息子は疲れ知らずのエネルギー全開。親が疲れて参っている。ピッツバーグはもうすぐ春。だんだんと気温も上がってきた。鳥たちも顔を出し、緑も増えてきた。息子は積極的に英語をしゃべるしゃべる。社交性も出てきたのは、保育園に行ったおかげかな。第二子は女の子であることを確認。念願の女の子、今からワクワク。よい夏を迎えられるよう、あと2,3ヶ月研究、授業に頑張ろう。

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息子は疲れ知らずのエネルギー全開。親が疲れて参っている。ピッツバーグはもうすぐ春。だんだんと気温も上がってきた。鳥たちも顔を出し、緑も増えてきた。息子は積極的に英語をしゃべるしゃべる。社交性も出てきたのは、保育園に行ったおかげかな。第二子は女の子であることを確認。念願の女の子、今からワクワク。よい夏を迎えられるよう、あと2,3ヶ月研究、授業に頑張ろう。

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NYC在住の友人が使っていた「綱渡り」ならぬ「糸渡り」の生活という言葉、まさにという感じ。先が全く見えぬなか、現在の足元も安定せず、先に進もうか後ずさりしようか常に迷う。いつ糸が切れるかわからない不安。希望を持ってこの国に来たはいいが、現実は違う。体力面と精神面の疲労。4桁の医療費。一度海外に出たら帰りにくい日本のあらゆる制度、米就労ビザに関する制度のゆくえの不透明性。将来の可能性を求めて渡米したはずが、なぜか選べるオプションが少なくなっている気がする。自分のわがままで連れてきた家族。家族の人生と自分の人生。希望と諦め、妥協の連続。
Happy Halloween
昨晩は小雨の降る中ハロウィンのtrick or treat walk。引っ越してきたご近所はすごい飾りの家が多く、子供も沢山で楽しかった。ハロウィンをまともにやったことはなかったが、こうやって楽しむんだなと思った。
息子も猫になってお菓子をたくさん貰って遅くなるまで歩き回り、帰り道は疲れてヘトヘト。
日本ではなかなかできない体験、よい思い出になったね。よく泣かずに頑張りました。
色々な事情があり、新しいプロジェクトに携わることになった。新しい先生のもとで。このプロジェクトはウィスコンシン大学マディソン校との共同研究で、先方は教育大学院とのこと。これが参加を決めたきっかけだった。このつながりが、なにかCMUで感じる「足りないもの」を補ってくれるかもしれない。ウィスコンシンに滞在して研究を行う機会もあるそうで、今から楽しみだ。過去を断ち切って新しいことに踏み切るのはいつも勇気がいるが、前へ、前へ、進まなければなにも変わっていかない。
コーヒー作りに忙しい息子は来週からいよいよ保育園の本格的スタート。英語で大丈夫かなという不安もあるが、友達をたくさん作っておいで。
EC-TEL
と呼ばれるヨーロッパ最大の教育工学、学習科学系の学会に参加している。といっても今回はDoctoral Consortiumだけだが。イギリスのリーズで開催。初めて来たイギリス、よいなぁ。
今回の発表はオープンエデュケーションとは関係がないので自分がオープンエデュケーション関連の活動をしていたことを黙っていたら、誰かが自分の情報を探し出して、なんで黙ってるんだよ!とOERに関わっている色んな人を紹介してくれた。そしてやはりオープンエデュケーションはヨーロッパの方が教育者の間で知られている印象。どこの国が一番進んでいるの?と聞くと皆口を揃えてドイツだという。政府の積極的な参加が他の国を突き放しているのだとか。以前から会いたかったStianにも会えて、色々と議論ができた。彼はcandaceや飯吉先生のようにオープンエデュケーション初期の活動家の一人だが、今は学習科学、とりわけCSCLの研究をしているのだとか。スイスの名門EPFLのポスドクである。そんな彼とOER研究ってなんだよという話で盛り上がり、political movement, educational research, social problemの切り離しはちゃんとしないとねという話をした。自分と同じ気持ちを共有してくれた気がして、なんだかとても救われた気がした。OERを自分の研究トピックにしていいものか不安はまだあるが、とりあえず彼の研究をもう少し調べてみよう。
たしかに研究の質でいえばアメリカがヨーロッパに勝る印象だが、色んな国が隣接するヨーロッパで研究をするのも悪くなさそうだ。言語の問題はあるが、少なくともアメリカに似てコミュニティは素晴らしいものがあるし、子供の教育のことを考えると将来の活動拠点としてヨーロッパも良さそうだ。

