長岡花火2026 8月3日

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長岡花火2026 8月3日

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8月です。撮影後記です。
今月は、別寒辺牛湿原を走る根室本線(花咲線)で撮影した一枚です。5月に続き、昨年の道東撮影行でのカットです。
まっすぐに伸びる線路の向こうから列車が近づいてくる構図は、以前からよく撮っているお気に入りの題材です。でも、この場所には、道東ならではの雄大な自然が広がり、ほかでは味わえないスケール感があります。
遠くにヘッドライトが見えてからも、列車はなかなかこちらへやってきません。ファインダー越しに様子をうかがうと、どうやらシカの群れが線路の上にいて、行く手を阻まれているようでした。何度も汽笛を鳴らし、ゆっくりとそしてわずかに車体を揺らしながら湿原を進んでくる姿は、この土地ならではの光景だったように思います。
写真には、その場の空気や時間の流れまで写ることがあると感じています。‘内地’とはどこか違う、ゆったりとした時間が流れる道東の風景を、またいつか撮りに行きたいです。
7月のカレンダー撮影後記です。今月は、只見川第三橋梁に昇る天の川です。
ここ数年追いかけている鉄道星景シリーズの一枚です。2024年には、第一橋梁と天の川を組み合わせたカットを取り上げました。
この場所を列車が通過する時間帯に天の川が構図へ収まる日は、何か月も前からカレンダーに書き込んでいました。その時期が近づくと、毎日天気予報とにらめっこです。 快晴が期待できる日、まだ明るいうちに現地へ向かいます。本番の時間帯になると、現地は完全な暗闇に包まれ、山の稜線以外は橋梁も只見川もどこにあるのかわからなくなってしまうからです。日没前にカメラのセッティングと構図づくりを済ませます。 天文薄明が終わる頃、光害の少ないこの場所では、私の目にも夜空にはっきりと天の川が浮かび上がってきます。遠くから汽笛とレールのジョイント音が聞こえてくると、ヘッドライトに照らされて橋梁と川面、そして川霧が暗闇の中から少しずつ姿を現します。
気動車が鉄橋を渡る音が谷間に響き渡ったその後、再び谷は静寂と暗闇に包まれます。でもそこには残像となった只見川へ繋がるように、銀河が頭上で輝いていました。
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6月の撮影後記です。今回は、釧路湿原を行く釧網本線です。
昨年は、中学生から高校生の頃を過ごした釧路地方へ久しぶりに帰る機会があり、何カ所かで撮影を楽しんできました。
釧網本線は変化に富んだロケーションが魅力で、子どもの頃はよく自転車に乗り、フィルムカメラを手に撮影へ出かけたものです。
当時、釧網本線の車窓から西側に広がる釧路湿原は、雄大ではあっても不思議と撮影意欲をかき立てられることは少なかったのですが、午前中の逆光の中で輝く達古武沼と、その周囲に広がる草原の風景だけはなぜか強く記憶に残っていました。
当時は今ほど鉄道撮影地の情報も流通しておらず、この界隈でも線路端から撮影することがほとんどでした。夢ヶ丘展望台の存在を知ったのは、新潟へ移り住んだ後のことです。
あの記憶の中の光景をどうしても写し取りたい。そして、撮影する前から「ここでは2.35:1のシネスコサイズでまとめたい」と感じていました。
経度が東に遠く、緯度も高い道東は、この季節になると朝が早いです。宿を出た午前4時頃には、すでに釧路の街は明るくなっていました。一番列車を撮り納めるため、片道2.3kmの林道を歩きます。展望台へ着く頃にはすっかり日も高くなっていましたが、そこから眺めた光景はまさに子どもの頃の記憶そのものでした。「ここに来られて本当に良かった…」
有名撮影地の絶景に感動することは多々あります。しかし、自分自身の記憶や思い入れのある風景を、その時の気持ちと重ね合わせながら撮影できることは、これほどまでに幸せなことなのかと改めて実感しました。
弥彦山 春 2026
撮影後記です。 今月は、こちらも長年追い続けている、この季節の弥彦山山頂から眺める朝日と越後線です。
5月、蒲原平野では一斉に田んぼの水張りが始まり、平野の外輪に位置する弥彦山からは、その広大な水鏡に映る朝日を眺めることができます。これこそが、新潟(下越地域)らしい、この季節ならではの風景の一つだと感じています。
全国各地には(朝日だけでなく夕日も含め)“光の道”を望める名所がありますが、私はいつか、この場所で光の道と鉄路が交差する光景を撮りたいと思っていました。
しかし、鉄路の前後に水鏡が広がる“抜けのある”場所は意外に少なく、そこに早朝の列車と光の道が重なるためには、太陽のその瞬間の方位や列車のダイヤ、さらにはカメラを構える自分自身の立ち位置など、多くの要素が複雑に絡み合います。
毎年さまざまな条件を検討し、いくつもの可能性を試してきましたが、ようやくその完成形を捉えることができました。
この季節、多くの風景写真家が水鏡とご来光を求めて山頂に集まりますが、その中で私が狙っていたものは、他の方々とは少し違っていたのかもしれません。
その瞬間、「やっと撮れた…」という感動と安堵の気持ちに包まれました。
カレンダー四月の撮影後記です。今月は長年撮り続けている桜の季節の弥彦駅です。
春の訪れ。まだ肌寒さが残るなか、季節の第一章は桜とともに幕を開けます。 道産子である私にとって“内地”の桜は、その生命力の強さがまるで違って感じられます。
幼いころから憧れ、夢に見ていた「日本の桜の風景」を、こちらに来てからずっと追い続けてきたように思います。
弥彦駅や新潟市関屋分水河川敷の桜は、まさにその憧れを形にした光景でした。
春の日差しに輝く桜の花に特別な愛おしさを感じるのは、日本人のDNAに刻まれた感性なのでしょうか?
