――最後にもうひとつ。最新アルバム『SOFTLY』を聞いて思ったのが、2013年に亡くなられた大瀧詠一さんへのトリビュート的なお気持ちがあったのかな、ということなんです。「REBORN」のように、別れを経た後の“再会”を歌いこんだ曲も収録されていましたし。 「ここ10年で親しかった方たちが両手の指の数くらい亡くなりましたからね。大瀧さんもそうだし、筒美さんもしかり。編曲家として僕も大変お世話になった服部克久さんしかり」 ――中でも大瀧さんに関して、達郎さんがあえてコメントを控え、語らずにいたという印象があります。 「亡くなって、来年で10年になるんですよね。僕の周りでの、直後のあの異常な追悼ブームって、一体なんだったんだろう。なら、ご本人が生きているうちにもっと評価してあげたらと思う。同じようなことは、著名人が亡くなるたびに感じる。人の生き死にって、言葉は悪いけど“デス・ビジネス”とは違う、もっと真摯なところにあるんじゃないか。じゃあ何が真摯な対応なのか簡単には言えないけど、少なくとも僕が考えるものとは違ってた。そこには加担したくなかったというか」
山下達郎 坂本君と大瀧さんと…70年安保世代の音楽交遊録|文藝春秋digital @gekkan_bunshun #note
