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夏休み中には学部生が大学院生と研究する機会が与えられ、みんな2−3ヶ月で結構すごい研究をやってのける。ポスターセッションは盛況だった。学部生にとっては「研究」とは何かを体験できるし、大学院生もメンターとして教育経験を積める。よいプログラムだ。
さて、1週間続いた不安でいっぱいの「医療保険無し」期間も終わり、ようやく明日から保険が契約できそうだ。CMUの提供する学生向け保険は、カバー内容は申し分ないのだが、その分保険料がバカみたいに高く、我が家には家族分を負担する余裕は到底ない。PhD学生はその費用も大学が負担すべきとの声が上がっていて議論も進んでいるようだが、実現するにしても先の話だろう。
というわけでalternativeなプランを色々探していたのだが、ある程度低価格でカバー内容もそこそこ良い日本の海外留学保険は、日本出国後は契約できないとかなんとかで、契約するには一時帰国を、と本末転倒なことを言われるし、アメリカの低価格保険も怪しいものが多く、この1週間ずっと頭を悩ましていた。
ようやく見つけた学生向けの保険は、東京海上日動の保険なのだがアメリカ支社が管轄らしく、出国後でも契約できるというもの。費用も抑えられ、日本の海外留学保険ではできない月々の分割払いも可能。普通では見つけられないこういうものを見つけるスキルはこちらに来てだいぶ身についた気がする。諦めずに求めれば、必ずどこかに抜け穴というか、希望の光は見つかるものである。日々の大変さのあまり転職サイトに登録してしまう弱い自分もいるが、ここで諦めたら終わり、せっかく来たのだから最後まで頑張らないと。
ピッツバーグも暑い日が続く。東京とは違う暑さだが、これもこれで体にはキツイ。20代後半になって体力が落ちた気がするので、しっかり寝てしっかり食べないとと改めて思う。子供と遊ぶ体力もたくさん必要だ。
今日から、CMUのサマースクールに参加。かつてのビッグプロジェクトであるPittsburgh Science of Learning Centerの遺産は確実に進化している。ここに来るまで、カーネギーメロンの学習科学に対するアプローチを見くびっていたところがあったが、いやぁここまでできるのはすごい。宣言通り、研究と実践を通じて確実に学習の解明に寄与しているし、ツールや理論は学外でも広く使える形で提供し、at scaleに使えるもの、という究極目的を決して捨てようとしない。まだまだ未熟だが、卒業時には一通り使いこなせるようにならないと。
プロジェクトパートナーになった人は、CMU心理学部のPhD学生の女性なのだが、メリーランド州に住んでいるらしい。なんでも、旦那さんとお子さんがメリーランド州にいる関係で、毎週月曜に4時間かけてピッツバーグに来て、木曜にまた4時間かけてメリーランドに戻るのだとか。ようやくコースワークが終わって学校に来なくてよくなるわ〜と言ってて、なんとパワフルな。学部を卒業したのは18年前、その後修士を2つ取得し、今4つ目の学位取得目指してるとのことで、大変刺激になる。
やっぱり日本は食が素晴らしい。
旧友との再会はずっと笑いっぱなしだった。みんな忙しい時に、時間を作ってわざわざ自分のために集まってくれてありがとう。みんな自分とは違った生き方をしているが、それぞれが一生懸命頑張っているようで大変刺激を受けた。
今回はいろんな収穫もあり、充実した滞在になった。初日の留学説明会では、同じ境遇にいる他の登壇者との交流のみならず、元気のある若い学生さんたちと触れ合うことができた。色々質問も受けた。就職か留学、修士か博士など悩みは尽きないだろうが、ある程度の思い切りと、どうにかなる、どうにかしてみせるという強い気持ちが必要である。まだまだ彼らは20才前後。不安な顔を見せていたが、頑張ってほしい。
そして、主目的である研究の方も充実したものになった。やっぱり実際にみなさんに会って作業を進めると進捗が違うもので、深い議論もできた。作業内容も明確になったので、あとはコツコツ進めるのみ。今後の研究アイデアも検討し、新しい研究者のつながりもできた。毎週のスカイプミーティングもいいが、終わったあとの充実感が違う。改めて帰国の機会をくれたみなさんに感謝。
さてこれからトロント経由でピッツバーグへ。次の帰国はいつになるやら。
