『わたしを庇わないで』/石田夏穂
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『わたしを庇わないで』/石田夏穂

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『コーヒーにミルクを入れるような愛』/くどうれいん
心が温まる1冊だった。
タイトルの通り、少しの、日常の温かさだった。
くどうれいんさんの言葉って、棘のあるような感情であっても柔らかく表現されていて、私の中にある棘すらも柔らかくしてくれているような感覚になる。
ありがとうございますと伝えたい。
『楽しかったね でも 呪われていたね』 / 鈴木彩可
自分の人生に鎖をつけて生きてきた鈴木彩可さんの話。
歳を重ねることって怖いようで、楽しみなような。でも結局は未来に希望を持てるような言葉たちだった。
呪い(のろい)は、その時生きていくための呪い(まじない)でもあるんだと。それに気付けないことも多くて。
大人になっても自分のことよく分かってない。
『男ともだち』 / 千早茜
共感と羨望で、ずっとじんわりと目頭が熱い感覚だった。
年代も同じで、他人事に思えなかった。小説だけどさ。
男女って面倒臭いよね。クリエイティブな事をするって理解されにくいよね。そんな事を気にせずに進んでいけるような、お守りみたいな人が人生で1人でもいればいいのにね。
『愛に似たもの』/唯川恵
卑屈な人達ばかり出てくる、そんな1冊。
でも人間って"結局は"こんなもんなんだよなあと思う。
全ての話、終わり方がとても私好みだった。
綺麗に完結させない感じ、人生って感じが尚更する。

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『一万回話しても、彼女には伝わらなかったこと』/加藤千恵
何人もの女性の話がとても読み易く、何人もの女性の苦悩や葛藤が描かれていた。
恋愛小説ではないから、こういう人生もあるんだなと苦しくなることもなく、とても客観的に私は読むことができた。
『汝、星のごとく』/凪良ゆう
あまりにも涙が溢れた本だった。
正直話の内容としてはかなり辛くて、「もう読めない」と思う反面読む手を止められなかった。何処かへ1人で出かけた時、移動時間、徒歩の時ですら金次郎像のように読んでしまっていた。
大人の方が我儘で身勝手で、良い大人と称される人ですら何かを捨ててでも得たいものがあって、それに振り回される人もいて。女の強さや弱さ、怖さも全てを感じた1冊だった。生きていくことがとても怖くなったけれど、勇気を貰い、生き方の別の視点を貰った。たった1冊で、されど1冊で。
人は簡単に変わってしまうし、簡単には変われなくて。劇的な環境の変化で人は変わるけれど、でもそれってその環境を選択したり決断したりするのも自分次第で、人は自分の意思がないと絶対に変われないなと思った。変わらないことが良いという人もいれば、変わらなきゃいけないと言う人もいて、正解なんてないことは分かっているのに苦しくなるのは自分が停滞しているからと思っているからなのか。
『良い子でいたら幸せになれるんじゃなかったのかよ』/白瀬世奈
「過去の自分に、嫌われない、恥ずかしくない自分でいよう。これが私の「良い子」だ。」
このフレーズ、すごく良かった。
私も良い子で過ごさなきゃ、私の場合は良い明るいお姉ちゃんでいなきゃ、という想いが強く持ちながら生きてきたから。
私も20代後半、現在無職。3月から新しい職場。
これからの人生に希望を抱けた1冊だった。
ありがとうございますと伝えたい。
『デッドエンドの思い出』/よしもとばなな
胸がぎゅっとなるんだけど、きつく苦しく抱きしめられてるようなそんな感覚になる1冊ってあるよなあ。
そんな1冊は、凄く大切な、お守りになる。
ありきたりだけど、生きていることって素晴らしくて、生きていくことって希望だなと思えた。そう思えた自分にも、ちょびっと感動しちゃった。
悲しい涙とは違くて、強張っていた心身がほぐされて涙が出ちゃうような。そんな温かさがある。
1度でも落ちきった人の放つ光は繊細で綺麗だし、その人の本質的な優しさの裏には大きな影がいつもあるなと。そんな人でありたいね。
『おんなのことば』/茨木のり子
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」と始まる1冊。
周りのせいにせず、自分のことは自分で守り、自分のことは自分で育てていかないといけないね。
p38、湖が人の本質だとしたら、その本質を知るためには湖をダイビングしなくてはならないなと。霧が薄い日も濃い日もあるし、匂いも変わる事もあるから怖いなと思った。
霧の発生条件って、水温と気温の差によるものだったり、風が弱い穏やかな気象条件だったり。そうなると誰といると自分の魅力が引き出されるのかも変わるよね。
人間と自然って少し似てるのかもしれない。というよりも自然の一部が人間なのか。

