒鳴ろうとした瞬間── 「とりあえず、僕のことは特に気にしないでください」
「……ああ」
見知らぬ男が乗り込んでいた緊張感が、嘘のように霧散していった。男は後部座席から腕を延ばすと、佐竹の無精髭の伸びた頬を手で愛撫した。その感触に、佐竹はくすぐったそうに口元を緩めた。
「いえね? あの全校集会のまま日常に帰してしまうと、 学校の外で問題を起こしかねなかったもので。 とりあえず条件を追加して洗脳を学校内限定にして、 学外では徐々に変えていけたらなと思っていたんですけど。 数日放っておいただけで、 想像以上に素の人格も変態になってきてますね」
「…………」
佐竹は男の話を黙って聞きながら、車のキーを回した。アクセルを踏み、駐車場から住宅街の路へ出る。己が洗脳下にあるという話を聞かされながら、しかしそれでも佐竹は黙ったままだった。 (なんか、すげえヤバい話されてる気がするけど…… 特に気にしなくて、いいよな……)
あくびさえ噛み殺しながら、佐竹は幹線道路に出た。男は楽しそうに佐竹の短髪を撫で回している。 「あとはどうしようかなあ。 とりあえず、教育方針にコンセプトを持たせましょうか。 あの学校、それなりに進学校で、 部活もまあそれなりに強いですけど、 なんかちょっと中途半端な気がするんですよね。 偏差値を30ぐらい下げましょう。 でもって、部活も地区予選敗退レベルにしましょう」
男は車の外の風景を眺めながらとうとうと語った。地方都市の、どこを切り取っても同じような道路沿いの風景を、愉快そうに眺めている。 「そうだなあ。授業中のオナニーを積極的に推奨して、 部活は体力づくりや基礎トレのみ。技術的な練習はなしで。 体格は筋肉質で逞しいんですけど、 スポーツはど下手な体育会系学生を量産するんです。 つまり『汗臭い脳筋なオナ猿男子高校生』を育成することを理念とした、 変態高校に生まれ変わるんです。いいでしょ? あの学校の生徒には、汗臭いこと以外の取り柄がなくなるんですよ」
「…………」
佐竹は返事をしなかった。だが、いい気持ちはしなかった。気にするなと言われているにも関わらず、濃い眉は顰められ、険しい顔つきになった。
(なんだそりゃ。生徒がバカで、しかもでくの坊になれっつうのか? 汗臭いっつうのには賛成だが……ふざけんなよ)
汗臭さこそが学生の本分、と認識こそ変えられているが、佐竹も教師である。生徒には勉強でいい成績をとって欲しいし、スポーツでいい結果を残して欲しい。だがそんな生徒思いな教師の心も、簡単にその男によって捻じ曲げられた。 「もちろん佐竹先生は、僕の教育理念に賛同してくれますよね」
「あっ、あっ!」
赤信号でブレーキを踏んだ佐竹の肩が、ビクンビクンと揺れた。しばらくして、信号が青に変わった。佐竹がぐっとアクセルを踏み込んだ。 「…………んひ」
佐竹の小鼻の穴がムフリと膨らんでいた。オナニーばかりする馬鹿な頭になり、逞しい肉体にも関わらず、スポーツがド下手になった生徒たち。彼らの取り柄と言えば、汗臭いことだけだ。そんな生徒たちのことを想像するだけで、佐竹のジャージの股間は固くなってきていた。 (確かに、学生に汗臭いこと以外は必要ない! 学生は汗臭さにこそ専念して、勉強やスポーツは二の次にすべきだ!! なんでこんな簡単なことに気づかなかったんだ? 馬鹿は俺の方じゃねえか!!)
「なるほど、なかなかよく脳みそに馴染んでいるようですね。 この路線で行きましょうか。 卒業後は性風俗産業に進路を取らせたいところではありますね。 その辺は今後の課題としておきましょうか。 とりあえず、明日の全校集会でまた一斉洗脳しますね。 ああ、そこのコンビニで降ろして下さい」
男がコンビニの駐車場で降りた。佐竹は明日からさらに変態的になってしまう学校を想像すると、もう辛抱たまらなくなり、運転席のシートを倒した。汗臭い身体を拗じらせ、Tシャツの中にすっぽりと頭を入れる。先ほど肌はウエットティッシュで噴いたにも関わらず、シャツ自体が大量に汗を吸っているため、かなりの臭いが内部に充満していた。右手をジャージの中で激しく動かしながら、佐竹は弓なりに身体を仰け反らせてオルガスムスに達した。 (終)