日本一時帰国中。フランス優勝を静かに喜びながら、短い滞在中にいろんなことをこなす。暑い暑い。東京の夏を最後に体験したのは5年前ということで、この蒸し暑さをナメていた。そして、この蒸し暑さからくるダルさが影響しているのか、いつの間にかもう日本を心地よくないと思っている自分に気づく。同じ服をまとい、無理してヒールを履き、無表情ですれ違う人たち。電車に乗るとみんな首をぐったり下げ、駅では人混みに揉まれて見えなくなるベビーカー。故郷を懐かしむ余裕も気分もないことを寂しく思うも、これが今の自分だと受け入れ、アメリカで頑張らねばと思う。こう思えるのも、アメリカでの生活を豊かにしてくれている家族のおかげなのである。
world cup
パラグアイに4-2は頑張った。少なくとも気持ちの面ではポジティブにコロンビア戦に臨めると思う。両サイドを使って調子のいい乾、原口を中心に揺さぶればチャンスはたくさん生まれると思う。野洲高校時代から乾はずっと応援していたので嬉しい。酒井Gも出るといい、今日のプレーはとてもよかった。真ん中で大迫が背負えれば(今日はできてた)攻撃のバリエーションも広がりそう。これで本田はさようなら、山口もイージーミス多くパスがだめだった。監督の交代や平均年齢の高さなど「日本らしさ」が溢れてる今回の代表だが、経験など関係なしに、調子の良い若手を上手く使ってもらいたい。

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お庭🌷
引っ越し
昨年8月ピッツバーグに来る際は、ほとんど部屋探しの時間がなかったために慌てて決めたアパートの契約をしたのだが、部屋が傾いているわ、キッチンが狭いわ、うるさいわ、汚いわという結構ハズレな物件だったので、契約期間が切れた今月で引っ越しをした。部屋探しは3ヶ月くらいかかったが、結果的にはとてもいい場所を見つけられた。ピッツバーグは信用できない不動産がいくつもあるが、なんとか信頼できる不動産を見つけれた。
新しいアパートに来たことで、息子もスクリーンを見つめる時間が減り、いつも外の緑を眺め、通りかかる犬に挨拶し、蟻を観察し、リスや鳥に餌をあげ、草木に水をやるなど、飽きることなく毎日色々な遊びをしている。狭く汚い部屋に住み、思いっきり遊べる環境をこの一年与えてあげていられなかったので、妻子共にストレスも溜まっていただろう。引っ越ししてよかった。大学周辺から少し離れた場所にしたので、どことなく求めていた「郊外」っぽさもあり、とても静かで子供も多いのもよい。大学周辺にいるといつも騒がしく、車も多く子連れには不向きである。ピッツバーグの日本人はみな大学周辺で特定のバカ高い狭いアパートに住むが(日本人同士でアパートの引き継ぎをしたり、口コミでアパートを決めたり)、いいところを自力で探した甲斐があった。こちらの日本人は、日本人から見聞きする情報(間違った古い情報もたくさん)しか信頼しないところがあるが、少しエネルギーを使えば良いもの、面白いものはたくさん見つかるのである。
勉学の方はというと、無事に先週CMU一年目を終えた。成果はまずまず、この夏で研究を進めて秋にたくさん論文を書いて投稿したいところ。OpenEdへのプロポーザルも通ったので、その準備も。次の一年の目標は、博士論文のテーマを決めることかな。
“Let the beauty of what you love be what you do”
ここ最近は街に緑が増え、気温も急上昇。春を通り越して夏が来るのがピッツバーグだと言われたが、全くその通りで、穏やかな春の気候を経ずにあつーい夏が来てしまった。グレーだった街が緑に溢れているのは気分が良いが。西海岸と同じく日差しが強いので、日焼け止めを十分つけないと肌が痒くなってしまう。
そして今日は、Jill Bidenのスタンフォード教育大学院での講演をlive streamで見た。Jill Bidenは、そう、オバマ政権下のsecond ladyつまりJoe Bidenの奥さんである。博士号を持ち、コミュニティカレッジで30年に渡り教鞭を取ってきたという(second ladyであった時期も。すごい)。コミュニティカレッジに通う学生がいかに苦しい生活を強いられているかについての熱弁は、オープンエデュケーション分野で活動する自分にとって響くものがあった。
