黒百合平の南には天狗岳が聳えています。天狗岳は東天狗岳と西天狗岳の双耳峰で、縦走路は天狗の名称の所以となった突起のある東天狗岳を通っています。黒百合平からは間近に見えますが、登ると1時間半ほどかかります。西天狗岳までは東天狗岳から往復で30分程度。西天狗岳からは北アルプス方面が遮るものもなく見渡せるので、特に天気の良い日には往復する価値はあります。
黒百合平の南側、天狗岳の裾にあたるところには火山岩で覆われた窪地があって、季節によってはスリバチ池という池が出現します。火山岩の水はけがいいからか、全く水がないことも多々あります。むしろ水を湛えた池が見られたら幸運だったと言えるでしょう。
黒百合平から東に向かって稜線に出たところは中山峠で、天狗岳へは直角に南へ折れるのですが、そのまま真っすぐ進むと急な下りになり、傾斜がゆるくなったあたりからは左には稲子岳の南壁を望み、やがてしらびそ小屋へ到着します。そこから稲子湯までは1時間半ほどのゆるやかな下りで、これも北八ヶ岳を満喫できるコースです。