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『感電しかけた話』/伊舎堂仁
とても独特な世界観の歌集だった。
好きな短歌が1つ。クスッと笑ってしまったページが1つ。
歌集は宝探しをしている気分になる。
この1冊、沢山の短歌の中で自分のお気に入りになるものを見つけ出すような。
でもこの本は帯紙に書かれてある言葉がいいななんて。
『大人は泣かないと思っていた』/寺地はるな
綺麗な終わり方だった。
小説でクスッと笑ってしまうことは初めてで、じんわりじんわり心が温まる物語だった。
主人公の時田君、凄く好きだったな。そしてこの人好きだなと思える自分で良かったなと。
でも
私は大人はたくさん泣くものだと思っていた。
『残り全部バケーション』/伊坂幸太郎
物語が面白いと言う言葉だけで終わらせたくない1冊だった。読み進める手が止まらなかったし、友人に勧められて、私も友人に勧めた。
「残り全部バケーション」は私もこの心意気でいたいと思った。
それぞれの章でじんわりと刺さる言葉が多かったけれど、人生は勝手に進んでいくからバックミラーばかり見る生き方はやめよう。
『小さな機械』/東ひかり
私にとって、お守りのような1冊になった。
1人になりたいのに孤独が辛かったり、眠る前理由も分からない悲しみに襲われた時に手元や枕元に置いている。
p48を読み、私もこの歳になってようやく、"心から"「優しい子だね」と言ってくれる人が現れ。私はきっとずっとこの言葉が欲しかったのだなと気づいた。
『Girl with short cut, about 20 years old, staring at us』/東ひかり
人の日記を読むって、なんだかいけないことをしている気持ちになる。
でも、私の日記を読んでいるみたいだった。
なぜか安心を感じた。
人からの励ましでの意味で「辛いのは貴方だけじゃないよ」と言われるとちょっぴり辛い。でも自分で「辛いのは私だけじゃないんだ」と思えると気持ちが楽になる。
少しだけ楽にしてくれるような1冊。
辛い状況にいる友人にプレゼントとして贈った。
すぐ連絡が来た。1日1ページ読んでると。嬉しい。

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『口が立つやつが勝つってことでいいのか』/頭木弘樹
とても読みやすかった。
もっと早く出会いたかった1冊になった。多くの人に読んでもらいたい。
もしね、子どもを授かったら、大きくなったら、まずはこの1冊を読んでほしいと思うほどに。
言葉の難しさを分かりやすく、感情の難しさを分かりやすく書かれている。言葉は感情の延長線だから。
でも、「思わず口にしてしまった言葉は、本心であることが多いだろう。しかし、100%ではない」なんて言葉を言ってくれる人いるんだという衝撃と安堵。
「弱さとは、より敏感に世界を感じることでもある。そこが見逃されがちで残念だ。」と。そうなると一概に『弱い・強い』と言う単語を使うことは難しいなと。腕力が強い=闘いに強いとは言い切れないしね。「その水になじめない魚だけが、その水について考え続けるのだ。」という言葉では、"弱さ"は思考の母体となると、それはその人の"強さ"なのではないかと思った。
『今日は誰にも愛されたかった』/谷川俊太郎・岡野大嗣・木下龍也
連詩。
そしてその後の対談。
読んで浮かび上がる情景の答え合わせというか、実はこんな意味が込められていたということがリアルタイムで分かる本というのは初めてで新鮮で、とても面白かった。
詩人はどのように世界が見えているのだろうと思っていたけれど、その世界を垣間見れた気がして嬉しい。