今日は、コンデジ1台でお写ん歩。
寒の戻りで気温が上がりませんでしたが、汗をかかずに済んだから、お写ん歩的にはちょうど良かったです。
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寒の戻りで気温が上がりませんでしたが、汗をかかずに済んだから、お写ん歩的にはちょうど良かったです。

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「選択と集中」
梅雨の合間の休日、街に出た際に写真展に足を運んだ。「日本の写真史を作った101人」というタイトルが付いた、フジフィルム主催の展覧会である。会場には写真技術が日本に導入された明治から現在に至るまでに、国内で活躍した写真家やプロカメラマンの作品が、大小のパネルで展示されている。このご時世だからか、午後遅い時間の会場には、私と係員以外誰も居ない。私はゆっくり時間を取りながら、会場内を進んだ。
「ミレニアム記念に」との理由だったと記憶するから、私が最初のライカ、M6を買ったのは多分2000年だ。その後このブログのためにデジタルのX2を、3年前にはマクロが付いたQを買い足した。今回そのQで撮った画像にはM3が入っているが、これは父親の遺品である。都合4台、当然メインはX2とQになり、アナログはめっきり出番が減ってしまった。しかし「好きなものは?」と問われれば、私はやはり「M6とズミクロン、そしてモノクロフィルムの組み合わせ」と答える。もちろんカラーが嫌いという訳ではないが、モノクロに、より奥行や深みを感じるから、色が付く写真への興味が薄いのである。そんな個人的嗜好のままスタートさせた店のホームページやこのブログ。「見ていただく人に色への配慮が無い」「店からの訴求力も欠ける」と一時は後悔したこともあったが、今更カラーへという訳にもいかず、お付き合いいただかねば仕方ないと思っている。
以前にも触れたことがあるが、遠い場所のモノを人に認識させる条件の一番は「色」である。アパレルのVMDあるいはマーケティング理論の最初にある「認知」に「色」という条件は欠かせない。その本来あってしかるべき「有彩色」をあえて手放し、情報量が大きく減衰する「無彩色」を表現のベースにしたもの、それがアパレルのブラックアンドホワイト、あるいは写真のモノクロームである。私はこの「無彩色」の表現法を、黒と白そしてその中間に存在する無数のグレイを使い、主題の輪郭を作りあげる作業だと考えている。エッジを効かせるのか、あるいはなだらかな階調を作り輪郭に迫るのか、いずれの場合もそこに「有彩色」表現以上のシビアさが必要なのは間違いない。上質な素材感とシルエット、主題をまとめる構図と光のコントロール。色を失くした服や写真に必要なのは、より掘り下げられた選択と集中ではないだろうか。さもなければ「無彩色」はただの無機質な表現となり、人の目に訴えるチカラを失う。
話を写真展に戻そう。
あくまで私個人の感想だが、この写真展は失敗だと思っている。主催側では「ビックネームの代表作101点が一堂に会す」をキャッチにしているのだろうが、見る側の私にとっては「主題・コンセプト・作風がバラバラな101点が一堂に会す」内容であった。先に書いた私のライカ話や「講釈たれ」のモノクロ話は、そんな期待を大きく裏切った会場内を一人歩きながら考えていたことである。展示作には、木村伊兵衛、ハービー山口ら私が好きなライカ使いの代表作と言われるものもあったが、何一つ心に残っていない不思議な催しだった。
教訓、「広く浅くは武器になり得ない」そして「多くを望まない」である。
注文服ヤマキ 木下 達也
Sunset at Woodbine Beach.
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