本について
Ever Greenという本を描きました。魔法使いの約束レノックス×フィガロです。
レノフィはずっと読み専をしていたんですが2022年12月18日のイベントでプチオンリーがある!となり、祭=参加の血が騒いで本を作ることにしました。当日配置の関係で少し離れたところから賑わいを眺めていたんですが、記念誌とか合同誌とかスタンプラリーとか、南の国感があるというか、みんなで楽しもうよ、という感じで愛の溢れる素敵なイベントでした。個人主催オンリーに近いものがあり、同人文化のこと大好きだなぁと改めて思いました。私は普段元相棒を描いてるので飛び入り参加だったんですが、それでも話しかけてくださる方がいて嬉しかったです。
そういうわけで出した本の話です。(あとがきを5分で書いたため、ろくな文章を書けなかった)
■レノックスとフィガロのこと
元々はこのふたりなんとなく好きだな〜程度の認識だったんですが、1.5周年で「口を開けて」「あ…んんっ」をやられてレノフィの"実在"を感じてしまい、そこから関連ストを読んだり熱心に二次創作を読み耽ったりするようになって気付けば本が出ていました。レノックスは他者に対して必要以上に線を引いたりするひとではないように思うんですが、それでも落ちた毛一本に注意を払う魔法使いの世界において「口を開けて」「あ」はだいぶなんか…近いよな…距離が…になり………そこに至るまでにどんな時間を重ねたのかを考えたいなと思ったことが本書を描くきっかけだったように思います。あと、思ったより不器用な人なのかもしれない的なレノ→フィの印象を読んだ時にもどの流れでそう思ったんだろう?と思って………自分にない感覚に対して抱くさまざまな感情の大半を口には出せないで、ただそのまま付かず離れず側にいる、という関係性は噛めば噛むほど味がしてレノフィ〜…という気持ちになります。NO.6出身なので対等でいたいんだという概念に弱いんですが、このふたりに関してはそもそもが全然対等じゃないところに惹かれます。
■不在のファウストについて
生い立ちも魔力も生きた時間も全然違うふたりが、ファウストという共通項を通して繋がっているところがレノフィのすきなところなので、神棚に祀られたファウストをたくさん描けてすごくたのしかったです。ファウストってなんであんなにイコン化されやすいんだろう…?大事な存在への感情の抱き方やアプローチの違いから、お互いに羨んだり疎んだりそれは違うのでは?と思ったりするレノとフィガロは同じ景色にいても違う地平に立ってる感じがしてすごい萌えます。レノの感覚が人間に近い感じなのがまた……(フィガロ……) でもそれはそれとしてファウストがレノより先に賢者の魔法使いになっていたならパレードやら何やらやるたびに全世界で報道されたりするだろうと思うんですけどそれをレノが知らないってどういう状況なんだろうなと思ったりはします。任務も年1の厄災討伐だけだったみたいだしそんなに大々的じゃなく噂程度の認識だったのかなあ…未読ストもあるため見当違いのことを言っていたらすみません。(コメント等で教えていただけるとうれしいです)
■フィガロ♀について
作中女体化したフィガロがレノに試し行動するシーンを描いたんですが、ほんとにやるかなぁ?と思いながら、でも300〜400年あればそんな夜もあったのでは…と思って描きました。中世あたりの下着を参考に編み上げのブラを描いたんですが画力と構図の関係であんまり現代との違いがわからなかったのが反省点です。髪型は絶対絶対ロングのウルフがいい!と思ったので描けて満足でした。フィガロ、レノを籠絡する上で衣装や体型を色々考えると思うんですけど、最終的に「でもあいつの推しってファウスト(聖)だしな」的なアレで大きすぎない胸と清楚めの下着を選ぶのではないかと思っています。偏見です。
■タイトルと装丁について
上述のとおり全然違うふたりが付かず離れず程よい距離に居るのがレノフィのすきなところなので、南の国の豊かな自然と掛け合わせて常緑の木々をイメージしてタイトルをつけました。診療所と大木の関係がそのままふたりのそれに通ずる気がしているので、あの独特の窓枠とそこにある自然を入れ込んだデザインしています。牧草のちょっと枯れた感じと草を敷き詰めた質感がレノフィにぴったりだ!と思って、遊び紙にはい織の苔(100kg)を選びました。正解でした。表紙用紙は羊皮紙です。透明箔も綺麗で今回もBRO'sさんありがとう……になりました。レノとフィガロ、なんでもない会話もいちいち意味をもってしまう感じがしてプロット段階から何もかもが難しかったので装丁考えるのが一番楽しかったです。
イベントの最後の方に「R-18本出しませんか」と声をかけていただいて、なんて純度の高い欲望なんだ…と感銘を受けたのでまたどこかで折を見てレノフィエッチブックを出せたらいいなと思っています。とりあえず今回出せなかった長いブラネロを描き上げることから考えたい……参加予定の3月か、その次の6月あたりで出せたらいいなと思っています。タイトルは「星は夜を割いて」、ブラッドリーが石になった後のネロの話です。