終着駅で運転席を変える運転士さんも、きっとこの季節ならではの風景を、心のどこかで楽しまれているのではないかと思います。
近年、新潟でもフォトジェニックな桜の木が少なくなってきているように感じます。越後線信濃川分水の桜も、老木化により伐採されてしまいました。
だからこそ今年は、まだ見ぬ桜の光景を求めて、新たな場所へ足を運んでみたいと思います。
3月になりました。撮影後記、今月は三川の御前隧道を往くC57-180です。
まとまった大雪が何度かありましたが、この冬は2月中旬以降の気温が高くて、早くも雪解けが進み始めた新潟県です。 春の予兆を感じると、間もなく運行を開始するばんえつ物語号のことが気になり始めます。新潟での鉄道撮影ハイシーズンは、SLとともに始まります。
日没までの時間が長い時期で酷暑が始まる前の季節は、復路のばんえつ物語号の撮影がしやすい季節でもあります。
山間の磐越西線沿線で、夕方の繊細な光線条件を読むのも、この季節ならではの楽しみであります。 C57のヘッドライトに照らされた、御前トンネルの独特な内壁構造が引き立つのも、この季節ならではと思っております。

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このカットの夜明け前に撮影したスタートレイルです
sasasatumblog カレンダー撮影後記です。2月は魚沼の豪雪地帯を往く只見線です。
年明けの頃「今年は小雪かな?」と思っていたのですが、気がつけばあっという間にひと月が過ぎ、やはり雪国の冬が本気を出してきました。新潟県は現在大雪です。例年一番のピークを迎えるのは2月。これからの雪の量が少し心配でもあります。
北海道や県内各地で雪景色を撮影していますが、同じ雪景色でも場所が変わるとその表情は大きく異なります。その違いを生む大きな要素のひとつが積雪量です。
50cm〜1mほどで収まる地域もあれば、1m後半から2m以上にもなる豪雪地帯もあります。
全線を通して雪の多い只見線ですが、会津若松から会津川口付近までと、そこから県境前後と小出へ向かうエリアとでは風景の印象がまるで違ってきます。
雪の量が増えると、鉄道と雪との関わり方も変わります。豪雪地帯では線路は高い雪の壁に囲まれ、横から見ると気動車の床下はすっかり雪に隠れてしまいます。 沿線も木の少ない場所では目に入るものすべてが雪の下に埋まり、何も描かれていないキャンバスの様になります。
ファインダー越しに世界を切り取ると、鉄道はまるで広大な雪の海を進む一隻の船のようです。 その中には鉄道しか存在していないかのような、不思議な鉄道心象風景が広がります。
夏には想像もできなかった構図を見つけられるのは、雪国で撮影する者ならではの楽しみなのかもしれません。少し心配でもある2月の“ピーク”ですが、まだ見たことのない新しい景色に出会えるのではないかと、どこか楽しみにもしています。
新年あけましておめでとうございます。
sasasatumblog カレンダー撮影後記、2026年もよろしくお願いします。今年の1月は冬の室蘭本線北線と夕張岳です。小正月休みの帰省中に山好きな父と馬追丘陵の林道を登ってきました。
晴天のその日、石狩平野の東端を見下ろすそこからは、青空の向こうに夕張岳が見えました。あの山の向こうに南富良野、そして狩勝峠があるのですね。
この場所の雪景色で今年春に運用終了となるキハ40形の撮影は叶いませんでしたが、札幌近郊で美しい風景に恵まれたこのエリアは、今後も通ってみたい場所です。
今年も弊ブログの作品をまとめたカレンダーを作ることができました。15作目となる次のカレンダーを年末に作れる様に、今年も活動を続けていきたいと思います。
新作カレンダーはまだ受付ておりますので、ご興味のある方は是非。
新年も弊Blogをよろしくお願いします。
【1/11更新】2026年カレンダーおよび写真集「心象鉄道記」は完売しました。ありがとうございました。 2026年カレンダー 頒布/販売のお知らせ
今年で14作目となる恒例の卓上カレンダー 2026年版頒布のお知らせです。(*画像は2025年カレンダーのサムネイルです)
今年は数量限定で無料の小さなLサイズ版と一回り大きい有料のKGサイズ版(BOOTH通販)を用意しました。
【数量限定無料Lサイズ版】 ご希望の際は、sasasatumblogあっとgmail.com (あっと=@)にカレンダー希望の旨と、お名前、ご住所いただければ幸いです。予定数までご応募お待ちしております。
