【Belka Note1】1stリリース後の割と早い時期から次回作は全曲歌ものにすると決めていました。ただ当初から「ボーカリスト10人で10曲!」と意気込んでいたわけではなく、コンセプト優先で楽曲に合う歌声を求めた結果です。架空の星のそれぞれの「場所」を曲にしました。
【Belka Note2】楽曲の方も漠然と「コンセプトアルバムにしたいな」程度で作り進めていたのですが、ある日天啓の如くアイデアが降りて来ました。ベルカくん(11歳)誕生の瞬間。そこからコンセプトにそぐわない曲は自信作でもボツにし新たに新曲を書き世界観の統一に邁進。
【Belka Note3】当初のイメージは「人っ子一人いない惑星の廃屋の庭に置き去りにされた一台の錆びた三輪車」でした。この三輪車が主人公(?)だったのです。その後物語をこねくり回している内ベルカ君に進化、1stに登場する少女”Laika"ともリンクしてきました。
【Belka Note4】そこから制作は火が着いたように加速。基本ひとりで作り上げたいタイプながら作業が追いつかない感じがもどかしく、ボーカルのみならずプレイヤーも含めオファー祭り。皆さんとても良い演奏を下さり人に甘えることに味を占める。結果、ゲストは総勢16名に。
【Belka Note5】同時に悩ましかったのが歌詞。11歳の男の子が主人公の物語とはいえ全曲11歳が歌っている設定ではさすがに無理が。時間軸、空間軸をぼかし、大人のベルカ君的な視点やある種の想念的な歌詞も交え仕上げる。痛いおじさんのポエムになってないか細心の注意。
【Belka Note6】大野円雅さんとClaudia Bartonさんの曲はコンセプトすら決めていない数年前に作詞含めお願いした曲。にも関わらずぴたりとコンセプトに合致。不思議。予言者か集合的無意識か。曲は出揃い大まかなアレンジも終了。ここで事件とも呼べる出来事が。
【Belka Note7】ここでdowny青木裕さんにお願いしていたカバーアート初稿があがって来る。これまで自分の脳内にしか存在しなかったベルカが実体化。これは本当に大きな出来事でほぼ我が子との対面。やっと会えたね状態。感涙。しかもその完成度たるや
【Belka Note8】自分以上に青木氏の方がベルカのいる世界を見てくれているのではないかという完璧さ。青木氏の感性に委ねたかったので細かい注文は一切していないにも関わらず。しかも驚く事なかれ、紙の折り皺含め全てが手書きです。ここから完全に制作は第二フェーズに突入
【Belka Note9】実体化したベルカと青木氏の作業に感化され徹底した磨き作業。稿を重ねノイズテクスチャが書き足されると音にもノイズが増え、レトロ感が増すと音にも反映。いわばアートと音のセッション感覚。これは初めての体験で相当ニヤニヤしていたと思う(気持ち悪い)
【Belka Note10】これによりアルバムとしての整合感が飛躍的に高まった。どこを切っても「同じ景色」が見えるアルバム。「夢十夜」ではないけれどこの物語を掘り出しただけという気も。数年間自分も彷徨っていたベルカの住む世界を、皆さんにも共有して頂けたらこの上なく嬉しいです。