最近よく感じることの一つに、アメリカの教育にかける情熱の強さがある。これは、人が困難な状況に置かれたときにいつもより頑張るのに似ている気がしていて、教育格差や貧困格差といったとても大きな問題を抱えているこの国では、初等中等教育が一般に優れていると言われる日本に比べ、より多くの人が教育に興味を持ち、産学官が連携して「本気」で教育問題に取り組んでいるように感じる。日本でも当然「本気」で取り組んでいる人は多いが、格差がそこらじゅうに溢れている米国では、その熱意が違う。渡米前は「アメリカは教育研究や実践において日本より○年進んでいる」という表現を聞くことが多かったが、実際来てみて感じるのは、その違いは単純に年数で表せるものではない(年数をかければ追いつけるものではない)ということである。アメリカでは、教育におけるキャリアが流動的なおかげか、多様な分野の専門家が重層的に関わり合い、協働し、問題解決に向けて生産的な行動をとっているように思える。留学生の身分である自分でさえ、米国教育省の人とメールでカジュアルに議論し、教育政策関連のwebinarで発言を他の専門家と同じように聞いてもらえるのだ。こういったこの国のオープンなところは好きである。
CC summit
2週間ほど前のことだが、トロントまでドライブしてきた。CC summitに参加するためである。前回参加したあと、もう次回はいいかなと思っていたのだが、scholarshipをもらえたので家族で向かうことにした。
朝7時ごろにピッツバーグを出発したが、あいにくの天気。北上するに連れて雨足は強まり、景色も何も楽しめないまま(まあ道中はほとんど何もないのだが)移動した。途中休憩しながら進み、お昼どきにはナイアガラへ到着。
幸いこの時だけは晴れて、ナイアガラの滝を拝むことができた。観光客が多くてあまりゆっくりとできなかったが、迫力があった。
CC summitは2回目の参加となるが、印象は前回と同じで、多様なグループの専門家が集まっているために(研究者、政府、活動家、学生など)自分が興味のあるセッションは少ししかなかった。教育研究をおこなっている人も少なかったので、自分がしたい議論をする機会はあまりなかった。大きなニュースといえば、CC certificate programがスタートしたことくらいだろうか。CCの組織変更に伴ってできた “platform”の一つであるOpen Education Platformは順調にメンバー数が増えているみたいで、Cableの努力が見える。かなり大きなplatformになっているのでマネージするのは大変そうだが、今後いくつかプロジェクトを決めて資金をつけて活動を開始していくようなので、楽しみにである。ただ、これまで数々の同様な取り組みが失敗に終わって来たので、今回も同じようにならないか心配でもある。個人的にはglobalなプラットフォームは弱い繋がりにして全体のゴールを制定するにとどめ、各地域ごともしくは関心トピックごとにteamを構成し、サブ・ゴールを決めて各チームを活動主体にした方がいいと思うのだが(このプラットフォームでもそう主張しているのだが)、理想は高くということでglobalかつactiveなプラットフォームを目指しているようだ。
滞在最後の2日は雪に見舞われた。ベビーカーを担いで運ぶはめになった。帰り道も雪と雨がひどかったが、なんとかピッツバーグに戻ることができた。来年はリスボンとのこと。もう行かないだろうな。
アグレッシブ
洗濯機が毎度水漏れを起こすので修理を依頼したら、修理に来た担当者が遅刻するわこちらの状況説明を無視して水をぶちまけるわ、しまいに時間ないから修理無理だと言って帰ろうとするから、何しにきたんだ、説明をちゃんと聞けよとキレてしまった。アメリカのサービスの低クオリティぶりには慣れてるつもりなのだが、こちらも本当に貴重な時間を費やしているので、ひどいときには耐えられない。
アメリカに来てから、保育園や医療保険や授業など、いろんなことに対してアグレッシブになっている気がするが、そのくらいの気持ちでアメリカ人と向き合わないと泣き寝入りばっかりでやっていけない。

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だんだんと春めく
2月の寒波が過ぎるとピッツバーグは春らしくなり、15度を超える日が数日続いた。といっても今週末はまた気温が下がるようで、あたたかい春が来るのはもう少し先か。
息子はボキャブラリーが増え、3,4語までなら語をつなぎ合わせて喋れるようになった。日本語が中心だが、英語もそれなりに喋る。コミュニケーションがここまで取れるようになるとこちらとしてもだいぶ楽になる。自分のことは自分でやってくれることも多くなったので。