【有料KGサイズ版】 有料の通常配送版 は、お名前とご住所をBoothから通知を受けて、わたくしsasasatumblogが直接郵送させていただきます。(通常発送版では海外通販にも対応しております)
sasasatumblog 2026 calendar (通常発送版:sasasatumblgより直送) *Supports shipping outside Japan
また有料版には匿名郵送サービス「BOOTHのあんしんパック」版もあります。(通販サイトBOOTHが宛先管理をするので、送り手/受け手双方に個人情報が見えない状態で郵送されます)ぜひご利用ください。
sasasatumblog 2026 calendar (匿名配送版:BOOTHあんしんパック)
*通常配送版の方が若干送料がお安くなっています
そして弊Blogの写真集「心象鉄道記」は在庫わずかです。 現在販売中のこの作品は、初版の内容を一部編集して、収録点数を増やした増補改訂版です。
心象鉄道記 Railroad scenery in heart 2024 Enlarged edition (通常発送版:sasasatumblgより直送) 【Supports shipping outside Japan】
心象鉄道記 Railroad scenery in heart 2024 Enlarged edition (匿名配送版:BOOTHあんしんパック)
本日より在庫終了まで、写真集をご購入いただいた方には、KG版カレンダーを一つ添付させていただきます。そちらもご検討いただければ幸いです。
皆様からのご応募、お待ちしております。

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今年最後の撮影後記です。今月は2024年最終運行日のばんえつ物語号です。 新潟〜福島エリアで本格的に雪が降り始めるのは年末年始にかけてからですが、毎年決まって12月初旬に一度まとまった雪が降ります。そしてその日がその年のばんえつ物語号運転最終日に重なることがなぜか多いのです。
昨年12月8日のばん物最終日もその‘当たり年’で荒れた一日となりました。この日は撮影地に赴いたその後に蒸気機関車(C-57)の不調のためディーゼル機関車による代走になってしまったのを知りました。荒れた天候で‘真正面’からSLの煙のカットを狙っていた私は途方に暮れていました。
そんな代替カットを思案するため休憩していた国道沿いの駐車エリアで、自分の真後ろに隣県のフォロイ様がいらっしゃることに気づきました。いつもその日撮るカットの多くを事前に想定しているわたくしとアクシデントの残念さを共有しつつも、フォロイ様とお話ししているうちに今ある条件で楽しんでみようという前向きな気持ちになれました。 ファインダーの中のモノクロな光景で、‘真横’から狙った赤いピンチヒッターが予想以上に映えていて驚きました。 AIのプロンプトのように用意された絵を回収するのではなくその瞬間、目の前に見えている光景の中で一番自分が感動できるカットを見つけ出すことが写真の醍醐味なんだなとあらためて再確認しました。
今年も1年12枚、お付き合いいただきありがとうございました。来年のカレンダー、現在鋭意製作中であります。頒布/販売の告知を近々させていただきます。よろしくお願いします。
11月です。撮影後記はカレンダーシリーズで何度も取り上げている秋の磐越西線 大巻橋梁です。
只見線を含め磐越西線からキハ40系気動車がいなくなってしばらく経ちます。
かつてはカラフルにペイントされた車両がローカル線の象徴でしたが、今ではステンレスボディの近代的な車両が主役になっています。鉄道風景には、その車体色こそが大切な要素でしたが、それも希薄になってしまったように感じます。
でも新しいGV型車両に見慣れてきて、自分が以前と同じような‘色’ではなくその‘質感’に鉄道を感じるていることに気づきました。
沿線の繊細なディティールや複雑な色彩に満ちた自然風景の中で、車体の異質な質感や輝きは、これからの鉄道の表現には大切な要素なのかもしれません。
SLやDLが牽く客車列車の時代からほとんど変わらない沿線風景の中を、まるで異質な輝きと質感で鉄道車両を浮かび上がらせてみました。
スローシャッターは、それを強調するのには、面白いアプローチかもしれませんね。