56パラシングルアンプ
古典球47の直結シングルアンプが予想以上に良い感じだったので、昔作ったコンデンサ結合の47シングルアンプを解体。空いたシャーシで何か作れないものかと考え、良い機会なので、いろいろ実験をすることにした。6L6系の出力管を使って、プレートチョーク、インプットトランス、クラーフ結合などなど、今まで試してみたかったけれども手を付けていなかったあれこれを試してみたものの、聴いた感触も測定結果もいまひとつ。正直、6L6やEL34はいまひとつピンと来ないのも正直なところ。ストックを漁っていたら、これまた古典球の56が8本ほど出てきた。
基本的には電力増幅やドライバに使う球だけれども、それなりに電流を流せるので、ラジオでは出力管に使う作例もあったはず。
シャーシに載っている出力トランスがTANGO M-757(5K-7K)なので、14Kのロードラインを引いてみる(上図)。やや苦しい感じもなきにしもしもだが、パラレルで使えば7KΩのタップを使える。
初段にはHY-615を使うことにした。以前使った717A同様、電極を横置きしたマッシュルーム管だが、こちらはさらにつのが2本生えている。
かわいいでしょう? 昔買った200Hのラジオ用チョークがあったので、HY-615はプレートチョーク負荷で使うことにした。まあ、実験の名残と言うか、お遊びです。と言っても、測ってみたらこのチョーク、DCRが7.7KΩもあったのでロードラインを引くことにした。
こっちを出力管に使っても良い感じだけど、それはまた今度。HY-615が数本しかないので、配線を工夫して6J5や6C5に差し替えられるようにしておく。HY-615よりも1.5〜2Vほどバイアスが深くなるが、差し替えは可能。
こんな感じでできた回路図は以下の通り。
赤文字は実測値。シャーシとトランスを流用しているので、電源トランスがオーバースペックだけれども、仕方がない。ヒーターの電圧が高めだったので、抵抗でドロップ。チョークインプットだけれども、電流がそれほどでもないのでトランスが唸ることもない。HY-615の定電流源には2SK30を4本使っているが、電流値が6〜8mAになるように本数は調整が必要。回路図には書き忘れたけれども、56とHY-615のヒーターはアースに落とすこと。デスクトップやベッドサイドで使うことが前提なので、出力は必要ない。たっぷりとNFBを掛けているけども、そこはお好みで。
ちなみにNFBを掛ける前の周波数特性は下図の通り。
低音スカスカっす。
で、NFBをたっぷり掛けた後の周波数特性は下図の通り。
PCで簡単に測っただけだけど、良い感じ。
いちおうハラワタも。シャーシが大きいと配線しやすくて良いね(当たり前)。
自画自賛ですが、すっきりとした聴き心地に仕上がりました。しかも、低音が嫌味なくしっかりと出ています。ホッとする音です。あれれ、ですます調になってしまった。