そして、待望の車を購入した。2012年のMazda 3、お世話になっている日本人の方から安くで売っていただいた。とても綺麗な状態で各所問題もなし。ありがたい。車があると生活の質がが何百倍も向上するもので、買い物から休みの日の計画立てまで楽しくなった。行動範囲が狭かった今までの生活にはもう戻れない。息子はMazdaのマークを見るたびに、Mazda! Mazda!とはしゃぐ。
最近は留学相談を以前に比べてより多く受けるようになった。最近は情報も奨学金もたくさんあるようで羨ましい。教育分野は特に日本人がいなくてプレゼンスが低いので、若い方々にはぜひとも頑張ってもらいたい。こちらでは、知識やスキルが身につくスピードが日本にいたころと比べて10倍くらい速い感覚をもっているので、逆・浦島太郎現象がおきている気分だ。日本の状況はそう変わっていないのに、アメリカにいる自分は日本にいるころの自分とはだいぶ違ってしまっているような、そんな気分。
研究の方はというと、なかなかいいテーマを見つけるのも難しく、peer pressureもすごいのでストレスフルな日々は続く。CMUのいいとこ、欠けているとこがだいぶよくわかってきたので、そろそろピッツバーグ大学に出入りしてバランスをとりたいところ。CMUにずっといると、学習科学の一部としか触れていない気分になるのだ。
価値観
先日、「カリフォルニアは日本の大阪みたいで、何についても自分のいる場所が一番だと決めてかかる」というある方のツイートを見かけた。カリフォルニアが大阪に似ているかの議論はするつもりはないが、確かに関西という場所は奇妙なところで、大阪、京都、兵庫を中心とした都市部で全て完結してしまい近畿圏外に出る機会/必要性があまりないことや、その特徴的な文化のせいか、外から見るとなんだか近寄りがたい雰囲気を醸し出している。自分は奈良で生まれ育ったため関西には馴染みが深いが、東京や札幌、アメリカへ出てからは関西に帰りたいと思うことはあまりない。今思えば5年ほど奈良には帰っていないだろうか。最後にいつ帰ったかの記憶さえ無くなってしまった。地元なはずなのだが、こうも長く帰っていないと、地元に帰るというのはどういう感覚なのだろう、と思う。知り合いの留学生たちの帰国ラッシュを見送りながら、そんな気持ちになる。
奈良にいた頃は、その後東京やアメリカで出会うようなトンがった人も周りにおらず、周りにブレンドインしたり、前例がないと一歩が踏み出せない性格だった。しかし今ふと周りを見渡すと、同じような境遇にいる知り合いは一人もいない。人生で初めて同じ境遇の人を自分から探そうとしてみたが、見つからない。20代で、アメリカの博士課程にいて、妻子がいて、帰る場所(派遣先)がない、というのはとても特異なのだとようやく気づいてきた。2012年以降、自分はただやりたいことを追求してきただけだったのだが、同じ境遇の人がおらず何も参考になるものがない今、日々今後について不安に思ったり、希望をもったり、の繰り返しだ。将来への投資と言い聞かせてここまで来たはいいものの、子の教育のことや家族を養うことを考えると、自分は何をしているんだろうと思うこともしばしばある。たった4,5年の辛抱とも言えるが、PhDを取る頃には息子は6才。PhD取得後の仕事だってどうなるかわからない。トランプ政権には予想以上に直接的な打撃を喰らっており、現政権残り3年の間この国にいるべきなのか疑問に思うことも多い。日々余裕のない生活の中、何を選択し何を妥協するのかを常に考えていないといけないのはとてもストレスフルだし(ただでさえPhD学生ライフはストレスフルなのに)、共有できる人がいないというのは辛いものがある。スタンフォード教育大学院は学生の年齢層が高めということもあり、子持ち学生が多くて色々と励みになったが、こちらにはほとんど居ないので(少なくともまだ会ってない)、学生と話していて時間やお金、将来展望に関する価値観が違うのをよく実感する(当たり前なのだが)。アメリカは一般的にsocialな側面が何においても重要な役割を果たすと言われるが、うちの学科は過度にそれを重要視するところがあるので(他大学院はもっと指導教官との徒弟感が強い印象)、それも少し疲れることがある。
先日通達があり知ったが、共和党がCHIPプログラムという低所得者向けの無料医療保険の補助金拠出の更新にサインしない意向とのことで、サイン期限が今月末らしい。息子もこのプログラムにお世話になっているので、このプログラムが無くなると何らかの医療保険を買わねばならない。PA州当地区の議員に手紙を送ったりできることはしたが、こればっかりは祈るしかない。気に入っていた保育園も今月でやめた息子。この子にこれ以上迷惑や負担はかけたくない。